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AI活用2026.11.01

iPadでSiri AIを使う方法|対応機種と前のSiriに戻す手順

2026年11月1日時点の情報です。Siri AI(ベータ版)は2026年10月26日(米国時間)の 27.2 のソフトウェアアップデートで日本語に対応し、iPad でも iPadOS 27.2 に上げれば日本語のまま使えます(Apple Newsroom「Siri AI、日本語で提供開始」)。ただし対象は M1 以降のチップを積んだ iPad と iPad mini(A17 Pro 以降)だけで、無印の iPad は今の最新機種でも対象外です。この記事では Apple の iPad ユーザガイドに書かれている内容だけを根拠に、対象機種の見分け方、オンにする手順、iPad ならではの呼び出し方、そして「やっぱり前の Siri に戻したい」ときの手順を整理します。

結論:M1以降のiPadかiPad mini(A17 Pro以降)なら、設定アプリの「Siri」から試せる

Apple の iPad ユーザガイドは、Siri AI を使える条件を「iPadOS 27以降を搭載したiPad mini(A17 Pro以降)またはM1以降を搭載したiPadの各種モデルで、Apple Intelligenceが有効になっていて、Siriとデバイスの言語が対応している言語に設定されている場合」と書いています(iPadでSiri AIを使い始める)。日本語は 27.2 で加わったので、日本語で使うなら iPadOS 27.2 への更新が前提です。

オンにする場所は設定アプリの「Siri」で、「Siri AI(ベータ版)を試す」をタップするだけです。iPhone と同じく声でもボタンでも呼べますが、iPad ではファイルや写真を長押しして「Siriに頼む」、Siri アプリにキーボードで打ち込むといった、画面の広さを生かした使い方が便利です。

項目

iPad での条件(Apple 公式の記載)

OS

iPadOS 27以降(日本語は 27.2 から)

機種

M1以降を搭載した iPad、または iPad mini(A17 Pro以降)

設定

Apple Intelligence をオン/Siri とデバイスの言語を対応言語に

言語

当初は英語・フランス語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語

使えない人・地域

13歳未満/中国本土。EU の iPadOS では当初は利用できない

回数

サーバ側のモデルに依存する機能は1日の使用上限あり(変動)

接続

インターネット接続が必要

iPhone での手順とできること全体はSiri AIの使い方(日本語対応・できること7つ)、Mac はMacでSiri AIを使う方法にまとめています。この記事は iPad に絞った補足です。

Siri AIが使えるiPad・使えないiPad

条件は「M1 以降」か「iPad mini(A17 Pro 以降)」の2つだけなので、手持ちの iPad のチップで判断できます。iPadOS 27 に対応している機種のうち、チップで分けると次のとおりです(機種名は iPadユーザガイド の「iPadOS 27に対応しているiPadのモデル」の表記に合わせています)。

シリーズ

Siri AI が使える

Siri AI が使えない(iPadOS 27 は入る)

iPad Pro

11インチ(第3世代)・12.9インチ(第5世代)=M1/11インチ(第4世代)・12.9インチ(第6世代)=M2/M4・M5 モデル

11インチ(第2世代)・12.9インチ(第4世代)

iPad Air

iPad Air(第5世代)=M1/M2・M3・M4 モデル

iPad Air(第4世代)

iPad mini

iPad mini(A17 Pro)・iPad mini(A20 Pro)

iPad mini(第6世代)

iPad(無印)

なし

iPad(第9世代)・iPad(第10世代)・iPad(A16)

見落としやすいのは無印の iPadです。いちばん新しい iPad(A16)でも M1 以降の条件を満たさないので、iPadOS 27.2 に上げても「Siri AI(ベータ版)を試す」は出てきません。機種名が分からないときは、設定アプリの「一般」→「情報」で「機種名」を確認できます。iPadOS 27 自体の対応機種はiPadOS 27の対応機種にまとめています。

iPadでSiri AIをオンにする手順

Apple のユーザガイドの手順は次のとおりです(iPadでSiri AIを使い始める)。

  1. iPadOS 27.2 に更新する:設定アプリの「一般」→「ソフトウェアアップデート」。項目が出てこない場合はiPadOS 27が表示されないときの対処を先に確認してください。
  2. Apple Intelligence をオンにし、言語を日本語にしておく:Siri の言語とデバイスの言語の両方が対応言語である必要があります。
  3. 設定アプリで「Siri」をタップする。
  4. Siri がオフなら「Siriをオンにする」→「Siri AI(ベータ版)を試す」、オンなら「Siri AI(ベータ版)を試す」をタップし、画面の指示に従う。

