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Web制作2026.09.15

グーペの評判と料金|総額と解約条件【2026】

グーペ(goope)は、GMOペパボ株式会社が運営するホームページ作成サービスです。2026年9月時点の公式表記では、料金はスタンダードプランが月額3,993円、ライトプランが月額1,331円(いずれも12か月契約)、初期費用は両プランとも3,630円、無料お試しは15日間です。契約期間を1・3・6か月にすると月額はそれぞれ4,658円・1,996円に上がります。

この記事では、公式サイトに書かれている数字をそのまま並べるのではなく、「契約期間で月額が変わるサービスを、総額でどう比べるか」を計算しながら整理します。あわせて、グーペを「ホームページ作成ツール」ではなく「店舗の営業を回す道具」として見たときに、誰に向き、誰には慎重な検討が要るのかを判断できる形にまとめました。評判については、クチコミを集めて水増しするのではなく、公開情報から確かに読み取れる範囲だけを書いています。

グーペとは|GMOペパボが運営する店舗向けホームページ作成サービス

グーペは、レンタルサーバーの「ロリポップ!」やネットショップの「カラーミーショップ」、ハンドメイドマーケット「minne」などを手がけるGMOペパボ株式会社が提供しているサービスです。サーバーの契約やソフトのインストールは不要で、管理画面に必要な情報を入力していくとホームページが出来上がる、いわゆるSaaS型のホームページ作成サービスにあたります。

公式サイトでは「パソコンが苦手でも大丈夫」「必要な情報を入力するだけ。最短30分で公開でき、スマホ更新ももちろん簡単です」と説明されています。つまり、白紙のキャンバスに自由にデザインを描くタイプのツールではなく、あらかじめ用意された枠に情報を流し込んでいくタイプのサービスです。ここが、後述する向き不向きのすべての出発点になります。

「サイトを作る道具」ではなく「店舗の営業を回す道具」

グーペを検討するときに、いちばん誤解が起きやすいのがこの点です。多くの比較記事はグーペを「ホームページ作成ツール」の1つとして、デザインの自由度やテンプレート数で他社と並べます。しかし公式の機能一覧を通して読むと、グーペが力を入れているのはページを作る機能ではなく、店舗の日々の営業に紐づく機能であることがはっきりします。

公式の機能一覧に挙がっているものを性質別に整理すると、次のようになります。

  • お店の情報を載せる機能:テンプレート、スライドショー、フォトアルバム、メニューページ(価格と画像つき)、スタッフ紹介ページ、フリーページ、求人ページ、ブログ、カレンダー(イベントや定休日の表示)
  • お客さんからの連絡を受ける機能:お問い合わせフォーム(24時間受付)、予約フォーム、テイクアウト専用フォーム、あらかじめ枠を設定して受け付けるイベント予約
  • 販促に使う機能:クーポン、お知らせのSNS同時投稿、PayPal連携によるショッピングカート、カラーミーショップ連携
  • 運用を支える機能:かんたんSEO設定、アクセス解析、Googleアナリティクス(GA4)連携、常時SSL、二要素認証、副管理者を5つまで作成、スマホ最適化

グーペが想定している使い方が見えてきます。「メニューを載せる」「定休日を知らせる」「予約を受ける」「クーポンを配る」「求人を出す」——どれも、実店舗が毎週のようにやっている仕事です。グーペはそれらをホームページ上で回すための道具であって、企業のブランドサイトを一から設計するための道具ではありません。この位置づけを先に握っておくと、「思ったよりデザインが自由にならない」という後悔をかなり減らせます。

使っているのは誰か|9割が従業員5人以下の小規模事業者

公式サイトのサービス紹介ページには、ユーザー像についての記載があります。ユーザーの9割が従業員5人以下の小規模事業者で、そのなかで実店舗を持っている人は約7割、ユーザー全体の約半数は1人でお店や事業を運営している——という内容です(出典は2019年6月25日〜7月4日に実施された「ホームページ運営と事業」調査と明記されています)。

