Mihata
AI活用2026.06.12

SiriのGemini搭載はいつ?iOS 27ベータで提供開始・できること・対応機種【2026年7月】

結論:SiriのGemini搭載は「いつから」「何が変わる」?

結論から言うと、AppleはGoogleのGeminiモデルを土台に自社の次世代AI基盤を鍛えた新しいSiri「Siri AI」を、2026年6月8日のWWDC 2026で正式発表しました。開発者向けプレビューは発表当日から始まり、2026年7月13日には誰でも試せるiOS 27のパブリックベータ(Siri AI搭載)が配信開始。さらに7月22日にはパブリックベータ2へ更新されました。一般向けの正式版は今秋(this fall)のiOS 27で無料アップデートとして提供される見込みです(本記事は2026年7月27日時点の公式情報に基づきます)。

変わるのは「賢さ」と「個人の文脈理解」です。これまでのSiriより会話が自然になり、メール・メッセージ・写真を横断して検索したり、画面の内容について質問に答えたり、複数アプリをまたいで操作を代行できるようになります。iOS 27では過去のやり取りを一元管理できる専用の「Siri」アプリも用意されました。ただし初期提供は英語(英語設定の対応端末)が先行で、日本語を含む他言語は順次拡大とされ、日本での具体的な提供日は未確定です。

料金は追加でかかりません。対応機種でiOS 27にアップデートすれば使えますが、すべての機種でSiri AIが動くわけではない点に注意が必要です(詳細は後述)。なおEUではDMA(デジタル市場法)を巡り、iOS・iPadOS・watchOS 27でのSiri AI提供が当面見送られ、中国でも規制対応が済むまで提供されません(いずれも日本など域外は対象外・影響なし。これも後述)。

そもそも何が起きた?Apple×Google提携の概要【2026年7月時点】

発端は2026年1月、AppleがSiriの刷新にGoogleのGeminiを採用すると報じられ、その後AppleとGoogleが提携を正式に認めたことです。当初の報道では、Appleが自社向けにカスタマイズした大規模なGeminiモデルを、年間およそ10億ドル規模でライセンスするとされていました(Bloomberg等の報道による)。2026年4月にはGoogle側も、Geminiを基盤とする文脈対応の新しいSiriが2026年内に登場すると認めています。

そして2026年6月8日のWWDC 2026で全体像が公開されました。Appleの説明では、Siri AIを支えるのは次世代の「Apple Foundation Models」で、これはGoogleおよびそのGeminiモデルと協働してカスタム構築されています(Apple公式)。AppleとGoogleの共同声明でも「次世代のApple Foundation ModelsはGoogleのGeminiモデルとクラウド技術を土台にする」と明言されました。生まれ変わったSiriはAppleの呼称で「Siri AI」となりました。

重要なのは「Gemini版Siri=GeminiアプリがそのままSiriになるわけではない」という点です。土台にGeminiモデルとクラウド技術を用いつつも、Apple IntelligenceはAppleのデバイス上およびPrivate Cloud Computeで動作し、Appleのプライバシー基準を維持するとAppleとGoogleは共同声明で説明しています。Private Cloud Computeの利用時は個人データが保存されず、Appleを含め誰もアクセスできない設計とされます(Apple公式)。

提供はいつから?iOS別のロードマップ

「Siri Gemini いつから」が最大の関心事だと思います。2026年7月27日時点で公表・報道されている時期を整理すると、次のとおりです。日付や段階は変更される可能性があるため、最新情報はApple公式の案内をご確認ください。

時期

段階

内容

2026年1月

提携報道・両社が確認

AppleがSiri刷新にGemini採用と報じられ、のちにAppleとGoogleが提携を正式に認める

2026年6月8日

正式発表(WWDC 2026)

iOS 27・Siri AI・次世代Apple Intelligenceを公開。開発者プレビュー開始

2026年7月13日

パブリックベータ配信

iOS 27パブリックベータでSiri AIを一般提供(英語先行・希望者は誰でも試用可)

2026年7月22日

パブリックベータ2

iOS 27パブリックベータ2へ更新(Siri AIが目玉・各種改善を継続)

2026年秋

iOS 27 正式版

Siri AI・次世代Apple Intelligenceを無料アップデートで正式提供(新型iPhoneと同時期の見込み・英語先行)

未確定

日本語対応

対応言語に日本語は含むが、Siri AIは英語先行→順次拡大。日本での具体的な開始日は未公表

時期未定

EUの扱い

DMAを巡り、iOS・iPadOS・watchOS 27ではEUでの提供を当面見送り(macOS・visionOS 27は提供)

