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Web制作2026.06.08

ホームページ制作 費用相場2026|「初期費用無料」の罠を総額で見抜く

ホームページを新規制作する費用相場は、2026年時点で依頼先によって大きく変わります。フリーランスなら5〜30万円、制作会社なら30〜150万円、ノーコードツールの自作なら初期費用0〜10万円台が目安です。ただし、ここで見落とすと数十万円単位で損をするのが「初期費用無料」の表示。多くは無料分が月額に上乗せされており、5年で総額100万円超になるケースもあります。この記事では、新規制作の相場を依頼先別の比較表で示し、「無料の罠」を総額で見抜く判断基準まで解説します。

2026年のホームページ新規制作 費用相場【依頼先別】

まず押さえたいのは、ホームページの費用は「ページ数」と「誰に頼むか」でほぼ決まるという点です。同じ10ページのコーポレートサイトでも、フリーランスと大手制作会社では数倍の開きが出ます。実務で相談を受けるときも、最初に整理するのはこの2軸です。

以下は2026年時点で確認できる相場を、幅を持たせてまとめたものです。サイトの仕様(オリジナルデザインか、テンプレートか)や搭載機能によって変動するため、あくまで目安として捉えてください。

依頼先

小規模(1〜5ページ)

中規模(10〜30ページ)

大規模・集客型

特徴

フリーランス

5万〜15万円

15万〜30万円

30万円〜

制作会社より3〜5割安いが対応範囲が限定的になりやすい

制作会社(中小)

15万〜50万円

50万〜150万円

100万〜400万円

分業で品質・安定性が高い分、人件費が乗る

大手・広告代理店

50万円〜

150万円〜

300万〜1,000万円以上

戦略設計込み。代理店経由は仲介手数料が2〜5割上乗せ

ノーコードツール自作

0万〜10万円

数万円〜

月額数千円から。デザイン・SEOの自由度に限界

金額の根拠はWeb幹事「ホームページ作成費用の相場【2026年最新版】」ferret One「ホームページ作成費用の依頼先別・規模別早見表」で公開されている相場を参照しています。両者を照らし合わせても、制作会社の中規模サイトはおおむね50万〜150万円のレンジに収まります。

なぜ同じページ数でも価格差が生まれるのか

価格差の正体は、主に「人件費」と「設計の深さ」です。制作会社はディレクター・デザイナー・コーダーが分業するため、その分の工数が単価に乗ります。一方フリーランスは1人で完結させるため安い反面、SEOや戦略設計まで踏み込めるかは個人差が大きいのが現場感覚です。

もう一つの変数が「オリジナルデザインか、テンプレートか」です。テンプレート流用なら10ページでも10万円台に収まりますが、ブランドに合わせたフルオーダーになると同じページ数で3〜5倍になります。見積もりを比較する際は、必ずこの前提を揃えて並べるのが鉄則です。リニューアルの場合は既存資産の活用度でさらに変わるため、ホームページリニューアル費用の相場と失敗しない進め方もあわせて確認すると、新規とリニューアルの判断がつきやすくなります。

「制作費」だけ見ると失敗する:維持費・運用費の相場

新規制作で最も見落とされるのが、公開後にずっとかかる維持費です。制作費が安くても、運用費が高ければ数年で逆転します。実務でトータルコストを試算するときは、必ず以下を月額・年額で足し合わせます。

  • インフラ維持費(サーバー・ドメイン・SSL):月数百〜数千円程度
  • 保守・更新費:月1万〜5万円(システム更新、軽微な修正)
  • SEO・運用コンサル:月10万円〜(戦略提案、コンテンツ改善を依頼する場合)

たとえば制作費50万円のサイトでも、保守3万円/月を5年続ければ運用費だけで180万円。制作費を超えます。「初期費用がいくらか」ではなく「3〜5年の総額がいくらか」で比較する——これが損をしないための第一原則です。この総額思考が、次に説明する「初期費用無料」の罠を見抜く鍵になります。

「初期費用無料」の正体と、損する仕組み

「初期費用0円」「制作費無料」という広告は2026年も健在ですが、無料には必ずカラクリがあります。代表的なのがリース契約型長期縛りの月額型の2つです。前者は特に注意が必要で、消費生活センターにも相談が後を絶ちません。