調査時点が2019年なので、現在の構成比と完全に同じとは限りません。ただ、サービス設計そのものが小規模事業者向けであることは、機能一覧・料金・サポート体制のすべてから一貫して読み取れます。公式サイトに掲載されている利用業種の例も、カフェ・ベーカリー・ラーメン店といった飲食、美容室・ネイルサロン・エステ、整体院・鍼灸院・動物病院、料理教室・音楽教室、税理士や社会保険労務士といった士業、工務店・不動産と、ほぼすべてが「地域のお客さんを相手にする小さな事業所」です。

裏を返すと、従業員数十人以上の企業が採用情報やIR、事業部ごとの詳細ページを載せる用途は、グーペの主戦場ではありません。そこは無理に合わせるより、別の選択肢を検討したほうが早いと考えられます。

グーペの料金|2026年9月時点の公式表記

ここからが本題です。グーペの料金は「プラン(2種類)×契約期間(12か月か、1・3・6か月か)」の組み合わせで4通りあります。この構造が、比較を難しくしている最大の原因です。

2プラン×契約期間で月額が変わる

プラン

12か月契約の月額

1・3・6か月契約の月額

初期費用

スタンダード

3,993円

4,658円

3,630円

ライト

1,331円

1,996円

3,630円

公式サイトは両プランともに「年間7,980円お得」と表記しています。この7,980円がどこから来ているかを確かめると、12か月契約と短期契約の月額差はスタンダードもライトも同じ665円(3,993円と4,658円の差/1,331円と1,996円の差)で、665円×12か月=7,980円。公式表記と計算が一致します。つまり割引額は「プランに関係なく月665円」で固定されている、という構造です。

ここが実務上は効いてきます。ライトプランにとっての665円は月額の約50%にあたる大きな差ですが、スタンダードプランにとっては約17%です。安いプランほど、契約期間の選び方で受ける影響が大きいということになります。

初期費用3,630円と、無料お試し15日間

初期費用3,630円は、公式のよくある質問に「正式契約時にのみお支払いいただく料金で、契約更新の際は不要です」と明記されています。したがって2年目以降は初期費用が発生せず、月額だけになります。後で計算する総額でも、この点は大きく効いてきます。

無料お試しは15日間です。公式表記では「お支払いの手続き不要ですべての機能をご利用いただけます」「おためし期間中に正式契約を行わなければ自動的に退会となり料金のお支払いは不要です」とされています。ただし独自ドメイン・SSLのオプション契約と有料テンプレートの購入は対象外という注記があります。また、おためし期間中に作成したホームページは正式契約後もそのまま使える、とも明記されています。

実務の感覚で言うと、この15日間は判断に十分な長さです。ただしお試しで確かめるべきなのはデザインではなく、自分が毎週触る画面です。メニューの差し替え、営業時間の変更、予約枠の設定、スマホからの更新——この4つを一度ずつやってみて、ストレスがなければ合っている可能性が高いと考えられます。

オプション料金|独自ドメインとSSL

グーペにはオプションが2つあります。公式の料金ページによると、内容は次のとおりです。

オプション

料金(月額)

内容

独自ドメイン

399円〜

取得・設定・更新までグーペが代行。.com / .net / .org / .info / .biz / .tokyo など=399円、.jp / .club / .company など=665円、.shop / .works / .kitchen など=1,064円、.expert / .recipes=1,331円

SSL(有料)

1,331円

無料SSLは全プラン標準。有料SSLはより信頼性の高い証明書

そして重要なのが、「スタンダードプランでは、追加料金無しですべてのオプションをご利用いただけます」という公式の記載です。つまりスタンダードの3,993円には、独自ドメインの新規取得も有料SSLも含まれています。これがプラン選びの計算を一気にややこしくしている正体です。

総額で比べる|初年度にいくらかかるのか

月額だけを見比べても、契約期間と初期費用が絡むため実際の負担は分かりません。ここでは「12か月使う」という前提をそろえて、初年度の総額を計算し直します(オプションなし・税表記は公式サイトの表記に準じます)。

