結論:ChatGPT(OpenAI)株は2026年8月時点でまだ買えない
まず結論からお伝えします。2026年8月26日時点では、ChatGPTの開発元であるOpenAIの株を、個人投資家が証券口座で直接買うことはできません。OpenAIは未上場(非公開)企業だからです。さらに言えば「ChatGPT株」という名前の銘柄は存在せず、正しくは開発元である「OpenAI」という会社の株を指します。
ただし、まったく投資の手段がないわけではありません。現実的な選択肢は次の3つに整理できます。①IPO(新規上場)後に米国株として買う、②pre-IPO(上場前)の二次市場で買う(米国の適格投資家=accredited investor限定)、③Microsoft(MSFT)などOpenAIに出資している上場企業の株を通じて間接的に投資する、の3つです。
このうち一般的な日本の個人投資家がすぐ実行できるのは「③Microsoft株などを通じた間接投資」、そして将来的には「①IPO後に米国株として買う」です。本記事では、最新の上場申請状況・想定時価総額・収益の実態を一次情報で確認したうえで、3つの方法と注意点を正直に解説します。
「OpenAIの上場(IPO)はいつ?」を先に知りたい方へ:2026年8月26日時点でも確定日は未定です。同日にSECのEDGARを企業名で再検索しましたが、OpenAI名義の公開版S-1は依然として1件も掲載されていません(機密申請のままで、一般に読める目論見書はまだ出ていない状態です)。OpenAIは2026年6月8日にSECへ機密申請を行い、報道では上場時期は2026年後半(早ければ9月、第4四半期=10〜12月、一部で2026年末・12月との観測)が有力視されています。ただしOpenAI自身は「時期は未定」とコメントしており、確定した上場日はありません。詳細は「OpenAIのIPOはいつ?」のセクションで時系列とともに解説します。
本記事は2026年8月26日時点の公開情報に基づく情報提供であり(同日にSEC EDGARで公開版S-1の不掲載を再確認しています)、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資は元本割れリスクを伴い、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。最新情報は各社のIR・証券会社の公式情報でご確認ください。
「ChatGPT株」は無い?OpenAIという会社の正体と特殊な資本構造
ChatGPTは製品名であり、株式として売買できる銘柄ではありません。投資対象となるのは、ChatGPTを開発・運営する企業「OpenAI」の株式です。OpenAIは2015年に非営利団体として設立され、その後に営利部門を抱える特殊な構造へと変化してきました。
2025年10月28日、OpenAIは資本構造の再編を完了し、営利部門をパブリック・ベネフィット・コーポレーション(PBC=公益重視の営利会社)「OpenAI Group PBC」へ移行しました。この再編により、非営利の「OpenAI Foundation」が営利会社の株式を保有しつつ統治する形が整いました(OpenAI公式)。
報道によると、再編後の持分は、OpenAI Foundation(非営利財団)が約26%、現・元従業員や投資家が約47%、そしてMicrosoftが約27%(希薄化後・転換ベース、評価額約1,350億ドル相当)とされています(CNBC)。この「Microsoftが大株主」という事実が、後述の間接投資のポイントになります。
OpenAIのIPO(上場)はいつ?最新スケジュールと申請状況【2026年8月26日時点】
結論:2026年8月26日時点で、OpenAIの上場(IPO)の確定日は未定です。報道では2026年後半〜2026年末(早ければ9月、第4四半期=10〜12月、一部で12月との観測)が有力視されていますが、OpenAI自身は「時期は未定」としています。
OpenAIの上場(IPO)は、2026年に入って一気に現実味を帯びてきました。ここでは最新の申請状況とスケジュール感を、確認できた一次・準一次情報に基づいて整理します。なお、経緯の数値は2026年6月12日時点の報道に基づくもので、最新の状況は上の【2026年8月26日 追記】を参照してください。今後も変動する可能性があります。
これまでの主な経緯と想定される今後のスケジュールを、時系列で整理すると次のとおりです。
時期 | できごと(2026年6月12日時点の報道による/最新状況は本文の追記を参照) |
|---|---|
2026年3月 | 資金調達ラウンドで評価額が約8,520億ドルに(直近の非公開評価額) |
2026年6月8日 | SECへ機密ベースのIPO申請(confidential S-1)をOpenAIが公表 |
2026年9月〜(早ければ) | 上場の最短の窓として観測される時期 |
2026年第4四半期(10〜12月) | 有力視される上場時期。一部報道は2026年末(12月)を観測 |
