Mihata
仕事効率化(DX)2026.06.14

デジタル化・AI導入補助金2026のスケジュール・締切一覧|申請を逃さない

「デジタル化・AI導入補助金2026のスケジュールと締切を、申請を逃さないために一覧で押さえたい」——本記事はその一点に絞ってまとめました。本制度は、これまでの「IT導入補助金」が令和7年度補正予算事業から名称変更されたもので、中小企業・小規模事業者がAIを含むITツールを導入する費用を支援します。締切は通年で複数回設定され、回ごとに受付期間が決まる運用です。

結論を先にお伝えします。2026年6月時点で公式に公表されているのは「第1次締切」のみで、受付は2026年3月30日に開始、第1次の締切は2026年6月15日です。それ以降の回は確定し次第の公表となるため、本記事では確定済みスケジュールと、締切から逆算した準備の進め方を中心に整理します。日付は事務局の発表で動くため、申請前には必ず最新の公募要領で確認してください。

なお、申請の具体的な手順や入力の流れは 申請のやり方を解説した記事 に分けてまとめています。本記事は「いつまでに、何を、どの順番で準備するか」に特化します。

デジタル化・AI導入補助金2026の公募スケジュール一覧

まず全体像です。本制度は単発の締切ではなく、年間を通じて複数の締切回が設けられる方式で運用されます。各回で「受付開始 → 締切 → 交付決定 → 事業実施 → 実績報告」という流れを踏みます。下表は、2026年6月時点で事務局が公表している確定スケジュールです。

項目

第1次締切(確定)

受付開始

2026年3月30日(月)10:00

申請締切

2026年6月15日(月)17:00

交付決定(予定)

2026年7月23日(木)

事業実施期間(予定)

交付決定後 〜 2027年1月29日(金)17:00

この第1次スケジュールは、通常枠・インボイス枠(インボイス対応類型/電子取引類型)・セキュリティ対策推進枠・複数者連携デジタル化・AI導入枠のいずれも同一日程で公表されています。第2次以降の締切は、本記事公開時点では公式に確定・公表されていません。

重要:補助金のスケジュールは事務局の運用や予算状況で変更・追加されます。本記事の日付は2026年6月時点の公式発表に基づきますが、申請の際は必ず事務局の事業スケジュールページと最新の公募要領で実際の日付をご確認ください。

各枠の締切と「締切時刻」の注意点

本制度には複数の申請枠があり、第1次締切時点ではいずれも同じ日程で運用されています。枠ごとに導入できるツールや補助の考え方が異なるため、自社がどの枠で申請するかを早めに決めておくと、後の準備がスムーズです。

申請枠

主な狙い

通常枠

業務効率化・DXに向けたソフトウェアやAIを含むITツールの導入

インボイス枠(インボイス対応類型)

会計・受発注・決済などインボイス制度対応のソフト・ハード導入

インボイス枠(電子取引類型)

受発注システム等を通じた電子取引環境の整備

セキュリティ対策推進枠

サイバーセキュリティリスクへの対策強化

複数者連携デジタル化・AI導入枠

複数の事業者が連携して取り組むデジタル化・AI導入

見落としやすいのが「締切時刻」です。第1次締切の場合、締切日当日の17:00をもって、申請マイページおよびIT事業者ポータルから事務局への申請・提出ができなくなります。「締切日中ならいつでも出せる」と誤解して当日の夜に作業を始めると間に合いません。締切は当日の昼17時と覚えておくのが安全です。

また、申請には自社(申請者)の作業だけでなく、ツールを提供する「IT導入支援事業者」との連携作業も含まれます。支援事業者側の入力や登録が必要になる場面があるため、締切ぎりぎりではなく、数日前には申請完了を目指す段取りが現実的です。

申請から交付決定までの流れ

締切から逆算するには、まず全体の流れを理解しておく必要があります。本制度の交付申請は、おおむね次のステップで進みます。各ステップに所要日数があるため、締切日だけを見て動くと前段の準備で詰まります。

  1. 事前準備:GビズIDプライムの取得、SECURITY ACTIONの宣言、導入ツールと支援事業者の選定
  2. 交付申請:申請マイページから、支援事業者と連携して必要事項を入力・提出
  3. 締切・審査:締切後に事務局が審査
  4. 交付決定:採択されると交付決定通知(第1次は2026年7月23日予定)
  5. 事業実施:交付決定後にツール契約・発注・支払い(交付決定前の発注・契約は補助対象外になるのが原則)
  6. 実績報告 → 補助金交付:事業完了後に実績報告し、確定後に補助金が支払われる

特に注意したいのは、交付決定の「前」に契約や発注・支払いをしてしまうと補助対象外になるという原則です。「締切に間に合わせる」ことと「フライングで発注しない」ことの両立が、この補助金の肝になります。

締切から逆算した準備カレンダー

ここが本記事の中心です。締切日から逆算して、いつ何を始めれば間に合うのかを具体的な所要期間とともに整理します。特にGビズIDプライムの取得は事務局が「発行までおおむね2週間」と案内しており、ここで詰まると締切に間に合わなくなる典型例です。

タイミング(締切からの逆算)

やること

目安の所要期間

締切の約4〜6週間前まで

GビズIDプライムの取得申請

発行までおおむね2週間(公式案内)