初年度総額の比較表(自前計算)

プランと契約期間

月額

12か月分

初期費用

初年度総額

スタンダード/12か月契約

3,993円

47,916円

3,630円

51,546円

スタンダード/1・3・6か月契約

4,658円

55,896円

3,630円

59,526円

ライト/12か月契約

1,331円

15,972円

3,630円

19,602円

ライト/1・3・6か月契約

1,996円

23,952円

3,630円

27,582円

計算過程を書いておきます。スタンダードの12か月契約なら 3,993円×12=47,916円、これに初期費用3,630円を足して51,546円。同じスタンダードでも短期契約を12か月分続けると 4,658円×12=55,896円+3,630円=59,526円で、差は7,980円です。ライトも同様に 1,331円×12=15,972円+3,630円=19,602円、短期契約なら 1,996円×12=23,952円+3,630円=27,582円で、やはり差は7,980円になります。

2年目以降は初期費用が消える

初期費用は初回のみなので、2年目以降の年額は次のようになります。

プランと契約期間

2年目以降の年額

3年使った場合の累計

スタンダード/12か月契約

47,916円

147,378円

ライト/12か月契約

15,972円

51,546円

3年累計は、スタンダードが 51,546円+47,916円×2=147,378円、ライトが 19,602円+15,972円×2=51,546円です。偶然ですがライトの3年分は、スタンダードの初年度総額とちょうど同じ51,546円になります。「スタンダードの1年分=ライトの3年分」と覚えておくと規模感を掴みやすいはずです。

この表の正しい読み方

実務でこの表を使うときに気をつけたいのは、短期契約(1・3・6か月)を「お試し用」と考えないことです。グーペには既に15日間の無料お試しがあり、機能の確認はそこで済みます。にもかかわらず短期契約を選ぶと、年間7,980円——ライトなら年額の約4割にあたる額——を、柔軟性の対価として払い続けることになります。

短期契約が合理的なのは、「半年後にサイトを閉じる可能性が現実にある」ケースだけだと考えられます。期間限定の店舗、単発のイベント、試験的な事業など、終わりが見えている用途です。それ以外、つまり「続けるつもりだけれど一応短くしておく」という選び方は、統計的にはほぼ確実に損になります。

ライトとスタンダードの分かれ目は4点に集約できる

公式の比較表には15以上の項目が並んでいますが、実際に判断を分けるのはごく少数です。まず公式の比較表を整理すると、次のようになります。

項目

スタンダード

ライト

ページ作成数

無制限

無制限

ディスク容量

100GB

10GB

独自ドメイン(新規取得)

無料

有料

取得済みドメインの利用

無料

無料

メールアドレス作成数

100アドレス

10アドレス

メール保存容量(1アドレス)

5GB

5GB

SSL

無料(有料SSLも無料)

無料(有料SSLはオプション)

オンライン予約受付

予約サービス作成数

20件

10件

日程枠

90件

30件

有料テンプレート使い放題

カスタマイズ(HTML・CSS編集)

SNS連携

お問い合わせフォーム

サポート

電話・メール

メール

ここで注目したいのは、ページ作成数・カスタマイズ・SNS連携・お問い合わせフォーム・オンライン予約受付という「ホームページの土台」は両プランで同じだという点です。ライトを選んだからページ数が制限される、フォームが置けない、といったことは起きません。HTML・CSSの編集もライトで可能です。

分かれ目1|電話サポートが要るか

スタンダードは電話とメール、ライトはメールのみです。金額に換算すると、この差だけのために月2,662円(年31,944円)を払う計算になります。高いように見えますが、判断基準はシンプルです。「困ったときに、自分で調べて解決する時間を取れるか」——ここに尽きます。

実務で見ていると、パソコンに不慣れな方ほど、メールでの往復に想像以上の時間を取られます。症状をうまく言葉にできず、返信を読んでも用語が分からず、また質問する。この往復が2日3日と伸びると、営業そのものが止まります。逆に、検索してマニュアルを読めば大抵は自己解決できる方にとっては、電話サポートはほとんど使わないまま終わる機能です。

