「iOS 28はいつ出るのか」を調べに来た方に、先に結論をお伝えします。2026年9月21日時点で、Appleは次期iOSについて名称・発表時期・配信時期のいずれも公表していません。「iOS 28」という名前すら、Appleが正式に使ったことはまだありません。
ただし、手がかりがゼロというわけではありません。Appleが公開しているセキュリティリリース一覧をさかのぼると、過去6世代のiOSメジャーアップデートは、すべて「WWDC基調講演で発表 → その98日後または105日後の月曜日に配信開始」という並びになっています。これは推測ではなく、Apple公式ページで1件ずつ日付を確認できる実績です。
この記事では、その実績表を出典リンク付きで全部並べたうえで、「そこから何が言えて、何は言えないのか」を正直に切り分けます。リーク情報の紹介はしません。Appleが発表した瞬間に、このページは確定情報で書き換えます。
現時点でわかっていること(=Appleは何も発表していない)
次期iOSについて、2026年9月21日時点でAppleの一次情報から確認できるのは、次の3点だけです。
- 次期iOSの名称・バージョン番号は未発表。 Appleのニュースルームにも開発者向けサイトにも、iOS 27の次に関する記載はありません。
- 2027年のWWDC(世界開発者会議)の日程も未発表。 Apple Developerのイベントページは現在もWWDC26の内容を掲載している状態で、次回開催の告知は出ていません。
- 現行の最新版はiOS 27で、2026年9月14日にiPadOS 27・macOS 27 Golden Gate・watchOS 27などと同時に提供が始まりました(日本では翌15日未明)。
つまり、「iOS 28は2027年9月◯日に出ます」と日付まで書いてある記事があれば、それは現時点ではAppleの一次情報に基づいていません。この記事でも日付は断定しません。
そもそも「iOS 28」という呼び方は正しいのか
Appleはバージョン番号の付け方を一度大きく変えています。iOS 18の次はiOS 19ではなく、いきなりiOS 26でした(2025年6月発表・同年9月配信)。以降はiOS 27が2026年秋、という具合に「配信の翌年」に合わせた番号が付いています。
この並びがそのまま続くなら、iOS 27の次はiOS 28になります。ただしAppleがこの命名規則を将来も維持すると公式に約束したわけではないため、この記事では「iOS 28(=次期iOS)」を、あくまで通称として扱います。番号が飛んだ前例がある以上、名称も確定情報ではありません。
過去6世代のiOSメジャー版|発表日と配信開始日の一覧
ここがこの記事の本体です。Appleのセキュリティリリース一覧と、各バージョンの発表プレスリリースから、1件ずつ日付を突き合わせました。日付はAppleの一覧の表記(米国時間基準)です。日本では配信開始が翌日未明にずれます。
バージョン | 発表日(WWDC基調講演) | 配信開始日 | 発表から配信までの日数 |
|---|---|---|---|
iOS 27 | 2026年6月8日(月) | 2026年9月14日(月) | 98日 |
iOS 26 | 2025年6月9日(月) | 2025年9月15日(月) | 98日 |
iOS 18 | 2024年6月10日(月) | 2024年9月16日(月) | 98日 |
iOS 17 | 2023年6月5日(月) | 2023年9月18日(月) | 105日 |
iOS 16 | 2022年6月6日(月) | 2022年9月12日(月) | 98日 |
iOS 15 | 2021年6月7日(月) | 2021年9月20日(月) | 105日 |
配信開始日の出典は、Appleが公開しているAppleセキュリティリリース一覧(iOS 18以降)と、その過去分である2022〜2023年分・2020〜2021年分です。このページはApple自身が各アップデートのリリース日を記録しているもので、噂サイトを経由せずに日付を確認できます。
