売れるLPの構成は「10要素」で決まる
ランディングページ(LP)の成果はデザインの美しさではなく構成の設計で8割が決まります。実際にCVR(コンバージョン率)が高いLPを分析すると、共通して含まれる構成要素は10個に整理できます。
本記事では、LP制作の実務経験をもとに「売れるLP」の構成テンプレートを業種別に紹介し、各セクションの具体的な書き方まで解説します。
LP構成10要素の一覧
順番 | 構成要素 | 役割 |
|---|
1 | キャッチコピー(ファーストビュー) | 3秒で「自分向け」と認識させる |
2 | 権威付け・実績数値 | 信頼を瞬時に獲得する |
3 | 問題提起 | 読者の悩みを言語化し共感を得る |
4 | 解決策の提示 | 商品・サービスが解決手段だと示す |
5 | ベネフィット | 利用後の理想の未来を描く |
6 | 導入事例・お客様の声 | 第三者の証拠で信頼性を強化 |
7 | サービス詳細・料金 | 意思決定に必要な情報を提供 |
8 | FAQ | 不安・疑問を先回りして解消 |
9 | CTA(行動喚起) | 具体的な次のアクションを促す |
10 | 追伸・限定オファー | 離脱直前の後押し |
ファーストビューの作り方|CVRを左右する最重要セクション
ユーザーの約70%はファーストビューだけで離脱すると言われています。最初の3秒で「自分ごと」だと感じてもらえなければ、どんなに良い内容でも読まれません。
ファーストビューに必要な3つの要素
- メインコピー:ターゲットの悩みを端的に言い当て、解決を約束する一文
- サブコピー:具体的な数値やメリットで裏付ける補足文
- CTA or ビジュアル:行動ボタンまたは成果を示す画像・動画
業種別キャッチコピー例
業種 | コピー例 | ポイント |
|---|
SaaS | 「導入3日で請求業務を80%自動化」 | 具体的な期間と数値で即効性を訴求 |
EC(化粧品) | 「皮膚科医の92.7%が推奨する保湿成分配合」 | 権威性+端数の数字で信頼度アップ |
スクール | 「未経験から6ヶ月でWebデザイナーに転職した347名の実績」 | Before/After+具体人数 |
BtoB | 「月間リード獲得数を平均2.4倍にしたMA導入支援」 | 成果倍率で費用対効果を明示 |
コピーを書く際は偶数より奇数、キリのいい数字より端数を使うと信頼性が高まる傾向があります。「約90%」より「87.3%」の方が具体性を感じさせるためです。
業種別LP構成テンプレート
LP構成は業種によって最適な順序と強調ポイントが異なります。ここでは4業種のテンプレートを紹介します。
SaaS・ITツール向けテンプレート
- ファーストビュー(課題解決+導入企業ロゴ)
- 3つの主要機能紹介
- 導入事例(業種別2〜3社)
- 料金プラン比較表
- 無料トライアルCTA
- FAQ
- 最終CTA(資料請求)
SaaS向けLPでは導入企業のロゴ掲載が特に効果的です。業種・規模別に複数掲載すると「自社と同じ業界でも使われている」と共感を得やすくなります。
EC・D2C向けテンプレート
- ファーストビュー(商品画像+限定オファー)
- 悩み共感セクション
- 商品の特長・成分説明
- 使用者レビュー・Before/After
- メディア掲載実績
- 定期購入の価格提示+CTA
- 返金保証・FAQ
- 追伸(限定特典の再提示)
スクール・教育向けテンプレート
- ファーストビュー(卒業生の転職実績)
- こんな悩みありませんか?