分かれ目2|独自ドメインを新規で取るか、すでに持っているか

ここが見落とされがちな最重要ポイントです。公式表では「取得済みドメインの利用」は両プランとも無料です。有料になるのは「新規取得」だけです。

つまり、すでに他社(お名前.comやムームードメインなど)で独自ドメインを持っている事業者は、ライトプランのままドメインオプションを契約せずに独自ドメインを使えます。この場合、ライトの実質月額は1,331円のままです。一方、これから初めてドメインを取る場合は、ライトなら399円〜1,331円のオプションが上乗せされます。

分かれ目3|有料テンプレートを使いたいか

公式の比較表では、有料テンプレート使い放題はスタンダードのみ(ライトは「−」)と記載されています。ライトでも無料テンプレートは使え、HTML・CSSの編集もできますが、有料テンプレートを追加料金なしで自由に使えるのはスタンダードだけです。

デザインにこだわりたい、業種に合った雰囲気のテンプレートを季節ごとに変えたい、という使い方をするならスタンダードが素直です。逆に「情報が読みやすく並んでいればいい」という判断なら、ここは差になりません。

分かれ目4|予約とメールの枠が足りるか

予約まわりの差は、サービス作成数(20件/10件)と日程枠(90件/30件)です。ここは業種によって意味がまったく変わります。

  • メニューが少なく、日程を頻繁に入れ替えない業種(美容室のカット・カラー、整体の施術コースなど):ライトの10件・30件で足りることが多いと考えられます
  • コース数が多く、毎月の日程を細かく出す業種(料理教室・音楽教室・スクール、少人数制のイベント運営):日程枠30件はすぐに埋まります。スタンダードの90件が現実的です

メールアドレス数(100/10)は、1人〜数人で運営しているなら10で十分足ります。ディスク容量も、公式の注記ではスタンダードで写真約40,000枚、ライトでも約4,000枚とされているので、通常の店舗運営でライトの10GBを使い切ることは考えにくいでしょう。予約の混み具合で判断するのが現実的です。

計算してみる|ライトにオプションを足すと、差は月666円まで縮む

スタンダードは全オプションが無料なので、「ライト+必要なオプション」と「スタンダード」を同じ土俵に乗せて比べるのが正しい比較の仕方です。12か月契約の月額で計算すると、次のようになります。

使い方

ライトの実質月額

スタンダード

差額(月)

ドメインは他社で取得済み・無料SSLで十分

1,331円

3,993円

2,662円

.comをグーペで新規取得(399円)

1,730円

3,993円

2,263円

.jpをグーペで新規取得(665円)

1,996円

3,993円

1,997円

.com+有料SSL(399円+1,331円)

3,061円

3,993円

932円

.jp+有料SSL(665円+1,331円)

3,327円

3,993円

666円

この表から読み取れる結論は、はっきりしています。有料SSLを使いたい時点で、ライトとスタンダードの差は月666円〜932円まで縮みます。その666円で電話サポートと有料テンプレート使い放題、そして予約枠の3倍(日程枠30件→90件)が付いてくるのなら、スタンダードのほうが合理的だと考えられます。

逆に、ドメインをすでに持っていて、無料SSLで問題なく、予約枠も10件で足りるなら、ライトの1,331円は非常に強い選択肢です。年額15,972円(2年目以降)は、ホームページの維持費としてはかなり低い水準です。

判断を1行にすると、「有料SSLが要るならスタンダード、要らないならライト」——まずこれで切り分け、その後に電話サポートと予約枠で微調整するのが、いちばん迷いが少ない順序です。

私たちもホームページ制作を行っており、こうした「自分で作るか、任せるか」の判断からご相談いただくことがよくあります。記事の途中で恐縮ですが、ツールで作るか制作会社に頼むかを一緒に整理するところからお手伝いできますので、よろしければ合わせてご覧いただけたら嬉しいです。