「Siri AI(ベータ版)を試す」自体が見当たらない場合は、機種・OS・言語・年齢・地域のどれかで条件から外れています。切り分けの順番はSiri AIが使えない原因7つで表にしてあります。

iPadでSiri AIを呼び出す方法6つ

Apple のユーザガイド「iPadでSiriをオンにして起動する」に載っている起動方法を、使う場面ごとに並べ直しました(iPadでSiriをオンにして起動する)。上の2つは従来の Siri と共通で、3〜5 は Siri AI がある場合に増える方法、6 は Siri AI の専用アプリです。

#

操作

向いている場面

1

「Siri」または「Hey Siri」と話しかける(設定でオンにしている場合)

手がふさがっているとき

2

Touch ID のある iPad はトップボタン、ホームボタンのある iPad はホームボタンを押さえたままにする

消音モード中(ボタンで起動すると Siri は無音で応答)

3

画面の上部から下にスワイプする(ガイドでは「Dynamic Islandを使用する」)

アプリを使っている途中でさっと聞く

4

ファイルや写真をタッチして押さえたまま、メニューから「Siriに頼む」

選んだ書類・写真について聞く

5

サイドボタンと音量を上げるボタンを同時に押してスクリーンショットを撮り、質問・検索・アクションを選ぶ

画面に映っている画像や PDF について聞く

6

Siri アプリを開いてキーボードで入力する

声を出せない場所・長い相談

ガイドには「Siriを使用するには、インターネットに接続されている必要があります」とも書かれています。Wi-Fi モデルを外に持ち出しているときは、テザリングなどでつながっているか先に確認しておくと迷いません。

iPadならではの使いどころ3つ

1. ファイルアプリで2つの書類を比べてもらう

Apple のガイドには、ファイルアプリで2つの書類を選び、そのうちの1つを長押しして「Siriに頼む」を選んでから「伸びが速かったのはどちらの四半期業績か?」と聞く例が載っています(Siri AI: iPadの画面に表示されているものについて調べる)。複数の資料を並べて読むことが多い iPad では、いちばん効果が分かりやすい使い方です。同じページには、メモアプリで開いた図について「授業のノートにあるこの図を説明して」と聞く例もあります。

2. スクリーンショットの一部だけを囲んで聞く

スクリーンショットを撮ったあと、四角形のコーナーをドラッグして質問したい領域だけを囲めます。そのうえで質問・類似画像の検索・表示されたアクション(例:レシピの写真なら「栄養成分を調べる」)を選びます。Apple は iPad と Mac について「Siri AIがSpotlightに統合されているので、ユーザーは検索によって、ほぼすべての質問に対する答えを得ることができます」とも説明しています(Apple Newsroom)。

3. Siriアプリで写真やファイルを渡して続けて相談する

Siri アプリではチャットにカメラで撮った写真、写真ライブラリの写真、ファイルを追加でき、同じ Apple Account にサインインしている他の Apple デバイスへ会話を引き継げます。チャットのピン留め・名前の変更・検索・削除もできます(Siri AI: iPadでSiriアプリを使用する)。会議の資料を iPad で読みながら相談し、続きを iPhone で確認する、という流れが作れます。

Siriアプリの設定:チャットを残す期間を決める

設定アプリの「Siri」では、Siri アプリを開いたときに「最近のチャット」と「新規チャット」のどちらを出すか、チャットを保持する期間、プレビューの長さを選べます。ガイドの注記によると、「30日」または「1年」を選ぶと、その期間を過ぎたチャットは完全に削除されます(Siri AI: iPadでSiriアプリを使用する)。仕事の相談に使う iPad なら、残す期間を先に決めておくと後から慌てずに済みます。