要点:OpenAIの上場は「2026年6月8日に機密申請済み・上場は2026年後半〜年末が有力だが日付は未確定」という状態が続いています。
【2026年8月26日 追記】機密申請から2か月半が経ちましたが、状況は動いていません。2026年8月26日にSECのEDGAR(企業名検索・form type=S-1)を再度直接確認したところ、結果は「No matching companies.」=OpenAI名義の公開版S-1(一般に閲覧できる目論見書)はまだ1件も掲載されていません。上場する取引所・ティッカーシンボル・公開価格・ロードショーの日程も、いずれも未公表のままです。米国のIPOでは公開版S-1がロードショーの2週間ほど前に出るのが通例なので、公開版S-1が出ていない=直近数週間での上場はないと読めます。米国のIPOでは公開版S-1がロードショーのおよそ2週間前に出るのが通例なので、8月26日時点でそれが出ていない以上、観測されていた「早ければ9月」のうち9月上旬〜中旬の線は事実上消えました。9月内の上場が残るとすれば9月下旬ですが、それには8月中の残りわずかな日数で公開版S-1が出る必要があります(なお、Reutersなど一部報道は2027年へのずれ込みの可能性にも触れています)。OpenAI自身は引き続き時期を明言していません。
申請日と引受幹事
OpenAIは2026年6月8日、米国証券取引委員会(SEC)に対して機密ベースのIPO申請(confidential S-1 draft submission)を行ったことを公表しました。機密申請とは、正式な目論見書を一般公開する前に、SECと非公開で内容を調整できる手続きです。公式発表では上場時期について「まだ決めていない。非公開企業のままのほうがやりやすいことがあるので、しばらくかかるかもしれない」と明記されています(原文: We have not decided on timing yet; it may be a while because there are things we want to do that are likely easier as a private company.)(OpenAI公式/CNBC)。
引受(主幹事)にはGoldman Sachs(ゴールドマン・サックス)とMorgan Stanley(モルガン・スタンレー)の名前が挙がっており、JPMorganも関与すると報じられています。
上場の目標時期(OpenAIのIPOはいつ?)
報道では、上場の時期は2026年後半(早ければ9月、第4四半期=10〜12月との観測。一部では2026年末・12月との見方)が有力とされています。市場の予想でも年末(12月末まで)の上場を見込む声が多いと報じられています。ただしOpenAI自身は「時期は未定(not decided on timing yet)」とコメントしており、上場日は確定していません。「非公開企業のままの方がやりやすいことがある」として、時期がずれ込む可能性にも言及されています(Crypto Briefing/CNBC)。
まとめると、「OpenAIの上場はいつ?」への2026年8月26日時点の答えは、「機密申請は2026年6月8日に完了済み、ただし公開版S-1はまだ出ておらず、上場は2026年後半〜2026年末が有力だが日付は未確定」です。
想定時価総額は最大1兆ドル規模
IPO時の想定時価総額(バリュエーション)は、最大1兆ドル規模に達するとアナリストは見ています。直近の非公開での評価額は約8,520億ドルとされており、上場時にはこれを上回る水準が意識されています。実現すれば、米国市場における史上最大級のIPOの一つとなります。
売上と赤字の実態
巨大な評価額の一方で、収益面は楽観を許しません。報道によると、OpenAIの年換算売上(ランレート)は2026年初時点で約250億ドル規模に達した一方で、大幅な赤字が続いており、2026年単年で約140億ドルの損失が見込まれるとされています。黒字化(収益化)の達成は2030年頃との見方が報じられています。「急成長だが、まだ大赤字」というのが実態です(関連報道)。
今からOpenAIに投資する3つの方法
未上場である現状をふまえ、OpenAIへ投資(またはエクスポージャーを得る)現実的な3つの方法を、それぞれの実行可能性とともに解説します。日本の一般的な個人投資家にとっての難易度も正直にお伝えします。
①IPO後に米国株として買う手順
最も王道なのが、上場後に米国株式として証券口座で買う方法です。OpenAIが上場すれば、日本の証券会社(米国株を扱うネット証券など)を通じて、上場後の市場価格で売買できるようになる見込みです。ただし上場直後は株価が乱高下しやすく、初値が割高になるケースも多いため、慌てて飛びつかない冷静さが重要です。具体的な口座開設の流れは後述します。
②pre-IPO二次市場の実態と制約