契約と解約の条件|利用規約から読み取れること

グーペの解約について検索すると、内容が古かったり出典のない説明が多く見つかります。ここでは公式の利用規約と料金ページのよくある質問に書かれていることだけを整理します。

契約期間は「日割期間+指定期間」

利用規約の第5条の2(契約期間)には、正式契約の最初の契約期間について次のように定められています。お試し期間終了日の翌日から、その月の末日までの期間(日割期間)に、申込時に指定した1か月・3か月・6か月・12か月のいずれかを加えた期間——というものです。お試し期間終了日がちょうど月末なら、日割期間は生じません。

料金ページのよくある質問にも「正式契約時、契約開始日が月途中の場合は月末までの日割り料金が加算されます」と明記されています。つまり最初の請求は「指定した期間の月額×か月数+初期費用+日割り分」になります。先ほどの初年度総額の表に日割り分が乗る、と理解しておくとズレがありません。

自動更新と「14日ルール」

ここが実務でいちばん事故が起きやすい部分です。公式の記載を2つ並べます。

  • 料金ページのよくある質問:「契約期間が終了する月の15日に、選択済みの契約内容にて自動で更新手続きが行われます」「契約期間が終了する月の14日までに、更新内容(プラン・契約期間)の変更が可能です」
  • 利用規約 第5条の2:当社が指定した期日(毎月14日の当社が指定する時まで)までに、当社が指定する方法により解約の届出を行わない限り、同一条件で指定期間を延長する

この2つを合わせると、運用上の結論はひとつです。「やめる」も「プランを変える」も、契約期間が終わる月の14日までに手続きをしないと、同じ条件でもう1期間が自動的に走り出します。12か月契約をしている場合、14日を1日過ぎただけで、さらに12か月分の契約が確定するということになります。

したがって、契約した時点で「契約期間が終わる月の1日」にカレンダーの繰り返し予定を入れておくのが現実的な自衛策です。これは個人の几帳面さに頼らず、仕組みで防ぐべき種類のリスクだと考えられます。

解約時のデータは自己責任でバックアップ

利用規約 第8条(解約)には、「解約時のデータ等のバックアップはユーザーが自己責任において行うものとします。解約後、当社はユーザーのデータ及び登録情報を削除できるものとし、削除によりユーザーが損害を被ったとしても、当社は一切の責任を負わないものとします」と定められています。

これはグーペが特別に厳しいわけではなく、SaaS型サービスの利用規約としては一般的な書き方です。ただし読み手として押さえるべきは、「解約したら、自分で持ち出していないものは消えると考えて動く」という点です。写真、お知らせやブログの本文、お問い合わせの履歴、予約のデータ——これらをどう持ち出すかは、解約を決めてから考えるのでは遅い可能性があります。

公式で裏が取れなかったこと(正直に書きます)

調べた範囲で、公式サイト・利用規約のいずれにも明確な記載を見つけられなかったのが次の点です。断定を避けて、確認事項として残します。

  • 期間途中で解約した場合の返金の可否:利用規約にはサポート中止時の返金義務がない旨の記載はありますが、12か月契約を途中でやめたときの残期間の扱いについて、明確な記載を確認できませんでした
  • 解約後、データが実際に削除されるまでの猶予期間:規約は「削除できる」としていますが、何日後かは明示されていません
  • グーペで新規取得した独自ドメインを、解約後に他社へ移管できるか:公式には「取得・設定・更新など面倒な独自ドメインの管理をすべてグーペにお任せできる」とありますが、移管手続きについての記載は見つけられませんでした
  • ページや予約データを一括で書き出す機能の有無:機能一覧にエクスポート機能の記載はありませんでした

いずれも、契約前にサポートへ問い合わせて回答を文面で残しておくべき項目です。次の章のチェックリストにそのまま入れてあります。推測で「たぶん大丈夫」と書いてある記事を信じるより、15日間の無料お試し中に自分で聞いてしまうほうが確実です。