- カリキュラム概要
- 卒業生インタビュー3名分
- 他スクールとの比較表
- 料金・支払い方法
- 無料体験CTA
BtoB・コンサル向けテンプレート
- ファーストビュー(成果数値+対象業種明示)
- よくある課題3選
- サービスの仕組み図解
- 支援実績・導入事例
- 支援の流れ(ステップ形式)
- 担当者紹介
- 資料請求 or 無料相談CTA
- FAQ
BtoBのLPでは、才流の調査によると「問い合わせ」と「資料請求」の両方をCTAに設置することで、検討段階の異なるユーザーを取りこぼさず獲得できます。
CVRを上げる5つの実践テクニック
構成テンプレートに加えて、以下のテクニックを実装するとCVRをさらに改善できます。
1. CTAボタンの文言を具体化する
「送信」「申し込み」のような曖昧なボタン文言ではなく、クリック後に得られるものを明示しましょう。
- 悪い例:「お問い合わせ」
- 良い例:「無料で30秒見積もりを受け取る」
A/Bテストの結果では、具体的なCTA文言への変更だけでCVRが1.3〜1.5倍に向上した事例が報告されています。
2. 社会的証明を複数形式で配置する
- 導入企業ロゴ(ファーストビュー直下)
- 利用者の声(顔写真+実名が理想)
- メディア掲載バッジ
- 受賞歴・認証マーク
3. フォーム入力項目を最小化する
入力項目が1つ増えるごとにCVRは約5〜10%低下すると言われています。BtoBの資料請求であれば「会社名・氏名・メールアドレス」の3項目に絞るのが理想です。
4. ページ表示速度を3秒以内にする
Googleの調査では、モバイルでの読み込みが3秒を超えると53%のユーザーが離脱します。画像の最適化(WebP形式への変換)やファーストビュー以外の遅延読み込みが有効です。
5. AIでLPコピーを量産しA/Bテストする
ChatGPTやClaudeなどのAIツールを活用すれば、キャッチコピーやCTAの文言バリエーションを短時間で複数生成できます。重要なのはAIで生成した複数案を実際にA/Bテストで検証することです。
AIを活用したコンテンツ制作の詳細はAIライティングとSEOの両立ガイドも参考にしてください。
LPワイヤーフレームの作り方
構成が固まったら、実際のデザインに入る前にワイヤーフレーム(設計図)を作成します。
ワイヤーフレーム作成の4ステップ
- ターゲット・ゴール設定:誰に・何をしてもらうLPかを明文化
- 構成要素の洗い出し:上記10要素から必要なものを選定
- 情報の優先順位付け:ユーザーの心理フローに沿って並べ替え
- ラフレイアウト作成:各セクションの幅・高さ・配置を決定
ワイヤーフレーム作成には、Figma・Cacoo・PowerPointなどのツールが使えます。無料テンプレートを活用すれば、デザイン経験がなくても骨組みを作成可能です。
LP制作の費用相場
制作方法 | 費用目安 | 納期目安 | おすすめケース |
|---|
テンプレートツール(ペライチ等) | 0〜3万円/月 | 1〜3日 | テスト段階・小規模事業 |
フリーランスに依頼 | 10〜30万円 | 2〜4週間 | デザインにこだわりたい場合 |
制作会社に依頼 | 30〜100万円 | 1〜2ヶ月 | 戦略設計〜運用改善まで一括で任せたい場合 |
費用対効果を最大化するには、まずテンプレートで構成を検証し、CVRが確認できてから本格的なデザイン投資をする段階的アプローチが有効です。ホームページ制作費用の詳細はHP制作・リニューアル費用ガイドをご覧ください。
LP制作時に押さえたいSEOの基本
LPは広告流入が中心ですが、SEOを意識して制作することで自然検索からの流入も獲得できます。
- タイトルタグ・メタディスクリプションの最適化
- 見出し構造(h1〜h3)の適切な階層設計
- ページ表示速度のCore Web Vitals対応
- モバイルフレンドリーなレスポンシブ設計
コーポレートサイト全体のSEO施策についてはコーポレートサイトSEOチェックリストも合わせてご確認ください。
まとめ:テンプレートを活用して成果の出るLPを最短で作ろう
売れるLPの構成は、10要素のテンプレートに沿って設計すれば再現可能です。重要なポイントを振り返ります。
- ファーストビューの3秒で「自分向け」と認識させる
- 業種に合ったテンプレートをベースに構成を組み立てる
- CTAは具体的な文言で、複数箇所に配置する
- 公開後もA/Bテストで継続的に改善する
Mihataでは、質問に答えるだけでプロ品質のLPデザインを無料作成しています。構成設計からコーディングまで、最短2週間で公開可能です。「構成は分かったけど自分で作る時間がない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。