結論:Chromebookで時計を常時表示する方法
Chromebook(ChromeOS)には、スマートフォンのAOD(Always On Display)のように作業中の画面へ時計を常に重ねて出す機能はありません。標準の「スクリーンセーバー」は充電中かつ操作していないアイドル時だけ動くため、卓上の常時表示時計としては物足りません。そこで確実なのが、ブラウザで全画面時計サイトを開き、電源設定で自動スリープを止める方法です。手順は3ステップ、無料・インストール不要で、古いChromebookでも同じように使えます。
この記事では、ChromeOS標準機能でできること・できないことを整理したうえで、余ったChromebookをキッチンや作業机の常時表示時計に変える具体的な手順を、Googleの公式ヘルプで確認できた挙動だけにもとづいて解説します。
ChromeOS標準機能でできること・できないこと
まず、Chromebookに最初から入っている機能で「時計の常時表示」がどこまでできるのかを確認します。結論としては、近いことはできるが、真の常時表示(AOD)ではないという整理になります。
スクリーンセーバー(アンビエント表示)
ChromeOSには、写真やアニメーションを天気とともに表示するスクリーンセーバーがあります。設定はデスクトップを右クリックして「壁紙とスタイルを設定」→「スクリーンセーバー」を開き、トグルをオンにします(Chromebook ヘルプ)。ただし公式ヘルプには、「バッテリーを節約するため、スクリーンセーバーは充電中にのみ実行されます」と明記されています。つまり、電源に接続していないと動きません。
さらに大きな制約として、スクリーンセーバーはしばらく操作していないアイドル状態のときに起動するもので、作業中の画面に時計を重ねて出し続けるものではありません。表示されるのは主に写真・アニメーションと天気で、機種やバージョンによって時刻が添えられることはありますが、「AODのような常時表示の時計」ではないと理解しておくのが正確です。なお、学校や職場のアカウントではスクリーンセーバー自体を使えない場合があります。
電源設定(自動スリープの制御)
Chromebookは一定時間操作しないと画面が暗くなり、やがてスリープします。この挙動は電源設定で変更できます。右下の時刻をクリック→「設定」→左側の「システム設定」→「電源」を開き、「操作していないときに(充電中)」と「操作していないときに(バッテリー使用時)」の横で「ディスプレイをオンのままにする」を選ぶと、放置しても画面が消えなくなります(Chromebook ヘルプ)。同じ画面で「フタを閉じたときにスリープする」をオフにすることもできます。
このように、標準機能だけでも「画面を点けたままにする」ことは可能です。あとは、その点けっぱなしの画面に見やすい時計を表示すれば、常時表示時計が完成します。
項目 | 標準スクリーンセーバー | ブラウザ全画面時計+電源設定 |
|---|---|---|
時計を常に表示 | △(アイドル時のみ起動) | ◯(点けっぱなしにできる) |
電源に接続していない状態 | ×(充電中のみ動作) | ◯(設定次第で動作) |
作業中の画面に重ねる | × | ―(全画面で占有) |
費用 | 無料(標準機能) | 無料・インストール不要 |
古いChromebook | 対応機種による | ブラウザがあれば可 |
ブラウザ全画面時計を常時表示にする手順(無料・インストール不要)
ここからが本題です。アプリのインストールは不要で、Chromeブラウザと無料の全画面時計サイトがあれば、Chromebookを常時表示時計にできます。基本の考え方は「時計を全画面にする → 画面が消えないようにする → スクリーンセーバーで邪魔されないようにする」の3ステップです。パソコン全般での手順はPCで時計を大きく全画面表示する方法でもまとめており、Chromebookはその中でも特に相性のよい端末です。
手順1:時計サイトを全画面にする
ブラウザで時計サイトを開いたら、キーボード上部の「全画面」キー(フルスクリーンキー、位置はF4相当)を押します。これでタブやシェルフ(下部のバー)が隠れ、時計だけが画面いっぱいに表示されます(Chromebook ヘルプ)。全画面を解除したいときは、もう一度同じ「全画面」キーを押します。