発表日の出典は各バージョンのプレスリリースです。iOS 27(2026年6月8日)、iOS 26(2025年6月9日)、iOS 18(2024年6月10日)、iOS 17(2023年6月5日)、iOS 16(2022年6月6日)、iOS 15(2021年6月7日)の6本です。
この実績から読み取れること・読み取れないこと
実績として言えること
上の表を並べ直すと、6世代すべてに共通している事実が3つあります。
- 発表はすべてWWDCの基調講演日、しかも6回とも月曜日。 WWDCは毎年6月上旬に開催され、初日の基調講演で次期iOSが披露されてきました。
- 配信開始はすべて9月、しかも6回とも月曜日。 最も早い年で9月12日、最も遅い年で9月20日と、9日間の幅に収まっています。
- 発表から配信までの日数は98日か105日のどちらかしかない。 週数に直すとちょうど14週か15週です。6世代で他の値は一度も出ていません。
もうひとつ、日程告知のタイミングも手がかりになります。AppleがWWDC26の開催週を告知したのは2026年3月23日でした。次期iOSの「発表がいつか」を最初に知れるのは、この開催日告知が出るタイミングになります。
それでも断定できない理由
実務でこの手の予測を扱うときに一番危ないのは、「過去がこうだったから今年もこうなる」を事実として書いてしまうことです。上の3点はあくまで過去の実績であって、Appleの約束ではありません。実際、直近でも次のような例外が起きています。
- バージョン番号は実際に飛んだ。 iOS 18の次がiOS 26になった前例があり、「番号が1つ増える」という前提すら保証されていません。
- 配信日には1週間以上のブレがある。 9月12日の年もあれば9月20日の年もあり、「◯日」まで絞り込める規則性はありません。
- 機能単位では後ろにずれることがある。 iOS 27では、Siri AIの日本語対応が本体の配信とは別スケジュールで案内されました。「OS本体の配信日=自分が使いたい機能が来る日」とは限りません。
したがってこの記事の立場は、「次期iOSの発表は例年どおりならWWDCの基調講演、配信は9月になる可能性が高い。ただし日付はAppleの発表を待つしかない」です。ここから先を埋めているページがあれば、その根拠がAppleの一次情報かどうかを確かめてから読んでください。
対応機種はどう決まってきたか(実績ベース)
「自分のiPhoneは次のiOSに対応するのか」も、同じく未発表です。ただし、こちらも過去の切り捨て実績が判断材料になります。Appleのセキュリティリリース一覧には、各バージョンの対応機種も記載されています。
バージョン | 対応iPhoneの下限 | 前バージョンから対象外になった機種 |
|---|---|---|
iOS 27 | iPhone 11以降 | なし(iOS 26と同じ) |
iOS 26 | iPhone 11以降 | iPhone XS / XS Max / XR |
iOS 18 | iPhone XS以降 | なし(iOS 17と同じ) |
iOS 17 | iPhone XS以降 | iPhone 8 / 8 Plus / X |
iOS 16 | iPhone 8以降 | iPhone 7以前 |
iOS 15 | iPhone 6s以降 | — |
読み取れるのは、下限が上がったのは5回の世代交代のうち3回で、2回は据え置きだったという点です。つまり「毎年必ず1機種以上が切られる」わけではありません。現にiOS 27の対応機種はiOS 26と同じiPhone 11以降で、2年連続で据え置かれています。
一方で、iPhone 11は2019年発売のモデルです。iOS 26・27と2世代続けて下限に居座っているため、次の世代で切り上げが起きるとすれば最も候補になりやすい位置にあるのは事実です。これも断定ではなく、「据え置きが2年続いた後の世代」という条件が過去のどの切り上げとも違うため、過去の実績からは予測しきれない、というのが正直なところです。
なお、対応機種に載っていても一部のAI機能だけ対象機種がさらに狭いというのが近年のパターンです。iOS 27でもSiri AI関連の機能は本体の対応機種より新しいiPhoneが必要でした。「対応機種に入っている=全機能が使える」ではない点は、次期iOSでも同じ構造になる可能性が高いと考えています。