グーペの評判|公開情報から読み取れること

評判については、真偽の確認できないクチコミを並べても判断材料になりません。ここでは公式サイトに掲載されている情報と、サービスの構造から確かに言えることに絞ります。

評価されやすいポイント

公式サイトに掲載されている導入事例のコメントを見ると、評価されている軸が偏っているのが分かります。「短い事業名の独自ドメインとメールアドレスが持てるのは強い」(舗装工事業)、「テンプレートがあって、自分でもできそうだなって」(フォトスタジオ)、「文字入力さえできれば簡単に作成できる」(レトロ雑貨・古着)、「ホームページが優秀な営業さんになってくれている」(コーチング)——デザイン性ではなく、着手のしやすさと独自ドメイン・メールが手に入ることが繰り返し挙がっています

また、サービス紹介ページに掲載されているユーザーの声として、「お店を1人で運営しており、電話予約の取りこぼしを解決したくて作成しました。今は予約の8割がホームページ経由です」(治療院・サロン経営)、「ホームページ作成ツールをグーペに変更してから、格段にコストが減りました」(教室・スクール運営)というコメントがあります。これらは公式が掲載している事例なので好意的な内容に偏っている前提で読むべきですが、「電話対応の削減」と「コスト削減」がグーペの評価軸として公式側からも押し出されていることは読み取れます。

電話予約からWeb予約への移行は、ツールを入れただけでは進みません。既存のお客さんへの案内の仕方まで含めた設計が要る領域です。この点は電話予約からWeb予約へ切り替えるときの実務的な手順でも詳しく整理しています。

慎重に見ておきたいポイント

公開情報から読み取れる範囲では、次の点は事前に理解しておいたほうがよいと考えられます。

  • デザインの独自性は出しにくい:テンプレートを選んで情報を流し込む設計である以上、他店と似た印象になる可能性があります。HTML・CSSの編集はできますが、それを自分でやるならそもそもグーペを選ぶ理由が薄れます
  • 音声ファイルを直接アップロードできない:公式のよくある質問に「グーペでは音声ファイルをそのままアップロードしていただくことはできません」と明記されています。SoundCloudなどの外部サービスに上げて埋め込む必要があります
  • ネットショップ機能は連携前提:ショッピングカートはPayPal連携、本格的な物販はカラーミーショップ連携という形です。グーペ単体で在庫管理まで賄う設計ではありません
  • 「No.1」表記は限定つき:後述します

「No.1」表記の読み方

公式トップページには「簡単に導入できるNo.1」「使いやすいNo.1」「利用者満足度No.1」という表示があります。これには注記があり、「インターネットアンケートによりホームページ作成サービスのうち主要含む10社の下記項目について比較。日本マーケティング・リサーチ機構調べ。2022年1月調査」と明記されています。

つまりこのNo.1は、2022年1月時点・10社比較・インターネットアンケートによるイメージ調査の結果です。シェアNo.1でも、機能の客観評価でもありません。表記自体は注記つきで誠実に出されていますが、読む側としては「2022年のイメージ調査」という前提を外さないほうが安全です。この手の表記は、どのサービスでも注記まで読む癖をつけておくと判断を誤りません。

グーペが向く事業・慎重に考えたい事業

ここまでの内容を、判断できる形にまとめます。

条件

グーペとの相性

理由

実店舗があり、地域のお客さんが中心

◎ 向く

メニュー・定休日カレンダー・地図・クーポンが標準で揃っている

予約を受けたい(施術・教室・イベント)

