Mihata
Web制作2026.07.22

予約システム|ホームページ埋め込み無料5選と設置手順【2026】

「自社のホームページから、そのまま予約を受け付けたい」。店舗やクリニック、サロン、教室を運営していると、電話やDMだけの予約管理に限界を感じる場面が増えてきます。とはいえ、最初から高い費用はかけたくない、というのも正直なところだと思います。

結論から言うと、予約システムを無料でホームページに埋め込むには「iframe埋め込み」「予約ボタン設置」「別ウィンドウ表示」の3つの型があります。Airリザーブ・STORES 予約・RESERVA・Square 予約などは月額0円の無料プランから始められ、多くの主要サービスの無料枠は月50件前後が目安です(2026年7月時点/無料枠や料金は変わりやすいため、導入前に必ず公式サイトで最新条件をご確認ください)。この記事では、無料で使える予約システムの選び方と、iframeコードの実際の貼り方までを、Web制作の実務目線で整理します。

予約システムをホームページに埋め込む3つの方法

予約システムを自社サイトに載せる方法は、大きく次の3つに分かれます。実装の手軽さと、サイト内の回遊(ユーザーがページを離れずに予約まで進めるか)はトレードオフの関係にあります。まずは全体像を表で押さえてから、それぞれの特徴を見ていきましょう。

方法

実装の手軽さ

サイト回遊

向くケース

iframe埋め込み

やや手間(高さ調整が必要)

サイト内で完結・回遊を切らない

CV率を保ちたい/自社サイトで予約まで完結させたい

予約ボタン設置

最も簡単

別ページ/別ウィンドウへ遷移

まず最速で予約導線を作りたい

別ウィンドウ/新規タブ表示

簡単

別タブで開く(元ページは残る)

SNSやプロフィールから予約ページへ飛ばしたい

iframe埋め込みは、予約システムが発行する埋め込みコードを自社サイトのHTMLに貼り付ける方法です。ページ内にそのまま予約画面が表示されるため、ユーザーが他サイトへ移動せずに予約まで進めます。回遊を切らない分だけ離脱が起きにくく、予約完了率(CV率)を保ちやすいのが利点です。ただしスマホでは高さやレスポンシブの調整がひと手間必要になります。

予約ボタン設置は、予約システムの公開URLにボタンやリンクを張るだけの方法で、実装は最もかんたんです。クリックすると別ページや別ウィンドウの予約画面へ遷移します。まずは最短で予約導線を用意したい、という場合に向いています。別ウィンドウ/新規タブ表示は、公開URLをそのまま新しいタブで開く方法で、元のページを残したまま予約ページを案内できます。

無料で使える予約システム5選(無料枠と埋め込み対応で比較)

ここでは、無料プランから始められて自社サイトへの埋め込みにも対応する代表的な5サービスを比較します。まず一覧で全体像をつかんでください(すべて2026年7月時点。料金・無料枠は各社とも変更されやすいため、申し込み前に公式サイトで最新の条件をご確認ください)。

サービス

無料プランの料金

無料枠の上限

埋め込み方式

決済

向く業種・規模

Airリザーブ

月額0円・初期費用0円

予約件数無制限

iframe埋め込みコード/URLボタン

オンライン決済あり(手数料3.24%)

予約件数が多い店舗・幅広い業種

STORES 予約

月額0円・初期費用0円

月50件・予約ページ2ページまで

予約ボタン埋め込み(カレンダー埋め込みは有料)

小規模な店舗・教室

RESERVA

月額0円

月50件・登録顧客250件・43機能

iframe埋め込み

多機能を無料で試したい店舗・施設

Square 予約

月額0円・初期費用0円

1店舗(1ロケーション)まで

ボタン埋め込み/iframe埋め込み

1店舗で始めるサロン・個人店

Googleフォーム+カレンダー

完全無料

受付件数は実質無制限(受付のみ)

iframe埋め込み

なし(受付のみ)

単発イベント・教室の体験申込

Airリザーブ(リクルート)

Airリザーブは、リクルートが運営する予約管理サービスです。フリープランは月額0円・初期費用0円で、しかも予約件数が無制限という点が大きな強みです(2026年7月時点)。予約数が読みにくい飲食店やクリニックでも、件数上限を気にせず無料で始められます。

有料プランはベーシックが5,500円/月、スタンダードが11,000円/月(いずれも税込)、プレミアムは要問い合わせです(2026年7月時点)。オンライン決済を使う場合の決済手数料は3.24%です。埋め込みは「カレンダー設定」で発行される埋め込みコード(iframe方式)を自社サイトに貼るか、公開用URLをボタン/リンクにして別ウィンドウ表示する形になります。