次のiOSを待つべきか、いまiOS 27を入れるべきか
「どうせ次が出るなら、いまのアップデートは見送ろうか」と考える方もいますが、次期iOSが配信されるのは早くても約1年先の見込みです。1年間iOS 26のまま待つ、という選択にはあまり実益がありません。
実務で判断材料にしているのは、次の3点です。
- セキュリティ修正は最新版に集中する。 Appleは旧バージョン向けにも修正を出しますが、内容は最新版のほうが手厚くなります。業務用の端末ほど、ここを軽視しない判断が要ります。
- 不具合の出方は配信直後の数週間で落ち着く傾向がある。 配信初日に飛びつく必要はありませんが、次の世代まで1年待つ理由にはなりません。
- 業務アプリの対応状況が最優先。 勤怠・会計・POSなど、業務で使うアプリの動作確認が済んでいない段階で組織全体を上げるのは避けるべきです。これは個人の端末とは別の判断軸になります。
判断の詳しい分かれ目はiOS 27を入れるべきかの判断にまとめています。すでに上げた後で気になる症状が出ている場合は、iOS 27で確認できている不具合のほうが役に立つはずです。配信のタイミングそのものについては、iOS 27が日本時間の何時に配信されたかの実績が、次回の待ち方の参考になります。
このページの更新方針
先回りで書いている記事なので、更新のルールを先に明示しておきます。
- Appleが次期iOSを発表した日に、このページを全面的に書き換えます。 URLは変えません。正式名称・発表日・配信予定・対応機種・主要な新機能を、Appleの一次情報だけで差し替えます。
- 2027年のWWDC日程が告知された時点でも更新します。 発表日が確定した段階で、上の実績表に「発表日」が1行増える形になります。
- リーク・噂は掲載しません。 発表前の情報源としては、Appleのニュースルームと開発者向けサイト、セキュリティリリース一覧しか使っていません。
- 中身が変わっていないのに日付だけ更新することはしません。 「最終更新」が新しいのに内容が古い、という状態を避けるためです。
最終確認日:2026年9月21日(この時点で、次期iOSに関するAppleの発表はありません)
Mihataでは、AI機能を含むOSやツールの更新を業務にどう取り込むかのご相談も受けています。記事の最後で恐縮ですが、「社内のiPhone・iPadをいつ上げるか決められない」「AI機能を業務でどう使えるか整理したい」といった段階のご相談も歓迎しておりますので、よろしければ覗いていただけると嬉しいです。
よくある質問
iOS 28はいつ発表されますか?
2026年9月21日時点で、Appleは次期iOSの発表時期を公表していません。過去6世代はすべて6月上旬のWWDC基調講演で発表されており、iOS 27は2026年6月8日に発表されました。ただしAppleの公式な予告ではないため、日付は断定できません。
iOS 28はいつ配信されますか?
未発表です。実績としては、過去6世代の配信開始日は2021年9月20日・2022年9月12日・2023年9月18日・2024年9月16日・2025年9月15日・2026年9月14日で、いずれも9月の月曜日でした。発表から配信までは98日か105日のどちらかです。
次のiOSの名前は本当に「iOS 28」ですか?
Appleは次期バージョンの名称を発表していません。iOS 18の次がiOS 26になった前例があるため、番号が1つ増えるという前提自体が確定情報ではありません。この記事では通称として扱っています。
iPhone 11は次のiOSに対応しますか?
未発表です。iPhone 11はiOS 26・iOS 27と2世代続けて対応機種の下限になっています。過去5回の世代交代では下限が上がったのが3回、据え置きが2回で、毎年必ず切り捨てが起きるわけではありません。
次のiOSを待って、いまはアップデートしないほうがいいですか?
次期iOSの配信は早くても約1年先の見込みのため、待つ実益は小さいと考えています。判断はセキュリティ修正の手厚さ、配信直後の不具合の落ち着き方、業務アプリの対応状況の3点で決めるのが現実的です。