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AI活用2026.06.23

AI議事録ツール無料比較6選|Teams・Zoom対応の選び方と注意点【2026】

AI議事録ツールを無料で使うなら、月の会議時間が短く社内共有が中心なら「無料枠のある専用ツール(Notta・Fireflies・tl;dvなど)」で十分、TeamsやZoomを全社で使うなら「会議ツール標準のAI機能」を有料プランで使うのが基本です。本記事では2026年6月時点の各公式情報をもとに、無料で使える主要6サービスを料金・対応会議ツール・日本語精度・セキュリティの観点で中立に比較し、中小企業がコストを抑えて失敗なく選ぶための判断軸を整理します。

料金や無料枠は改定が多いため、本記事では確認できた範囲を「2026年6月時点」として記載します。導入前には必ず各公式サイトの最新料金もご確認ください。

AI議事録ツールでできること

AI議事録ツールとは、会議の音声をAIがリアルタイムまたは録音から文字起こしし、要約・タスク抽出まで自動で行うサービスの総称です。手書きやタイピングでの議事録作成に比べ、作成時間を大幅に短縮し、聞き逃しや書き漏れを減らせるのが最大の価値です。代表的な機能は次の通りです。

  • 自動文字起こし:会議の発言をテキスト化。多くは日本語を含む多言語に対応。
  • 話者分離(話者識別):「誰が」発言したかを区別して記録。
  • AI要約・決定事項/ToDo抽出:長い文字起こしから要点・決定事項・宿題を自動整理。
  • 会議ツール連携:Zoom・Microsoft Teams・Google Meetなどに参加して自動記録。
  • 検索・共有:過去の議事録を全文検索し、リンクで関係者に共有。

ただし注意したいのは、文字起こしも要約も100%ではない点です。専門用語・固有名詞・早口・複数人の同時発話は誤変換が起きやすく、要約も発言のニュアンスを取りこぼすことがあります。後述するように「最終的に人が確認する」前提で使うのが実務の鉄則です。

無料で使える主要AI議事録ツール6選 比較表【2026年6月時点】

ここでは「専用の議事録ツール」と「会議ツール標準のAI機能」を分けて比較します。前者は無料枠で試しやすく、後者はすでに使っている会議基盤にそのまま乗せられるのが利点です。

専用の議事録ツール(無料枠あり)

ツール

無料枠(2026/6時点)

有料の目安

対応会議ツール

特徴

Notta

月120分まで・1回あたり3分まで・AI要約は月10回まで

プレミアム月1,980円(月1,800分)

Zoom・Teams・Google Meet

国産系で日本語UI・日本語要約が扱いやすい。多言語対応も広い

Fireflies.ai

無料プランあり。文字起こしの保存上限800分など機能制限あり

Proが年払いで月10ドル前後〜

Zoom・Teams・Google Meet

会議に「ボット」が参加して自動記録。海外発で連携先が豊富

tl;dv

録画は無制限、文字起こし・要約も利用可。AIメモや一部機能に件数制限

有料は機能・保存拡張

Zoom・Teams・Google Meet

会議の録画+切り抜き共有に強い。30言語以上の文字起こし

LINE WORKS AiNote

個人向けフリープランは月300分まで(AI要約・Web会議録音は対象外)。法人プランは30日無料トライアル

法人有償は月19,800円(税抜)〜

録音アップロード中心。Web会議録音は有料

旧CLOVA Note系。日本語の文字起こしに定評

※無料枠の「分数」は1ヶ月あたりの目安で、保存期間や同時話者数などにも制限が設けられている場合があります。詳細は各公式の料金ページをご確認ください。

会議ツール標準のAI機能(Teams・Zoom・Meet)

会議基盤

議事録AIの利用条件

無料での可否

備考

Microsoft Teams

文字起こし(トランスクリプト)は有料Teams(Microsoft 365 Business Basic 月額899円〜が目安)が必要。Copilotでの自動議事録には別途「Microsoft 365 Copilot」(月額4,497円〜が目安)が必要

無料版Teamsでは文字起こし不可

すでにMicrosoft 365を使う企業なら追加導入の手間が少ない

Zoom

AI Companion(ミーティング要約)は有料のZoom Workplaceプランに追加費用なしで付属

無料アカウントでは不可

要約は英語が最も安定。日本語も対応するが品質差に留意

Google Meet

文字起こし・Geminiの自動メモはGoogle Workspaceの一定以上のプラン(Business Standard以上が目安)等が必要。場合によりGeminiアドオン契約が必要

無料アカウントでは不可

Google Workspace利用企業はそのまま議事録自動化が可能

つまり「完全無料で会議をそのまま自動議事録化したい」なら専用ツールの無料枠が現実的な選択肢で、Teams・Zoom・Meetの標準AIは原則として有料プラン前提だと理解しておくと、検討がスムーズです。

中小企業の選び方|無料で十分なケースと有料が要るケース

「とりあえず多機能なものを」と選ぶと、使わない機能にお金を払い続けることになりがちです。実務では、まず自社の会議の量と機密度から逆算するのが失敗しないコツです。

無料枠で十分なケース

  • 会議が短く・回数が少ない:1回30〜60分の社内ミーティングが週1〜2回程度なら、無料枠(例:Nottaの月120分、Firefliesの保存800分など)で回せることが多い。
  • 用途が社内メモ中心:自分や少人数チームの備忘・要点共有が目的で、厳密な記録や外部提出が不要。
  • まず試してから判断したい:30日トライアルや永続無料プランで、自社の会議音声での日本語精度を実地検証してから有料化を判断できる。