STORES 予約

STORES 予約は、ネットショップ作成でも知られるSTORES株式会社の予約サービスです。フリープランは月額0円・初期費用0円で、月間予約は50件まで、予約ページは2ページまで作成できます(2026年7月時点)。2026年3月にプラン体系が刷新され、フリー/スタンダードの加入対象が全企業規模へ拡大されました。

埋め込みについては注意が必要で、フリープランでも「予約ボタンの埋め込み」は可能ですが、ページ内に予約画面を表示する「予約カレンダーの埋め込み」はビジネスプラン以上の機能です。有料プランはスモールが月額9,790円(年間契約時・税込)からとなります(2026年7月時点)。まずはボタン設置で導線を作り、必要になったらカレンダー埋め込みへ、という段階的な使い方に向いています。

RESERVA(レゼルバ)

RESERVA(レゼルバ)は、幅広い業種の予約に対応するサービスで、無料でも機能が多いのが特徴です。フリープランは月額0円で、月間予約50件・登録顧客250件まで、そして43機能が利用できます(2026年7月時点)。最短3分で予約サイトを開設できる手軽さもあります。

埋め込みはiFrame埋め込みに対応しており、自社ホームページ内に予約ページを表示できます。有料プランはブルー/シルバー/ゴールド/エンタープライズ/スイートなど、規模や必要機能に応じて選べます(2026年7月時点)。無料のうちから多機能を試したい店舗・施設に向いています。

Square 予約

Square 予約(Square Appointments)は、決済サービスのSquareが提供する予約システムです。無料プランは月額0円・初期費用0円で、1店舗(1ロケーション)まで利用できます(2026年7月時点)。1店舗で運営するサロンや個人店が始めやすい構成です。

埋め込みは、ボタン埋め込みまたはフレーム(iframe)埋め込みで、既存サイトに予約導線を追加できます。有料プランはプラスが3,000円/月、プレミアムが8,000円/月(いずれも店舗ごと)で、最低契約期間はありません(2026年7月時点)。店舗が増えたときに店舗単位で拡張できる料金体系です。

Googleフォーム+Googleカレンダー

コストを一切かけずに受付を始めたいなら、Googleフォームとカレンダーの組み合わせが最も手軽です。完全無料で使え、Googleフォームの編集画面から「送信」→「<>」アイコンでiframe埋め込みコードを取得し、HTMLに貼り付けるだけでフォームをサイト内に表示できます。幅・高さも調整可能です。

ただし正直な制約として、Googleフォームは予約の空き状況をリアルタイムに管理できません。あくまで「申込フォーム=受付」であり、ダブルブッキングの防止や確定連絡は手動運用が前提になります。少人数の予約、単発イベント、教室の体験申込のように、後から人が確認して確定する運用に向いています。

なお、より柔軟に設定したい場合はSuperSaaSという選択肢もありますが、無料版は非商用利用のみで(商用は登録後1ヶ月間の試用)、無料版には広告表示や機能制限があり、設定にも一定の技術知識が必要です(2026年7月時点)。まず試すなら、上記の国内SaaSやGoogleフォームのほうが導入しやすいでしょう。

ホームページへの埋め込み手順(iframeコードの貼り方)

どのサービスでも、iframe埋め込みの基本の流れは共通しています。難しいプログラミングは不要で、発行されたコードを正しい位置に貼るのが要点です。次の4ステップで進めてください。

  1. 予約システムの管理画面で、埋め込みコード(または公開URL)を発行する。
  2. ホームページのHTMLで、予約フォームを表示したい位置にそのコードを貼り付ける。
  3. iframeの幅(width)・高さ(height)を指定し、画面幅に合わせてレスポンシブに整える。
  4. 公開後、スマホの実機で予約完了まで通しで表示・操作を確認する。

スマホ最適化の注意点

実務でつまずきやすいのが、スマホ表示です。iframeは高さを固定で書きがちですが、現場で多いのは「予約カレンダーの下部が見切れて、確定ボタンまでスクロールできない」というトラブルです。予約画面の縦の長さはステップによって変わるため、高さは余裕をもって取り、幅は100%で親要素に追従させるのが基本になります。

また、実務では「予約ボタンをファーストビュー(最初に見える範囲)に置けているか」で予約数が変わります。ページ上部にわかりやすい予約ボタンを1つ用意し、詳しい予約カレンダーは下部にiframeで置く、という二段構えにすると、迷わせずに予約へ進んでもらえます。公開前には必ず自分のスマホで最後まで操作し、途中で止まる箇所がないかを確認してください。予約だけでなく、よくある質問への一次対応まで自動化したい場合は、AIチャットボットをホームページに埋め込む方法もあわせて検討すると、問い合わせ対応の負担を減らせます。

私たちMihataは、こうした予約フォームや予約ボタンを既存サイトへきれいに組み込むホームページ制作も行っています。記事の途中で恐縮ですが、もし「自分でiframeを調整するのは不安」「スマホでの見え方まで含めて任せたい」という場合は、よろしければあわせてご覧いただけたら嬉しいです。