上場前の株式を売買する「pre-IPO(プレIPO)二次市場」も存在します。代表的なプラットフォームにForge Global、Hiive、EquityZenなどがあります。これらは既存株主(従業員や初期投資家)が保有株を売却する場です。
ただし制約が非常に大きい点を正直にお伝えします。これらの市場は基本的に米国の「適格投資家(accredited investor)」限定です。適格投資家とは、米国Regulation Dの基準で、年収20万ドル超(夫婦合算30万ドル超)または純資産100万ドル超(主たる住居を除く)などの条件を満たす投資家を指します。さらに最低投資額も数千〜数万ドル単位と高額で、日本の一般個人がOpenAI株をこれらの市場で買うのは基本的に難しいのが現実です(Hiive(適格投資家の基準))。
③Microsoft(MSFT)経由の間接投資
一般の個人投資家が今すぐ実行できる現実的な選択肢が、OpenAIに出資している上場企業の株を買う「間接投資」です。その筆頭がMicrosoft(ティッカー:MSFT)です。前述のとおり、Microsoftは再編後のOpenAI Group PBCの約27%(評価額約1,350億ドル相当)を保有する大株主とされています(Al Jazeera)。
MSFTはすでに米国市場に上場しているため、日本の証券会社でも普通に売買できます。MSFT株を持つことで、OpenAIの成長の一部に間接的なエクスポージャーを得られます。ただし、MicrosoftはOpenAI以外にも巨大な事業を多数抱える会社です。株価がOpenAIの動向だけで決まるわけではない点には注意が必要です。あくまで「Microsoftという会社全体への投資の一部にOpenAIが含まれる」という理解が正確です。
日本から米国株(IPO株)を買うには?証券口座と手順
将来OpenAIが上場した際、あるいはMicrosoftなどの米国株を買う際に必要となるのが、米国株を扱える証券口座です。日本からの一般的な手順は次のとおりです。
- 米国株対応の証券口座を開設する。SBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券が米国株取引に対応しています(取扱銘柄や手数料は各社で異なります)。
- 外国株取引の口座を有効化し、円から米ドルへ資金を用意する。円貨決済・外貨決済のどちらに対応するかは証券会社により異なります。
- 銘柄(ティッカー)を指定して注文する。上場後であればティッカーで検索して売買できます。
注意点として、人気IPOの「上場時の公募・売出し(初値で買う前の段階)」に日本の個人が参加できるとは限りません。多くの場合、まずは上場後の市場価格での購入になります。取扱いの有無・条件は必ず利用する証券会社の最新情報で確認してください。
OpenAIの「株価」はいくら?日本の証券口座で買える関連銘柄
OpenAI は未上場のため「株価」は存在しません。検索しても数字が出てこないのはそのためで、代わりに使われるのが資金調達ラウンドのたびに更新される評価額(バリュエーション)です。評価額は取引所の需給で毎日動く株価とは性質が違い、ラウンドが行われるまで更新されません。「今日の OpenAI の株価」という数字は、上場するまで存在しないと理解しておくのが正確です。
円建てで買える代表格はソフトバンクグループ(9984)
Microsoft(MSFT)に加えて、日本の投資家が円建て・東証の口座のままOpenAI へのエクスポージャーを取れる代表的な銘柄がソフトバンクグループ(証券コード9984)です。同社は OpenAI への大型出資を継続的に開示しています。
- 2026年2月27日、OpenAI への総額300億ドルの追加出資を発表。
- 2026年4月1日、第1トランシェとして100億ドル(1兆5,887億円)を SoftBank Vision Fund 2 経由で実行(ソフトバンクグループ公式リリース)。
- 2026年7月1日、第2トランシェとして100億ドル(1兆6,273億円)を実行(ソフトバンクグループ公式リリース)。
- 第3トランシェの100億ドルは2026年10月1日の実行を予定。公式リリースには「上場した場合には前倒しされる可能性がある」旨が記載されています。
いずれの出資も、2026年3月27日に締結したブリッジ・ファシリティ契約に基づく借入で資金を調達していることが同社リリースに明記されています。ここは見落とされやすい点で、OpenAI の評価額が上がれば含み益が乗る一方、調達が借入である以上、金利と負債の水準も同時に効いてくる構造になっています。
3つのルートの違いを整理する
ルート | 市場・通貨 | OpenAIとの関係 | 留意点 |
|---|---|---|---|
ソフトバンクグループ(9984) | 東証・円建て | Vision Fund 2 を通じた直接出資。追加出資は総額300億ドル規模 | Arm など他の保有資産と有利子負債の影響を強く受ける。株価が OpenAI 単独で決まらない |