◎ 向く

予約フォームとイベント予約が標準機能。電話対応の削減に直結する

1人〜数人で運営していて、更新は自分でやる

◎ 向く

スマホから更新でき、外注の待ち時間が消える

初期費用を数万円以内に抑えたい

◎ 向く

初期費用3,630円。初年度総額でもライトなら19,602円

採用ページを充実させたい

◯ 条件つき

求人ページがGoogleしごと検索に対応。ただし大規模な採用サイトには不足

デザインで他店と差をつけたい

△ 慎重に

テンプレート方式。有料テンプレート使い放題はスタンダードのみ

指名検索以外のSEOで集客したい

△ 慎重に

かんたんSEO設定はあるが、情報設計と記事の蓄積で勝負する構造ではない

将来の乗り換えやすさを重視する

△ 慎重に

解約時のデータは自己責任でバックアップ。一括書き出し機能の記載がない

本格的なネットショップを運営したい

△ 慎重に

PayPal/カラーミーショップ連携が前提。単体完結ではない

数十ページ規模で事業部ごとに見せ方を変えたい

× 別手段を推奨

小規模事業者向けに最適化されており、設計の自由度が足りない

△をつけた3つのうち、特に効いてくるのが「指名検索以外のSEO」です。グーペで作ったサイトは、店名や「地域名+業種」で探してくれた人の受け皿としては十分に機能します。一方で、検索から新しいお客さんを継続的に連れてくるには、記事を積み上げる・情報設計を作り込むといった作業が必要で、そこはツールの性能ではなく運用の設計の話になります。この線引きは個人事業主がホームページを自作するか外注するかの判断でも同じ形で出てきます。

契約前に確認したい7つの質問

無料お試しの15日間のうちに、サポートへ問い合わせて文面で回答を残しておきたい項目です。どれも、契約後に知ると打つ手が限られるものばかりです。

  1. 解約したら、サイトとデータはいつ消えますか:規約上は「削除できる」としか書かれていません。猶予期間があるのか、解約と同時なのかを確認します
  2. グーペで取得した独自ドメインは、解約後に他社へ移管できますか:移管できないと、店名で覚えてもらったアドレスを失います。ドメイン名義が誰になるのかも併せて聞きます
  3. 12か月契約を途中で解約した場合、残りの期間はどうなりますか:返金されるのか、期間満了まで使えるのかを確認します
  4. 予約データとお問い合わせ履歴を書き出す方法はありますか:顧客との接点の記録は、サイトそのものより価値が高い場合があります
  5. サイトを他社へ移した場合、検索評価は引き継げますか:独自ドメインを持ち出せればURLは維持できますが、その前提条件を確認しておきます
  6. PayPalやカラーミーショップとの連携で、追加の費用や条件はありますか:決済手数料は各サービス側の条件になります
  7. プラン変更はいつ反映されますか:料金ページには「契約期間が終了する月の14日までに更新内容(プラン・契約期間)の変更が可能」とあります。期中で上げ下げできるのかを確認します

この7つは、グーペに限らず月額制のホームページサービス全般で共通して効く質問です。同じ観点で検証した月額制ホームページ制作の料金と評判を総額で比べた記事もあわせて読むと、違いがはっきりします。

他の選択肢との使い分け

グーペが合わないと感じた場合に、どこを見るべきかを整理します。どのサービスが優れているという話ではなく、解きたい課題が違うというだけです。

ペライチ・Jimdo|自由度と手軽さを取るDIY型

ページの見た目を自分で組み立てたい、1ページのランディングページで十分、という場合はこちらの領域です。グーペのように「メニュー」「予約」「クーポン」といった店舗運営の型があらかじめ用意されているわけではないので、店舗の日常業務を回す用途ではグーペのほうが素直だと考えられます。逆に、店舗を持たないサービス業や、キャンペーンごとにページを作りたい用途では、DIY型のほうが噛み合います。

ビズサイなど|制作込みの月額制

「自分で作る時間がない」「デザインは任せたい」という場合、制作までセットになった月額制サービスが選択肢になります。グーペがツールの月額であるのに対し、こちらは制作費を分割して月額に乗せている構造なので、月額の水準も、解約時に何が残るかも変わってきます。この違いを総額で比較する方法は、サブスク型ホームページ制作の損益分岐月数を計算した記事にまとめています。