業種別の選び方(飲食店・サロン・クリニック・教室)

同じ「無料の予約システム」でも、業種によって相性は変わります。判断の軸になるのは、予約件数の多さ・店舗数・受付の運用スタイルです。検証済みの無料枠をもとに、業種ごとの選び方を整理しました。

業種

選び方の考え方

相性の良い無料システム(例)

飲食店

予約数が読みにくく件数上限に当たりやすい。回遊を切らないiframeで完結させたい

Airリザーブ(件数無制限)

美容室・サロン

リピート予約が中心。まず無料で始めやすいかを重視

Airリザーブ/1店舗ならSquare 予約

クリニック・治療院

予約数が多く月50件の上限に当たりやすい

Airリザーブ(件数無制限)

教室・スクール

体験申込や単発イベントが中心で、受付だけでも足りることが多い

Googleフォーム+カレンダー/RESERVA

飲食店やクリニックのように予約件数が多い業種では、月50件の上限があるサービスだと繁忙期に足りなくなることがあります。この場合はフリープランでも件数無制限のAirリザーブが有力です。一方、教室や単発イベントの受付だけなら、Googleフォームで十分間に合うケースも多くあります。飲食店・美容室で「予約できるサイト」をどう作るかは、飲食店・美容室の予約できるHPの作り方で具体的に解説しているので、あわせてご覧ください。

無料の限界と、有料化を判断するタイミング

無料プランは始めやすい一方で、事業が伸びると必ずどこかで上限に当たります。有料化を検討する目安を、あらかじめ知っておくと判断がスムーズです。次のようなサインが出たら、有料プランへの切り替えを考えるタイミングです。

  • 予約件数の上限:月50件前後(STORES 予約・RESERVAなど)を超えて予約を取りこぼしそうになったとき。
  • 予約ページ数の上限:STORES 予約のフリーは2ページまで。店舗・メニューが増えて足りなくなったとき。
  • カレンダー埋め込み・スタッフ指名などの上位機能:ページ内に予約カレンダーを表示したい/指名予約を受けたいなど、上位機能は有料プランに限られることが多い。
  • 決済手数料・ブランド表記:オンライン決済の手数料(例:Airリザーブは3.24%)や、無料版の広告・ブランド表記(例:SuperSaaSの無料版)が気になり始めたとき。

ここで注意したいのは、予約システムの有料化とは別に、ホームページ制作側でも「初期費用無料」をうたって月額や総額で回収する料金設計があることです。予約システムと制作費の両方を合わせて総額で見比べる考え方は、ホームページ制作費用の「初期費用無料」の罠を総額で見抜く方法で詳しく説明しています。無料枠の範囲と、必要になる有料機能を早めに見積もっておくと、後悔のない選択ができます。

さらに、フォームからの予約だけでなく電話予約の取りこぼしまで含めて対応を整えたい場合は、応答や一次対応そのものを自動化する方法もあります。営業時間外の予約や折り返しの手間を減らす仕組みは、AIで予約受付を自動化する方法で具体的に紹介しています。予約の入り口だけでなく、その後の応対まで含めて設計すると、機会損失をぐっと減らせます。

どの予約システムが自社に合うか、既存サイトへの埋め込みや予約の自動応答まで含めてどう組むか迷う場合は、現状に合わせてご提案しますので、お気軽にご相談ください。

よくある質問

予約システムは本当に無料でホームページに埋め込めますか?

はい。Airリザーブ・STORES 予約・RESERVA・Square 予約などは月額0円の無料プランがあり、iframe埋め込みコードや予約ボタンで自社サイトに設置できます。ただし月間予約件数などに上限があります(2026年7月時点。料金・無料枠は変わりやすいため公式サイトでご確認ください)。

iframe埋め込みと予約ボタン設置はどう違いますか?

iframe埋め込みはサイト内にそのまま予約画面を表示するため、ユーザーがページを離れず回遊を切りません。予約ボタン設置は公開URLへのリンクで、クリックすると別ページへ遷移します。実装は予約ボタンのほうが簡単で、CV率を保ちやすいのはiframeです。

無料プランのままずっと運用できますか?

予約件数が少なく受付中心なら無料のまま運用できることも多いです。ただし月50件前後の予約件数上限や予約ページ数、カレンダー埋め込み・スタッフ指名などの上位機能の制限に当たったら、有料化を検討するタイミングです。

スマホでも予約画面はきれいに表示されますか?

多くの予約システムはレスポンシブ対応ですが、iframeの高さを固定するとスマホで下部の確定ボタンが見切れることがあります。高さと幅を調整し、公開前に必ずスマホの実機で予約完了まで操作を確認してください。

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