Microsoft(MSFT) | 米国市場・米ドル建て | OpenAI Group PBC の大株主とされる | クラウド・OS・業務ソフトなど巨大事業を抱えるため、OpenAI の比重は相対的に小さい。為替リスクあり |
pre-IPO 二次市場 | 米国・米ドル建て | 既存株主からの持分取得 | 米国の適格投資家限定で、日本の一般個人には事実上開かれていない |
「OpenAI 株の買い方」を調べて行き着く現実的な答えは、上場まではこの間接ルートしかないということです。どのルートも OpenAI の業績だけで値動きが決まるわけではないため、「OpenAI に賭ける」つもりで買うと想定とずれた値動きに戸惑いやすい点は、あらかじめ理解しておく必要があります。なお本記事は事実の整理であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
投資前に知るべきリスク・注意点
YMYL(お金・健康に関わる重要情報)のテーマとして、メリットだけでなくリスクも正直にお伝えします。話題性が高いだけに、過熱には特に注意が必要です。
- 巨額の赤字が続いている:急成長中とはいえ、2026年単年で約140億ドルの損失が見込まれると報じられています。
- 黒字化はまだ遠い:収益化の達成は2030年頃との見方があり、それまでの資金繰りや競争環境に不確実性が残ります。
- 評価額の過熱リスク:最大1兆ドル規模の想定時価総額は、現在の売上水準に対して非常に高い倍率です。期待が先行している分、調整(株価下落)の余地も大きいといえます。
- 上場時期・条件の不確実性:OpenAI自身が「時期は未定」としており、上場が延期・変更される可能性があります。「いつ・いくらで買えるか」は確定していません。
- 特殊な資本構造:非営利財団が統治するPBCという構造は一般的な営利企業と異なり、株主の権利・ガバナンスの面で独自の論点があります。
- 為替リスク:米国株は米ドル建てのため、円高に振れると円換算の評価額が目減りします。
Anthropic(Claude)やSpaceXのIPOとの比較【2026年の3大IPO】
2026年は、OpenAIだけでなくAnthropic(Claudeの開発元)とSpaceXも相次いで上場準備に入り、「3大IPO」として注目を集めてきました。そしてSpaceXは2026年6月12日にNasdaqへ上場(ティッカー:SPCX、公開価格135ドル)し、3社の中で最初に上場済みとなりました。報道ベースで現状を比較表にまとめます(数値・状況はいずれも2026年6月12日時点の報道ベース・変動の可能性あり)。
項目 | OpenAI(ChatGPT) | Anthropic(Claude) | SpaceX |
|---|---|---|---|
主力事業 | 生成AI(ChatGPT) | 生成AI(Claude) | 宇宙・ロケット |
上場状況 | 機密申請段階(2026/6/8申請・未上場) | 機密申請段階(2026/6/1申請・未上場) | 上場済み(2026/6/12、SPCX) |
評価額(報道) | 約8,520億ドル(最大1兆ドル規模を観測) | 約9,650億ドル | 約1.77兆ドル(上場時) |
個人が今買えるか | 不可(未上場) | 不可(未上場) | 可(上場済み・米国株として) |
Anthropicは2026年6月1日に機密でIPO申請を行い、直近の評価額は約9,650億ドルとOpenAIを上回ると報じられています(CNBC)。一方、3社の中で手続きが最も先行していたSpaceXは、2026年6月12日にNasdaqへ上場し、公開価格135ドル・評価額約1.77兆ドルでデビューしました(Investing.com/CNBC)。つまり現在地は「SpaceX=上場済み/OpenAI・Anthropic=申請段階で未上場」です。SpaceX株の買い方は「SpaceXは6/12に上場」で詳しく解説しています。Claude(Anthropic)株の買い方やIPO時期については、姉妹記事「AI関連のIPO銘柄まとめ」もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
ここまでの内容のうち、検索でよく聞かれる点を短くまとめます。日付や数値は本文と揃えています。
よくある質問
OpenAI(ChatGPT)株は今いくらで買えますか?
2026年8月26日時点でOpenAIは未上場のため、証券口座で売買できる「株価」は存在しません。報道される評価額(直近で約8,520億ドル)はあくまで非公開市場での企業価値の目安であり、個人が買える価格ではありません。
OpenAIの上場(IPO)はいつですか?
2026年8月26日時点で確定日は未定です。OpenAIは2026年6月8日にSECへ機密申請を行い、報道では上場時期は2026年後半(早ければ9月、第4四半期=10〜12月、一部で2026年末・12月との観測)が有力視されています。ただしOpenAI自身が「時期は未定」とコメントしており、確定した上場日はありません。
OpenAI IPOの最新スケジュールは?