制作会社に依頼する|設計から作り込む

ページ構成から考えたい、既存の予約システムや顧客管理と連携させたい、検索からの集客を本気で設計したい——こうした要件が出てきたら、ツールの範囲を超えています。費用は上がりますが、「何を載せるか」から一緒に決められるのが最大の違いです。

なお、予約機能については「ホームページを作り直さずに、既存サイトへ予約システムを埋め込む」という選び方もあります。今のサイトに不満がないなら、予約システムをホームページに埋め込む方法を先に検討したほうが、費用も手間も小さく済む場合があります。飲食店や美容室のように来店予約が売上に直結する業種については、予約が取れるホームページの作り方で必要な機能を整理しています。

まとめ|「有料SSLが要るか」で切り分け、「14日」を守る

判断に必要な部分だけ畳みます。

  • 料金は総額で見る:12か月契約なら初年度はスタンダード51,546円・ライト19,602円。短期契約にすると年7,980円(月665円)余分にかかり、しかも無料お試しが15日あるので短期契約のメリットは薄い
  • プランは有料SSLで切り分ける:有料SSLが要るならライト+オプションとの差は月666円まで縮むのでスタンダード。ドメインを既に持っていて無料SSLで足りるなら、ライトの月1,331円が強い
  • 解約は14日:契約期間が終わる月の14日を過ぎると同じ条件で自動更新される。契約した日に、更新月のカレンダー予定を入れておく

そのうえで、グーペを検討するときにいちばん大事なのは、「これはホームページを作る道具ではなく、店舗の営業を回す道具だ」と理解しておくことだと考えています。メニューを差し替え、定休日を知らせ、予約を受け、クーポンを配る。その毎週の仕事が軽くなるなら、月1,331円でも3,993円でも十分に元は取れます。逆に、デザインで差をつけたい・検索から新規客を取りに行きたいという目的なら、そもそも別の手段を検討したほうが早いはずです。

Mihataでもホームページ制作を行っており、「ツールで自分で作るべきか、作ってもらうべきか」という手前の段階からご相談いただくことがよくあります。売り込みではなく、事業の規模と更新頻度を伺って、必要なければ「グーペで十分です」とお伝えすることもあります。判断に迷われている段階でも、よろしければお気軽にご相談ください。

よくある質問

グーペの料金はいくらですか?

2026年9月時点の公式表記では、スタンダードプランが12か月契約で月額3,993円、1・3・6か月契約で月額4,658円。ライトプランが12か月契約で月額1,331円、1・3・6か月契約で月額1,996円です。初期費用は両プランとも3,630円で、契約更新時は不要です。

グーペの初年度の総額はいくらになりますか?

オプションなしで12か月使った場合、スタンダードの12か月契約は3,993円×12=47,916円に初期費用3,630円を足して51,546円、ライトの12か月契約は1,331円×12=15,972円に3,630円を足して19,602円です。短期契約にするとどちらも7,980円高くなります。

ライトプランとスタンダードプランはどう選べばよいですか?

有料SSLを使うかどうかで切り分けるのが分かりやすいです。有料SSLが必要ならライト+オプションとスタンダードの差は月666円程度まで縮むためスタンダードが合理的です。独自ドメインを他社で既に持っていて無料SSLで足りるなら、ライトの月1,331円で十分です。なお有料テンプレート使い放題と電話サポートはスタンダードのみです。

グーペの解約はいつまでに手続きすればよいですか?

公式の記載では、契約期間が終了する月の15日に選択済みの契約内容で自動更新されます。利用規約でも、毎月14日の指定時までに解約の届出を行わない限り同一条件で契約期間が延長されると定められています。つまり契約期間が終わる月の14日までに手続きが必要です。

解約したらホームページのデータはどうなりますか?

利用規約第8条に、解約時のデータ等のバックアップはユーザーが自己責任で行うものとし、解約後はユーザーのデータおよび登録情報を削除できる旨が定められています。削除までの猶予期間や一括書き出し機能については公式に明確な記載を確認できなかったため、契約前にサポートへ確認することをおすすめします。

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