有料プランが必要になるケース

  • 会議時間が無料枠を超える:長時間会議が多い、参加メンバーが多く録音量が増える場合は、月の上限にすぐ到達する。
  • 全社・複数人で共有運用する:共有人数や保存期間の制限、管理者機能(権限・ログ)が必要になる。
  • 機密性が高くセキュリティ要件が厳しい:顧客情報・人事・経営に関わる会議では、データ保管場所や学習利用の有無を明確にできる契約プランが望ましい。
  • 既存基盤に統合したい:すでにMicrosoft 365やGoogle Workspaceを使うなら、Teams Copilotや Google Meet+Geminiなど標準AIを有料で使う方が、ツールが分散せず運用が楽になることが多い。

判断の目安としては、「無料枠で2〜3週間運用し、日本語精度に満足でき、毎月の会議量が無料枠に収まる」なら無料継続、どこかで詰まったらその要因(時間・共有・セキュリティ)に対応した有料プランへという段階的な進め方が、コストを最小化できます。

導入時の注意点|録音の同意・機密情報・誤変換

AI議事録は便利な反面、運用ルールを決めずに使うとトラブルの火種になります。最低限、次の3点は社内で取り決めておくと安心です。

1. 録音・記録の事前告知

日本では、自分が参加している会議や通話を録音すること自体は違法ではなく、過去の判例でも一方当事者による録音データの証拠能力が認められた例があります。ただし、自分が当事者でない会話の録音や、相手に一切知らせない記録は、プライバシーや個人情報保護の観点で問題になり得ます。実務では、会議冒頭に「記録・要約のため文字起こしを取ります」と一言告知し、相手の了解を得てから記録を始めるのが安全です。

2. 機密情報の取り扱い

顧客情報・人事・経営に関する会議をクラウドの議事録ツールに通す場合、データの保管場所・暗号化・「入力データをAIの学習に使うかどうか」を必ず確認しましょう。たとえばGoogle WorkspaceのビジネスエディションはGeminiの利用データを学習に使わないと明記しています。社外ツールを新規導入する前に、自社の情報管理ポリシーと照らして可否を判断するのが鉄則です。

3. 誤変換・要約ミスの人による確認

文字起こしも要約も100%ではありません。特に固有名詞・金額・日付・決定事項は誤りが重大な影響を与えるため、AIが作った議事録は必ず人が一読し、要点だけでも事実確認してから共有します。「AIが下書きを9割作り、人が1割を直す」という分担にすると、品質を保ちながら大幅に時短できます。

議事録から広げる業務効率化のヒント

AI議事録の導入は、社内のAI活用の「入り口」として最適です。会議の文字起こしや要約に慣れると、同じ発想を他の定型業務へ広げやすくなります。

  • 議事録→タスク管理の連携:抽出したToDoをそのままタスク管理ツールへ。Notion AIを使った中小企業の業務効率化7選では、メモや議事録を起点にした情報整理の進め方を解説しています。
  • 問い合わせ・書類作成の自動化:会議の要点を社内ナレッジとして蓄積し、総務・バックオフィス業務の自動化へ展開できます。AI総務で中小企業の管理業務を自動化する進め方もあわせて参考にしてください。
  • 全社のAIリテラシー底上げ:まず議事録のような「効果がわかりやすい業務」で成功体験を作り、徐々に対象業務を広げると定着しやすくなります。

「どのツールが自社に合うか分からない」「無料枠で試したが本格運用に踏み出せない」という場合は、現状の会議量・セキュリティ要件・既存ツールを踏まえて、最適な選び方や社内展開の進め方を一緒に整理することをおすすめします。Mihataでは、月1回のAIミーティングを通じて組織全体のAIリテラシーを高めながら、議事録のような身近な業務から無理なくAI活用を広げるご支援をしています。

よくある質問(FAQ)

無料のAI議事録ツールだけで業務は回せますか?

会議が短時間・少回数で、用途が社内メモ中心なら無料枠で十分なケースが多いです。月の会議量が無料枠(例:Nottaの月120分など)を超える、複数人で共有する、機密性が高い、といった条件が増えると有料プランの検討が必要になります。

TeamsやZoomの標準機能だけで議事録は自動作成できますか?

可能ですが、原則として有料プランが前提です。Teamsは文字起こしに有料ライセンス、Copilotでの自動議事録には別途Copilotライセンスが必要です。ZoomのAI Companionも有料のWorkplaceプランで利用できます。すでにこれらを使う企業は、ツールを増やさず議事録を自動化できる利点があります。

日本語の文字起こし精度はどのツールが高いですか?

精度は会議環境(マイク・話速・専門用語)に大きく左右されるため、一概には言えません。実務では、候補を2〜3つに絞り、自社の実際の会議音声で無料枠を使って比較するのが最も確実です。固有名詞や金額は誤変換が起きやすいので、最終確認は人が行う前提で運用しましょう。

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