時期未定

中国の扱い

規制対応が済むまで、Siri AI・新しいApple Intelligence機能を提供せず

春のiOS 26.x系で先行した機能もある

実際、2026年春のiOS 26.4では、文脈認識や画面認識といったGemini連携の一部が先行提供されました。ただし本格的な会話型の刷新は当初計画から遅延し、7月13日のパブリックベータを経て秋のiOS 27に集約された形です(報道による)。お使いの端末のiOSバージョンによって、利用できる機能の範囲が分かれる可能性があります。

iOS 27で本格化(すでにベータで試せる)

会話型の回答、個人の文脈を踏まえた検索、画面認識、アプリ横断の操作といったSiri AIの中核機能は、7月13日配信のiOS 27パブリックベータ(7月22日にベータ2へ更新)で実際に試せるようになりました。発表どおり英語(英語設定の対応端末)から開始し、その後に対応言語を広げていくとされています。正式版は今秋の提供見込みです。

日本語・日本での提供時期

AppleはSiri AI/Apple Intelligenceの対応言語に日本語を正式に挙げています(英語・日本語・中国語・韓国語ほか計16言語)。一方で、Siri AI自体は英語設定の対応端末でベータ提供が始まった段階で、日本語を含む他言語は「順次拡大」とされるのみ。日本語Siri AIの具体的な提供日は2026年7月27日時点で未公表です。Apple Intelligence自体の日本語対応は先行しているため、それに続く形で展開される可能性はありますが、現時点では断定できません。

新しいSiriで「できること」

WWDC 2026および7月のパブリックベータでAppleが示した「Siri AI できること」を、確認できた範囲で整理します。

個人の文脈理解・横断検索

メッセージ・メール・写真など、自分のデバイス内の情報を横断して検索・回答できるようになります。「あの人から先週もらった住所」のような、文脈を踏まえた依頼への対応が想定されています。

画面認識・アプリ横断の操作

表示中の画面の内容についてSiriに質問でき、カメラやアプリと連動した視覚的なアクション(Visual Intelligence)にも対応します。さらに複数のアプリをまたいだ操作の代行も想定されており、開発者向けにはApp Intentsを通じてアプリ機能をSiriに開放する仕組みが用意されています。

情報検索・要約・作文支援・専用アプリ

Webから最新情報を取得して会話形式で答えたり、文章の作成・編集を支援するWriting Toolsを幅広い入力欄で使えるようになります。iOS 27では過去のやり取りを一元管理できる専用の「Siri」アプリも追加され、履歴はiCloud経由でプライベートに同期されます。複数のApple製品間で会話の続きを引き継げる連携も示されました。

対応機種は?自分のiPhoneで使える?

ここが見落としやすいポイントです。iOS 27に更新できることと、Siri AI(Apple Intelligence)が使えることは別物です。iOS 27自体は比較的幅広い機種に対応しますが、Siri AIは対応チップを積んだ新しめの機種に限られます。

項目

対応の目安

iOS 27(OS全体)

iPhone 11/iPhone SE(第2世代)以降と広く対応(目安・最終確認はApple公式で)

Siri AI・Apple Intelligence

iPhone 16シリーズ以降、iPhone 15 Pro/15 Pro Max(ほかiPad mini(A17 Pro)・M1以降のiPad/Mac 等)

一部の高度なオンデバイス機能

iPhone 17 Pro/17 Pro Max以降が必要とされる

その他のデバイス

M1以降のiPad・Mac、Apple Watch Series 9/Ultra 2/SE 3以降(Apple Intelligence対応iPhoneとペア)、Apple Vision Pro 等

注意点

iPhone 15(無印)やiPhone 14以前はiOS 27に更新できてもSiri AIは非対応

つまり、iPhone 15 Proより前の標準モデルを使っている場合、OSは新しくなってもSiri AIは利用できない可能性が高い、ということです。自分の機種が対象かどうかは、Apple公式の対応機種案内で最終確認することをおすすめします。なお、表現力の高い音声などの一部の高度なオンデバイス機能は、iPhone 17 Pro系以降に限定されるとされています。

EU・中国では当面見送り?地域による違い【DMA・規制】

2026年6月、AppleはEU(欧州連合)向けに、iOS 27・iPadOS 27・watchOS 27ではSiri AIを提供しないと発表しました。理由はDMA(デジタル市場法)を巡る解釈の対立で、Appleの説明では「あらゆる仮想アシスタントに対し、ユーザーの個人データへの直接アクセスと、他アプリを直接制御する権限をただちに開放するよう求められる」ため、安全に提供できないとしています。EUのiPhone・iPad向けの提供時期は未定です(macOS 27・visionOS 27ではEUでも対応言語設定で利用可能)。

あわせて、中国でもSiri AIおよび今回の新しいApple Intelligence機能は、Appleが規制対応を進める間は提供されません(Apple公式)。EU・中国いずれの措置もその地域に限った話で、日本を含む域外には影響しません。日本のユーザーは、対応機種であれば秋のiOS 27で(言語対応の進み具合に応じて)Siri AIを利用できる見込みです。ChatGPTやGeminiのアプリはEUでも使えますが、それらはOSレベルの深い統合を持たないため、Siri AIとは規制上の扱いが異なる、というのがAppleの立場です。

