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AI活用2026.11.04

Apple WatchでSiri AIを使う方法|対応機種とiPhoneの条件

2026年11月4日時点の情報です。Siri AI(ベータ版)は2026年10月26日(米国時間)の watchOS 27.2 で日本語に対応し、Apple Watch でも日本語のまま使えるようになりました(Apple「watchOS 27 のアップデートについて」)。ただし Apple Watch の Siri AI は、腕時計の機種だけでなく、ペアリングしている iPhone の機種でも使えるかどうかが決まります。この記事では Apple Watch ユーザガイドに書かれている内容だけを根拠に、使える組み合わせ、オンにする手順、呼び出し方、Siri アプリの使い方、前の Siri に戻す方法を整理します。

結論:Series 9 以降の Apple Watch と iPhone 15 Pro/16 以降の組み合わせなら使える

Apple のガイドは、Apple Watch で Siri AI を使える条件を「watchOS 27以降を搭載した Apple Watch Series 9以降、Apple Watch Ultra 2以降、および Apple Watch SE 3で、Apple Intelligence が有効になっている iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、または iPhone 16以降のモデルとペアリングしていて、Siri とデバイスの言語が対応している言語に設定されている場合」と書いています(Apple WatchのSiri AIを使い始める)。日本語は 27.2 で加わったので、日本語で使うなら watchOS 27.2 への更新が前提です。

オンにする場所は Apple Watch ではなく iPhone の設定アプリです。「Siri」から「新しいSiri(ベータ版)を試す」をタップすれば、Apple Watch 側も Siri AI に切り替わります。

項目

Apple Watch で Siri AI を使う条件(Apple 公式の記載)

Apple Watch

Series 9 以降、Ultra 2 以降、SE 3

watchOS

watchOS 27 以降(日本語は 27.2 から)

ペアリングする iPhone

iPhone 15 Pro/15 Pro Max、iPhone 16 以降で、Apple Intelligence が有効

言語

Siri とデバイスの言語が対応言語(日本語・英語・フランス語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語)

使えない条件

EU の watchOS(当初)、中国本土、13歳未満

そのほか

ベータ版。1日あたりの使用上限あり。Siri の利用にはインターネット接続が必要

使える組み合わせ・使えない組み合わせ

いちばん見落としやすいのは iPhone 側の条件です。Apple Watch が Series 10 や Ultra 3 のような新しい機種でも、組んでいる iPhone が iPhone 15(無印)や iPhone 14 以前だと Siri AI は使えません。逆に iPhone が iPhone 17 でも、Apple Watch が Series 8 以前なら watchOS 27 自体が入らないので対象外です。

Apple Watch

ペアリングしている iPhone

Siri AI

Series 9 以降・Ultra 2 以降・SE 3

iPhone 15 Pro/15 Pro Max・iPhone 16 以降(Apple Intelligence オン)

使える

Series 9 以降・Ultra 2 以降・SE 3

iPhone 15(無印)/15 Plus・iPhone 14 以前

使えない(iPhone 側が条件外)

Series 9 以降・Ultra 2 以降・SE 3

対応 iPhone だが Apple Intelligence がオフ

使えない(iPhone で Apple Intelligence をオンにすれば可)

Series 8 以前・Ultra(初代)・SE(第2世代)以前

どの iPhone でも

使えない(watchOS 27 の対象外)

自分の Apple Watch が watchOS 27 の対象かどうかはwatchOS 27 の対応機種一覧で確認できます。iPhone 側の条件と症状別の原因はSiri AI が使えない原因にまとめています。

Apple Watch で Siri AI をオンにする手順

手順は Apple Watch のガイドどおり、ペアリングしている iPhone で行います。

  1. Apple Watch を watchOS 27.2 以降、iPhone を iOS 27.2 以降にしておく(日本語で使う場合)
  2. iPhone で設定アプリを開き、「Siri」をタップする
  3. Siri がオフの場合は「Siriをオンにする」→「新しいSiri(ベータ版)を試す」をタップする
  4. Siri はオンだが前のバージョンを選んでいた場合は「新しいSiri(ベータ版)を試す」をタップする
  5. 画面に表示される指示に従う

Apple Watch の更新が出てこない場合はwatchOS 27 にアップデートできないときの対処を、27.2 で何が変わったかはwatchOS 27.2 の配信内容を参照してください。

Apple Watch で Siri AI を呼び出す方法

呼び出し方は従来の Siri と同じです(Apple WatchでSiriを使用する方法)。腕時計は画面が小さいので、声で呼ぶ方法を2つ以上オンにしておくと使い勝手が上がります。

呼び出し方

やり方

オフにする場所(Apple Watch の設定アプリ)

手首を上げて話す

手首を上げて、そのまま Apple Watch に話す

「Siri」→「手首を上げて話す」

呼びかける

「Hey Siri」または「Siri」と話しかけてから用件を言う

「Siri」→「“Siri”または“Hey Siri”を聞き取る」

Digital Crown

Digital Crown を長押しし、聞き取り中の表示が出たら話す

「Siri」→「Digital Crownを押す」

文字盤から

watchOS 27 の「Siriモジュラー」文字盤にある Siri コンプリケーションをタップ

文字盤を変える

呼び出したあとは手首を下げても大丈夫で、応答があると手首がタップされます。Siri からの質問に答えたり会話を続けたりするときは、Digital Crown を長押ししてから話します。声を出しにくい場所では、設定アプリの「アクセシビリティ」→「Siri」で「Siriにタイプ入力」をオンにすると文字で頼めます。