リース契約型:5年で総額100万円超になる仕組み

リース型は、制作費を無料に見せかけて、実態は「ホームページ作成ソフトやパソコンなどの有形物」をリース会社からリースさせる手口です。制作はおまけ扱いで、契約相手が制作会社ではなくリース会社になっているのが特徴です。総額の試算は単純で、月額が同じでも契約年数で膨らみます。

月額

契約期間

支払い総額

2万円

3年(36ヶ月)

72万円

3万円

5年(60ヶ月)

180万円

「初期費用無料」のはずが、最初から制作会社に一括で頼むより高くつくことが珍しくありません。さらに深刻なのが、契約構造に潜む以下の3つの不利です。これらはWeb幹事「ホームページのリース契約が危険な5つの理由」でも詳しく解説されています。

  • 原則中途解約できない:途中でやめても残期間のリース料や違約金を一括で請求される。
  • クーリングオフが効かない:事業目的の契約は特定商取引法の対象外。個人事業主でも「仕事用」と見なされ消費者保護を受けにくい。
  • 所有権が残らない:完済してもサイトは自社資産にならず、契約終了で消えることもある。

万一こうした契約でトラブルになった場合は、全国共通の消費者ホットライン「188(局番なし)」で国民生活センターに相談できます。本来ホームページは無形物でリースが成立しないとして、解約が認められた事例もあります。

長期縛りの月額型:解約金と所有権を確認する

リースほど悪質でなくても、健全に見える月額制(サブスク型)にも注意点はあります。チェックすべきは「最低契約期間と途中解約金」「契約終了後にサイトデータやドメインを引き継げるか」の2点です。ここが不透明なプランは、安く始められても乗り換え時に身動きが取れなくなります。「初期費用0円」プラン全般の仕組みと健全な見分け方は、初期費用0円ホームページ制作の仕組みと比較で個別に掘り下げています。

総額で損しないための見抜き方チェックリスト

「無料」「格安」の広告に出会ったら、契約前に次の項目を必ず確認してください。実務で見積もりを精査するときも、この順番で潰していきます。

  1. 契約相手は誰か:制作会社かリース会社か。リース会社が出てきたら一旦立ち止まる。
  2. 3〜5年の総額はいくらか:月額×契約月数+運用費を必ず計算し、一括発注の相場と比べる。
  3. 最低契約期間と中途解約金:何年縛りか、途中でやめるといくらか。
  4. 所有権の所在:完成したサイト・ドメイン・データは自社のものになるか。
  5. 運用費の内訳:保守費に何が含まれ、更新1回あたりいくらか。
  6. 見積もりの前提が揃っているか:ページ数・オリジナルデザインの有無を統一して相見積もりを取る。

このチェックを通すだけで、表示価格の安さに惑わされず、本当の総額で各社を横並び比較できます。なお近年はAIを使った自作という選択肢も増えましたが、ツールで作れることと「成果が出るサイト」を作れることは別問題です。判断材料としてAIでホームページは作れる時代。でも「成果の出るサイト」は作れるのか?も参考になります。

まとめ:相場と総額を知れば、無料の罠は避けられる

2026年のホームページ新規制作費用は、フリーランス5〜30万円、制作会社30〜150万円が中心レンジです。そして「初期費用無料」は、リースや長期縛りで月額に上乗せされている場合が多く、5年総額では一括発注を上回ることもあります。判断の軸は終始一貫して「初期費用ではなく3〜5年の総額」です。契約相手・解約条件・所有権の3点を確認すれば、大きな失敗は避けられます。

料金が透明で、何にいくらかかるかを最初に提示してくれる制作パートナーを選ぶことが、結果的にいちばん安く済みます。相場感を持ったうえで複数社に相見積もりを取り、納得できる1社を選んでください。

よくある質問

ホームページ制作で「初期費用無料」は本当にお得ですか?

多くの場合、無料分は月額に上乗せされています。とくにリース契約型は5年総額で100万円超になることもあり、一括発注より高くつくケースが珍しくありません。初期費用ではなく3〜5年の総額で比較するのが安全です。

フリーランスと制作会社、どちらに頼むべきですか?

小規模で予算を抑えたいならフリーランス(5〜30万円)、品質・安定性や戦略設計を重視するなら制作会社(30〜150万円)が向きます。SEOや集客まで求める場合は、対応範囲を契約前に必ず確認してください。

リース契約はなぜ危険なのですか?

原則中途解約できず、事業者間契約のためクーリングオフも効かず、完済してもサイトが自社資産にならないためです。契約相手がリース会社になっている場合は特に注意が必要です。

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