手順2:自動スリープを止めて画面を点けたままにする
次に、放置しても画面が消えないようにします。手順は前述のとおり、「設定」→「システム設定」→「電源」で「ディスプレイをオンのままにする」を選びます。卓上に置いて使うなら充電しながらが基本なので、少なくとも「充電中」の項目を「ディスプレイをオンのままにする」にしておけば、時計が消えずに表示され続けます。
手順3:スクリーンセーバーを無効にする
電源設定で画面を点けたままにしても、スクリーンセーバーが起動すると時計サイトの上に写真が重なってしまうことがあります。常時表示時計として使う間は、デスクトップ右クリック→「壁紙とスタイルを設定」→「スクリーンセーバー」でトグルをオフにしておくと、時計だけがずっと表示された状態を保てます。
私たちMihataも、こうした使い方に向けた無料の全画面時計を公開しています。インストール不要・登録不要で、開いて全画面にするだけでシンプルな大きな時計になります。よろしければ常時表示の時計としてお使いください。
キッチンや作業机の卓上常時表示時計として使う
この方法がいちばん活きるのは、使わなくなった古いChromebookの再利用です。買い替えて余った1台をキッチンカウンターや作業机に置き、充電ケーブルにつないだまま全画面時計を表示しておけば、料理中の時間確認や、デスクワークの時間管理に役立つ卓上時計になります。画面が大きいぶん、離れた場所からでも時刻が見やすいのが利点です。
同じ発想はスマホやタブレットでも使えます。手持ちの端末を置き時計にしたい場合はスマホを置き時計にするアプリや、iPad・旧型タブレットを置き時計にする方法もあわせて参考にしてください。Chromebookはキーボード付きで自立させやすく、卓上時計との相性が良い端末です。
常時表示にするときの注意点
便利な一方で、正直にお伝えしておきたい注意点が2つあります。
1つ目はバッテリーと電力です。自動スリープを止めて画面を点けたままにすると、当然ながら電力を消費し続けます。バッテリー駆動のままだと早く減るので、卓上の常時表示時計として使うなら充電ケーブルにつなぎっぱなしが現実的です。2つ目は画面の焼き付きと寿命です。同じ時計を長時間表示し続けると、機種によっては表示の残りや劣化につながる可能性があります。気になる場合は、背景が暗めのデザインを選ぶ、使わない時間はスリープさせる、といった配慮をしておくと安心です。
スマートフォンのAODのように「消費電力を抑えつつ時計だけを薄く常時表示する」専用機能がChromebookにはないため、この方法はあくまで「画面を点けたまま時計を出し続ける」ものだという点は理解しておきましょう。スマホ側のAODの仕組みはAndroid時計を常時表示する方法(AOD)やiPhoneの時計を常時表示する方法で解説しています。
よくあるご質問
Q. Chromebookはスマホのような常時表示(AOD)に対応していますか?
A. 専用のAOD機能はありません。作業画面に時計を薄く重ねて常時表示する仕組みはなく、代わりに「全画面時計+電源設定で画面を点けたまま」にする方法で近いことが実現できます。
Q. 標準のスクリーンセーバーで時計をずっと出し続けられますか?
A. スクリーンセーバーは充電中かつ操作していないアイドル時にのみ起動し、主に写真やアニメーションを天気とともに表示するものです。作業中の画面に出し続けたり、常時表示の時計として使ったりする用途には向きません。
Q. 自動スリープを止めるとバッテリーはどうなりますか?
A. 画面を点けたままにすると電力を消費し続けるため、バッテリーは通常より早く減ります。卓上の常時表示時計として使う場合は、電源に接続したまま使うのがおすすめです。
Q. 古いChromebookでもできますか?
A. できます。今回の方法はChromeブラウザの全画面表示と電源設定だけを使うので、特別なアプリを入れなくても、余った古いChromebookをそのまま常時表示時計として再利用できます。
Q. 使う時計サイトは無料ですか?
A. Mihataが公開している全画面時計は無料・インストール不要で使えます。開いて全画面にするだけなので、Chromebookの常時表示時計としてそのままご利用いただけます。