プライバシーは大丈夫?Geminiとデータの扱い

「自分のデータがGoogleに渡るのでは」という不安は当然です。Appleの説明(2026年7月時点)では、次のように整理されています。

  • 端末内で処理できる依頼はオンデバイスで完結する。
  • 高度な処理が必要な場合はPrivate Cloud Computeを使い、その際は個人データが保存されず、Appleを含め誰もアクセスできない設計とされる(Apple公式)。
  • Apple Foundation ModelsはGoogleのGeminiモデルとクラウド技術を土台にしつつ、Appleのデバイス上とPrivate Cloud Computeで動作し、Appleのプライバシー基準を維持するとされる(Apple・Google共同声明)。

仕組み上は「Geminiモデルとクラウド技術を土台にしつつ、処理とデータはAppleのプライバシー設計(端末内・Private Cloud Compute)の中で扱う」という建て付けです。ただし実際の挙動や設定項目は提供時点で確認することが大切です。

ビジネス・業務利用での注意点

Siri AIのような生成AIが標準搭載されると、業務でも「つい便利に使ってしまう」場面が増えます。だからこそ、中小企業ほど早めにルールを決めておくと安心です。

  • 機密・個人情報の取り扱い:顧客情報や未公開情報を音声・テキストでAIに渡す行為は、社内ルールで線引きしておく。
  • 会社支給端末の設定:どのAI機能を業務で許可するか、私用端末との切り分けをどうするかを決める。
  • 出力の検証:AIの回答は誤りを含むことがあるため、重要な判断は人が確認する運用にする。

「使うな」ではなく「安全に使う」ための最小限のルール作りが、トラブル予防とAI活用の両立につながります。

よくある質問(FAQ)

日本ではいつから使える?

2026年7月27日時点で、日本での具体的な提供日は未確定です。Siri AIは英語(英語設定の対応端末)から提供が始まり、日本語を含む他言語は順次拡大とされています。秋のiOS 27以降に展開される可能性はありますが、現時点で断定はできません。

もう試せる?パブリックベータは出た?

はい。2026年7月13日にiOS 27のパブリックベータが配信され、7月22日にはパブリックベータ2へ更新されました。Siri AIを希望者が試せる状態です。ただし現状は英語設定の対応端末が前提で、ベータ版のため不具合の可能性があります。日常使いの端末に入れるのは慎重に判断してください。

料金はかかる?無料?

Siri AI自体に追加料金はかからず、今秋の無料ソフトウェアアップデートで提供されるとされています。対応機種でiOS 27にアップデートすれば利用できる見込みです。

対応機種は?

Siri AI・Apple Intelligenceの対応はiPhone 16シリーズ以降、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxが目安です。iPhone 15(無印)やiPhone 14以前はiOS 27に更新できてもSiri AIは非対応とされています。

EU・中国では使える?

EUでは、DMA(デジタル市場法)を巡る対立から、iOS 27・iPadOS 27・watchOS 27でのSiri AI提供が当面見送られています(macOS 27・visionOS 27は利用可)。また中国でも、Appleが規制対応を進める間は提供されません。いずれもその地域に限った話で、日本を含む域外には影響しません。

ChatGPTやGeminiアプリと何が違う?

ChatGPTやGeminiのアプリは「アプリを開いて使うAI」です。Siri AIはOSに組み込まれ、自分のメール・写真・画面・アプリ操作と連動する点が大きな違いです。内部でGeminiモデルを土台にしつつ、Appleの説明では処理はApple側(端末内・Private Cloud Compute)で行われ、プライバシー基準を維持する設計とされています。

まとめ

2026年7月27日時点で分かっていることをまとめます。AppleはGoogleのGeminiモデルを土台に鍛えた自社基盤(Apple Foundation Models)で動く「Siri AI」を2026年6月8日に発表し、7月13日にiOS 27パブリックベータで一般提供が始まり、7月22日にはベータ2へ更新されました。正式版は今秋の見込みです。できることは個人の文脈理解・画面認識・アプリ横断操作・情報検索・専用アプリなど。対応はiPhone 16以降や15 Pro系などに限られ、EUではDMAを巡りiOS 27での提供が当面見送り、中国でも規制対応が済むまで提供されず、日本語・日本での提供日は未確定です。料金は追加不要、データはAppleのプライバシー設計(端末内・Private Cloud Compute)内で扱うとされています。

生成AIは「便利に使う」だけでなく、自社の業務にどう組み込むかで差が出ます。手前味噌ではありますが、私たちMihataもAIの導入支援やルール設計、独自AI開発、AIブログ・HP制作を、中小企業の実情に合わせた伴走型で行っております。「自社で何にどう使えるか整理したい」という段階からで構いませんので、よろしければお気軽にご相談ください。

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