応答を声で返すか、画面だけにするか

Apple Watch の設定アプリで「Siri」→「Siriの応答」を開くと、読み上げを「常にオン」「消音モードで制御」「ヘッドフォンのみ」から選べます(Apple WatchでSiriが応答する方法を変更する)。会議中や電車内で使うことが多いなら「消音モードで制御」にしておき、同じ画面の「Siriキャプションを常に表示」をオンにしておくと、音を出さずに答えを読めます。

Apple Watch で Siri AI に頼めること

Apple のガイドは、Siri AI でできることを「あらゆるトピックの質問」「メッセージ・メール・写真などから必要なものを見つける」「アプリ内でアクションを実行する」の3つに分けて例を挙げています。

  • 調べものの質問:「チェスの遊び方を人に教えるにはどうしたらいい?」のように、iPhone を出さずに詳しい答えを聞ける
  • 自分の情報から探す:「来週のダンス教室はどこ?」「“週末のプロジェクト”メモに最後に追加したものは何?」のように、メモやメッセージの中身から答えを見つける
  • アプリの操作:「エクササイズゴールを45分に更新して」のように、アプリを開かずに設定や予定を変える

腕時計で効くのは、手がふさがっている場面です。たとえば移動中に「次の打ち合わせの場所は?」と聞く、運動中にアクティビティの目標を変える、といった「iPhone を取り出すほどではない用事」が Apple Watch の Siri AI の守備範囲です。長い文章を読む・比べるといった用途は画面の大きい iPhone や Mac の Siri AI、iPad の Siri AI に任せるほうが向いています。

Siri アプリで会話を続ける・見返す

Siri AI をオンにすると、Apple Watch に専用の Siri アプリが加わります(Apple WatchのSiriアプリを使う)。iPhone で始めた会話を Apple Watch で引き継げるのが特徴で、同じ Apple Account にサインインしていればチャット履歴が端末間で同期されます。

やりたいこと

操作

新しい会話を始める

Siri アプリを開き、新規チャットのボタンをタップしてから話す

今の会話を続ける

Siri を呼び出してから話す

履歴を見る

Siri アプリを開いて下にスクロール

ピン留め・削除

チャットを左にスワイプしてボタンをタップ

Siri AI をやめて前の Siri(クラシック)に戻す方法

Siri AI はベータ版なので、反応の速さや答え方が合わなければ前の Siri に戻せます。iPhone の設定アプリで「Siri」を開き、下部の「Siriをオフにする」でいったんオフにしてから、「Siriをオンにする」→「Siri(クラシック)を使用」をタップします。もう一度試したくなったら、同じ画面の「新しいSiri(ベータ版)を試す」から戻れます。

使う前に知っておきたい注意点

  • 1日の使用上限がある:Apple は Siri AI を含むサーバ側のモデルに依存する機能に1日あたりの使用上限を設けています。上限は機能・リクエストの複雑さ・システムの利用状況などで変わり、利用枠を広げるオプションは今後有料で提供される予定です(詳しくはSiri AI の回数制限の解説)。
  • インターネット接続が必要:Apple Watch 単体(モバイル通信モデル)で使う場合は通信料金がかかることがあります。
  • 電池の減り:watchOS 27 は、電池を長持ちさせるために「手首を上げて話す」などをオフにするよう提案する通知を出すことがあります。気になる場合はwatchOS 27 のバッテリー対策もあわせて確認してください。

仕事で使うなら、まず「声で済む用事」から

Apple Watch の Siri AI は、長い調べものより「予定の確認」「リマインダーの追加」「メモの中身の確認」のような短い用事で力を発揮します。まずは1週間、iPhone を出す前に Apple Watch に聞く習慣を試し、答えが外れた用事だけ iPhone に戻すと、自分に合う使い分けが早く見つかります。回数の上限が変わりうるうちは、毎日必ず動くことが前提の業務手順には組み込まないほうが無難です。

私たちは、こうした AI の機能を日々の仕事にどう組み込むかを一緒に考えるお手伝いもしています。記事の途中で恐縮ですが、社内の端末での試し方に迷われましたら、気軽にご相談いただけたら嬉しいです。

よくある質問

Apple WatchでSiri AIは日本語で使えますか?

使えます。Appleは2026年10月26日(米国時間)のwatchOS 27.2でSiri AIの日本語対応を始めました。Apple Watch Series 9以降・Ultra 2以降・SE 3で、Apple Intelligenceを有効にしたiPhone 15 Pro/15 Pro Max/16以降とペアリングしていることが条件です。

Apple Watch Series 10なのにSiri AIが出てきません。

ペアリングしているiPhoneが条件を満たしていない可能性が高いです。AppleのガイドはiPhone 15 Pro、15 Pro Max、iPhone 16以降でApple Intelligenceが有効になっていることを条件にしています。iPhone 15(無印)や14以前と組み合わせていると、Watch側が対応機種でもSiri AIは使えません。

Apple WatchでSiri AIをオンにする設定はどこですか?

Apple Watchではなく、ペアリングしているiPhoneの設定アプリで行います。「Siri」をタップし、「新しいSiri(ベータ版)を試す」をタップして画面の指示に従います。Siri自体がオフの場合は先に「Siriをオンにする」をタップします。

Apple WatchのSiri AIに回数制限はありますか?

あります。AppleはSiri AIを含むサーバ側のモデルに依存する機能に1日あたりの使用上限を設けており、上限は機能やリクエストの複雑さ、システムの利用状況などで変わるとしています。利用枠を広げるオプションは今後有料で提供される予定です。

前のSiriに戻すことはできますか?

できます。iPhoneの設定アプリで「Siri」を開き、Siriをいったんオフにしてから「Siriをオンにする」をタップし、「Siri(クラシック)を使用」を選びます。

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