2026年8月26日時点では、(1)2026年6月8日にSECへ機密S-1申請を完了、(2)ただし同日にSECのEDGARを検索しても公開版S-1は掲載されておらず、取引所・ティッカー・公開価格・ロードショー日程も未公表、(3)上場の窓は早ければ9月、有力視されるのは第4四半期(10〜12月)、一部報道は2026年末(12月)や2027年へのずれ込みを観測、という状況です。主幹事はGoldman SachsとMorgan Stanleyと報じられています。
上場が近いかどうかは、何を見れば分かりますか?
最初のシグナルはSECのEDGARに公開版S-1(目論見書)が掲載されることです。米国のIPOでは公開版S-1はロードショー(機関投資家向け説明会)のおよそ2週間前に出るのが通例なので、掲載された時点で上場が現実的な射程に入ったと判断できます。次いで取引所とティッカーの決定、想定発行価格レンジの公表、ロードショー日程の公表という順に情報が出ます。2026年8月26日時点では、このいずれもまだ確認できていません。
いくらから投資できますか?
上場後であれば、日本の証券会社を通じて1株単位(または少額の単元)で買える見込みです。一方、pre-IPO二次市場は米国の適格投資家限定で、最低投資額も数千〜数万ドルと高額です。
「ChatGPT株」という銘柄はありますか?
ありません。ChatGPTは製品名で、投資対象は開発元のOpenAIの株式です。名前の似た無関係な銘柄に誤って投資しないよう注意してください。
今からOpenAIに投資する最も現実的な方法は?
一般の個人投資家にとっては、大株主であるMicrosoft(MSFT)など上場企業の株を通じた間接投資が、現時点で最も実行しやすい選択肢です。ただしMSFTの株価はOpenAIだけで決まるわけではない点に留意してください。
OpenAIの株価は今いくらですか?
OpenAIは未上場のため株価は存在しません。上場企業のように毎日値がつくのではなく、資金調達ラウンドのたびに更新される評価額(バリュエーション)で語られます。取引所で売買できる株価が生まれるのは上場後です。
日本の証券口座から円建てでOpenAI関連に投資する方法はありますか?
OpenAI株そのものは買えませんが、OpenAIへ出資している上場企業を通じた間接投資は可能です。円建てで買える代表格が東証のソフトバンクグループ(9984)で、同社は2026年2月27日に総額300億ドルの追加出資を発表し、4月1日と7月1日にそれぞれ100億ドルを実行したと開示しています。ただし株価はOpenAI以外の保有資産や負債の影響も受けます。
同じ「未上場のAI企業の株は買えるのか」という問いは、ヒューマノイドロボットのFigure AIでもよく検索されています。そちらはSECにS-1すら出ていない段階で、しかもNasdaqに社名の似た別会社(FIGR)が実在するため取り違えが起きやすい構図です。興味があればFigure AIの上場はいつかとFIGRとの違いを整理した記事も参考にしてください。
まとめ
2026年8月26日時点の結論を改めて整理します。ChatGPT(OpenAI)株はまだ直接買えません(未上場)。2026年6月8日にSECへ機密IPO申請が行われ、上場(IPO)の時期は2026年後半〜2026年末(一部で12月観測)が有力視されていますが、確定日は未定です。想定時価総額は最大1兆ドル規模に達する一方、巨額赤字が続き黒字化は2030年頃の見込みという実態も忘れてはいけません。なお同じ「3大IPO」のうちSpaceXは2026年6月12日にNasdaqへ上場済みとなり、OpenAI・Anthropicは申請段階という現在地です。
今からできる現実的な選択肢は、①IPO後に米国株で買う、②pre-IPO二次市場(米国適格投資家限定で一般個人は難しい)、③Microsoft(MSFT)など出資企業を通じた間接投資の3つです。話題性に流されず、リスクとご自身の投資方針を照らし合わせて判断してください。
なお、こうしたAIの最前線は投資対象としてだけでなく、自社の業務に取り込むことでも大きな価値を生みます。株の記事の最後に恐縮ですが、私たちMihataではChatGPTやClaudeを活用したブログ自動化・独自AI開発・AI導入支援を行っております。AIを業務でも活かしてみたいと感じた方は、よろしければあわせてご覧ください。ChatGPT・Claudeで成果を出すコツは「ChatGPT・Claudeで成果を出すプロンプトの書き方」も参考になります。
「上場したばかりのAI関連銘柄」を探している方は、2026年8月19日に上海科創板へ上場したUnitree(688836)の状況をまとめたユニツリー株は日本から買えるのかもあわせてご覧ください。