「iPhoneの画面に時計をずっと表示しておきたい」と感じたことはありませんか。デスクで作業中、キッチンで料理中、ベッドサイドの置き時計代わりとして――iPhoneを常時表示の時計にできれば、わざわざ画面をタップする手間が消えます。本記事では、iPhone 14 Pro / 15 Pro / 16 Pro / 17 Pro に搭載された「常時表示ディスプレイ」の使い方から、常時表示非対応のiPhone 13以前やSEでも常時表示風に時計を出す裏技まで、Mihataが実用視点でまとめました。
iPhoneの「常時表示ディスプレイ」とは何か
常時表示ディスプレイ(Always-On Display)は、iPhoneをロックしていても画面を完全に消さず、時計やウィジェット、壁紙を薄暗く表示し続ける機能です。Apple Watchで先行採用されていた仕組みが、iPhone 14 Proシリーズ以降のProモデルに搭載されました。
常時表示とStandByに対応しているiPhoneモデル
常時表示はハードウェア要件があり、すべてのiPhoneで使えるわけではありません。一方でStandByはiOS 17が動作するすべてのiPhone(iPhone XS以降)で利用可能です。2026年5月時点での対応状況は以下の通りです。
モデル | 常時表示ディスプレイ | StandByモード |
|---|---|---|
iPhone 17 Pro / 17 Pro Max | 対応 | 対応(常時点灯可) |
iPhone 17 / 17 Air | 非対応 | 対応(点灯し続けない) |
iPhone 16 Pro / 16 Pro Max | 対応 | 対応(常時点灯可) |
iPhone 15 Pro / 15 Pro Max | 対応 | 対応(常時点灯可) |
iPhone 14 Pro / 14 Pro Max | 対応 | 対応(常時点灯可) |
iPhone 14 / 15 / 16 / 17(無印・Plus) | 非対応 | 対応(約20秒で消灯) |
iPhone 13シリーズ / SE 第2・第3世代 / iPhone XS〜12 | 非対応 | 対応(約20秒で消灯) |
ポイントは、StandBy機能自体はiOS 17が動作する iPhone XS以降の全機種 で利用できるということ。ただし「画面を点灯し続ける(常時オン)」のは、ProMotion(1Hzまで可変するリフレッシュレート)と省電力ディスプレイ を備えたProモデルだけ。それ以外の機種ではStandBy画面はタップやSiriで一時的に点灯し、約20秒で自動消灯します。
常時表示と「StandBy」モードの違い
iOS 17以降で追加された「StandBy(スタンバイ)」モードは、横向きで充電中に大きな時計やウィジェットを表示する機能です。StandBy自体はiOS 17に対応する全機種で使えますが、画面を つけっぱなしにできる のは常時表示対応のProモデルだけ。それ以外の機種ではタップやSiriで一時的に点灯する形になります。
iPhone 14 Pro以降のProモデルで常時表示をオンにする方法
対応モデルなら、設定はシンプルです。出荷時はオン状態ですが、節電のために自動でオフになっているケースもあるので、一度確認しておきましょう。
基本のオン/オフ設定
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 下にスクロールし「常にオン」をタップ
- 「常にオンディスプレイ」のスイッチをオンにする
このメニュー内では、壁紙の表示/非表示、通知の表示/非表示も個別に切り替えられます。情報量を減らしてシンプルな時計だけにしたい人は、両方オフにすると黒背景+時計のミニマル表示になります。
バッテリー消費を抑える集中モード連動
常時表示は1Hzまでリフレッシュレートを落とすため公称ではバッテリーへの影響は小さいですが、より節電したい場合は 集中モード(おやすみモードなど)で常時表示を自動オフ にできます。「設定」→「集中モード」→任意のモード→「画面のオプション」から「常にオンディスプレイ」をオフにしておくと、就寝中だけ画面が真っ暗になります。
常時表示が点灯しない時のチェックリスト
- iPhoneを伏せて置いていないか(顔を伏せて検知すると消灯)
- ポケットや鞄の中に入っていないか(近接センサーで消灯)
- 低電力モードがオンになっていないか(オン中は常時表示停止)
- Apple Watchが離れていないか(連携してオフになる場合あり)
これらは仕様であり故障ではありません。意図的に「気を散らさないため」の設計になっています。
StandByモードを「置き時計化」する活用術
常時表示対応モデルとMagSafe充電器(または横置きスタンド)を組み合わせると、iPhoneがそのままベッドサイドクロックやデスククロックに変身します。常時表示非対応モデルでも一時的な置き時計としては十分機能します。
StandByを起動する条件
StandByは、以下3条件がそろうと自動的に起動します。
- iPhoneが充電中(有線・MagSafe・Qiいずれも可)
- iPhoneを横向きに固定
- iPhoneがロック状態
初回はStandByを有効化するメニューが出るので「続ける」をタップ。以降は条件を満たすたびに自動起動します。
時計表示のカスタマイズ
StandByには3つのビューがあり、左右スワイプで切り替えできます。時計表示にしたい場合は3画面目までスワイプし、上下スワイプで5種類のクロックスタイル(デジタル、アナログ、ワールド、ソーラー、フロート)を選択。色味も長押しから変更できます。
StandByの「物足りなさ」と限界
便利なStandByですが、充電中・横向き・ロック中 という3条件が必須です。「デスクで縦置き充電しながら時計を出したい」「PCの横にスタンドなしで立てて時計表示したい」「iPhone 13で常時時計を出したい」といった用途には対応しきれません。ここで次章の「ブラウザで開く時計アプリ」が選択肢に上がってきます。