Siri AIをやめて前のSiri(クラシック)に戻す方法

ベータ版の挙動が合わない、会社の iPad では従来どおりにしておきたい、という場合は元の Siri に戻せます。Apple のガイドの手順は次のとおりです(iPadでSiriをオンにして起動する)。

  1. 設定アプリで「Siri」をタップする。
  2. 下部にある「Siriをオフにする」をタップし、確認でもう一度「Siriをオフにする」をタップする。
  3. 前のバージョンを使いたい場合は、続けて「Siriをオンにする」をタップし、「Siri(クラシック)を使用」を選ぶ。

Siri そのものを使わないなら、2 で止めればオフのままになります。子どもや社員が使う iPad で範囲だけ絞りたい場合は、オフにせずスクリーンタイムの設定で「使用できるSiriの機能とSiriがアクセスできるコンテンツ」を選ぶ方法もあります(同ガイド)。

使う前に知っておきたい注意点

  • ベータ版である:Apple 自身がベータ版と明記しています。社外に出す文章や数字は、送る前に必ず人が確認してください。
  • 1日の使用上限がある:Siri AI を含むサーバ側のモデルに依存する機能には1日あたりの上限があり、機能やリクエストの複雑さ、システムの利用状況などで変わります。利用枠を広げるオプションは今後有料で提供される予定です(詳しくはSiri AIの回数制限と有料化の予定)。
  • EU では当初使えない:ガイドに「Siri AIは、EUのiPadOSでは最初は利用できません」とあります。海外の拠点で使う iPad は地域の設定に注意してください。
  • ChatGPT との使い分け:Siri は機能拡張を設定すると ChatGPT を活用できます(Siriを使ってChatGPTから答えを探す)。役割の違いはSiri AIとChatGPTの違いで整理しています。

仕事のiPadで試すときの進め方

iPadOS 27.2 は配信されたばかりです。業務で使う iPad を一斉に上げるより、まず1台で 27.2 と Siri AI を試し、社内アプリとの相性やチャットの保存期間の扱いを決めてから広げるのが安全です。更新の判断はiPadOS 27にアップデートすべきか、既知の不具合はiPadOS 27の不具合を参考にしてください。

実務で効果が見えやすいのは、ファイルアプリでの資料の読み比べと、スクリーンショットの範囲指定での質問です。どちらも「今見ている画面」から離れずに済むので、新しい操作を覚える負担がほとんどありません。逆に、回数の上限が変動するうちは、毎日必ず動く前提の業務フローに組み込むのは避けたほうが無難です。

私たちは、こうした AI の機能を日々の業務にどう組み込むかを一緒に考えるお手伝いもしています。記事の途中で恐縮ですが、社内の端末でどう試すか迷われましたら、気軽にご相談いただけたら嬉しいです。

よくある質問

iPadでSiri AIは日本語で使えますか?

使えます。Appleは2026年10月26日(米国時間)の27.2のソフトウェアアップデートでSiri AIの日本語提供を始めました。iPadOS 27.2に更新し、Apple Intelligenceをオンにして、Siriとデバイスの言語を日本語にしておけば使えます。提供はベータ版の扱いです。

Siri AIはどのiPadで使えますか?

Appleのユーザガイドでは、iPadOS 27以降を搭載したiPad mini(A17 Pro以降)またはM1以降を搭載したiPadが対象です。無印のiPadは最新のiPad(A16)を含めて対象外です。

iPadでSiri AIを呼び出す方法は?

「Siri」「Hey Siri」と話しかける、トップボタンやホームボタンを押さえたままにする、画面の上部から下にスワイプする、ファイルや写真を長押しして「Siriに頼む」を選ぶ、スクリーンショットを撮って質問する、Siriアプリでキーボード入力する、といった方法があります。

iPadのSiri AIを前のSiriに戻せますか?

戻せます。設定アプリの「Siri」で下部の「Siriをオフにする」をタップしてオフにし、続けて「Siriをオンにする」をタップして「Siri(クラシック)を使用」を選びます。

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