締切の約3〜4週間前まで

SECURITY ACTIONの宣言

宣言済アカウントID発行までおおむね2〜3日(公式案内)

締切の約3〜4週間前まで

導入ツール・IT導入支援事業者の選定

比較・相談に数日〜数週間

締切の約2週間前まで

交付申請の入力開始(支援事業者と連携)

事業計画・必要事項の準備に数日〜

締切の数日前まで

申請内容の最終確認・提出

当日17:00締切に余裕を持って

GビズIDプライムは、補助金申請のためのオンライン手続きに使う共通の事業者用アカウントです。発行に2週間程度かかるため、「申請しようと思った時にはもう間に合わない」ということが起こりがちです。締切回が決まる前でも、GビズIDプライムだけは先に取得しておくのが、最も確実なリスク回避策です。SECURITY ACTIONの宣言も申請前に必要な手続きで、こちらは数日で済みます。

自社にどのツールが合うか、どの枠で申請するかの判断に迷う場合は、早い段階で相談先を確保しておくと逆算がぶれません。AI・ITツールの導入方針づくりからご相談いただけます。

次回(今後の回)の見込みと最新情報の確認方法

「第1次を逃したら次はいつ?」という疑問は当然ですが、ここは正直にお伝えします。2026年6月時点で、第2次以降の締切日は公式に確定・公表されていません。事務局は「確定している募集回のスケジュールのみ公表する」方針を示しており、回が固まり次第、順次アナウンスされる運用です。

前身のIT導入補助金では、年間を通じて1〜2か月おきに締切が設定される傾向がありました。本制度2026でも複数回の締切が予定されていますが、具体的な日付を断定できる公式情報は現時点でありません。次回を当てにする場合も、確定発表が出るまでは「いつ公表されてもよいように準備を進めておく」のが安全です。

最新の締切は、必ず事務局の「事業スケジュール」ページと、中小企業庁の公募情報で確認してください。本記事の表は2026年6月時点のスナップショットであり、以降の追加・変更は公式情報が優先されます。

締切間際の注意とよくある手戻り

締切に間に合わせるうえで、申請者が実際につまずきやすいポイントを整理します。多くは「事前準備の所要期間を読み違える」ことに起因します。

  • GビズIDプライムの取得遅れ:発行まで約2週間かかるため、締切1週間前に着手すると間に合わない。最初に着手すべき手続き。
  • 締切時刻の誤解:締切は当日17:00。夜間や当日深夜には提出できない。
  • 交付決定前の発注・契約:交付決定を待たずにツールを契約・支払いすると補助対象外になるのが原則。
  • 支援事業者との連携待ち:申請は支援事業者の入力・登録が絡む。先方の対応時間を見込まず締切直前に動くと間に合わない。
  • 枠・類型の選び間違い:途中で枠を変えると入力をやり直す手戻りが発生。最初に申請枠を確定させておく。
  • 対象経費の思い込み:対象になるツールや経費は公募要領で定義される。「対象だと思っていた費用が対象外だった」を避けるため要領で要確認。

これらは、本記事の逆算カレンダーどおりに「GビズID → SECURITY ACTION → 枠・ツール選定 → 申請入力」の順で前倒しに進めれば、ほとんど防げます。

対象になるツール(AI・ITツール)とHP制作の考え方

最後に、本制度でどんなツールが支援対象になるのかを整理します。通常枠では、顧客対応・販売支援、決済・債権債務管理、供給・在庫・物流、会計・財務・経営、総務・人事・給与・法務といった業務プロセスを効率化するソフトウェアやクラウドサービス(AIを含むITツール)が対象とされています。補助対象経費には、ソフトウェア購入費やクラウド利用料(最大2年分)などが含まれます。

一方で、ホームページ(コーポレートサイト)の制作そのものを目的とした費用は、原則として対象になりにくい点に注意が必要です。本制度はあくまで業務プロセスのデジタル化・効率化を支援するもので、Webサイト単体の制作・集客が対象になるかは公募要領の定義によります。HP制作と補助金の関係は 補助金とホームページ制作の対象可否を整理した記事 で詳しく扱っています。

また、どのツールをどの支援事業者から導入するかは採択や使い勝手に直結します。支援事業者の選び方は IT導入支援事業者の選定ポイントをまとめた記事 も参考にしてください。最終的な対象範囲・補助率・上限額は、必ず最新の公募要領でご確認ください。

まとめ:締切を逃さない3つの行動

デジタル化・AI導入補助金2026のスケジュールは、2026年6月時点で第1次締切(受付開始3月30日・締切6月15日・交付決定7月23日予定)が確定しており、第2次以降は順次公表という状況です。締切を逃さないために、次の3つを先に動かしておきましょう。

  1. GビズIDプライムを今すぐ取得する(発行まで約2週間。締切回が決まる前でも着手可)
  2. SECURITY ACTIONを宣言する(数日で完了。申請前の必須手続き)
  3. 申請枠と導入ツールを早めに確定し、相談先を確保する

Mihataでは、AI・ITツールの導入方針づくりから、自社に合う使い方の検討までご相談いただけます。「どのツールで何を効率化すべきか」から一緒に整理したい方は、お気軽にお問い合わせください。

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