炊飯器の時刻表示が点滅しているのは、故障ではありません。それは「現在時刻がまだ設定されていない」という合図です。そして予約炊飯は、現在時刻が入っていないかぎり受けつけません。象印のNS-QC36の取扱説明書でも、予約できないときに確認する項目として、表示部の「7:00」が点滅していないか、点滅しているなら時刻合わせをしないとタイマー予約は受けつけないと案内されています。直すべきは予約ボタンではなく、時計のほうです。
やることは1つだけで、現在時刻を合わせ直すことです。象印の機種なら「時刻合わせ」キーで時刻表示を点滅させ、現在時刻に合わせてから3秒待つと点滅が点灯に変わり、それで完了します。各社とも炊飯器の時計は24時間表示なので、夕方6時は18:00、夜中の12時は0:00です。違うのは「どのキーから時刻合わせモードに入るか」だけなので、下の早見表とメーカー別の節で、お手元の機種に近いものを探してください。
点滅は「時刻が未設定」のサイン|炊飯はできても予約だけができない
点滅している数字は、時刻がずれているのではなく、まだ確定していない状態を表しています。工場出荷時やコンセントを抜いたあとに出る表示は機種によって違い、象印のNS-QC36では「7:00」、タイガーのJKT-L型と東芝のジャー炊飯器では「0:00」、アイリスオーヤマのKRC-MB30では「12:00」が点滅します。どれも意味は同じで、「この時刻は仮の値なので、合わせ直してください」というお知らせです。
ここで大事なのは、点滅していても普通の炊飯はできるという点です。日立は、電池が切れて時間表示が消えても炊飯はできると明言しています。タイガーもJKT-L型の説明書で、表示部に「0:00」が点滅している状態はリチウム電池が切れているサインだが通常の炊飯はできる、と書いています。できなくなるのはタイマー予約だけです。
点滅が点灯に変わって、はじめて確定する
時刻合わせの操作で見落としやすいのが、最後の確定です。象印のNS-QC36では、現在時刻に合わせたあと3秒たつと点滅が点灯に変わり、その時点で完了になります。パナソニックのSR-A10Tでは5秒間点滅したあとに点灯します。アイリスオーヤマのKRC-MB30も、ボタンを押さないでいると5秒後に時刻が確定し、以降は「:」だけが点滅する表示になります。
つまり時刻全体が点滅し続けている=まだ設定が終わっていないということです。合わせたつもりで席を離れ、途中で別のキーを触って点滅のまま残っているケースが少なくありません。合わせたあとは、数秒だけ画面を見て点灯に変わるのを確認してください。日立のRZ-AW3000Mのように、[切/とりけし]ボタンを押して点滅を点灯に変える操作が必要な機種もあります。
「ずれている」と「設定されていない」は別物
時刻が数分ずれているだけなら、点滅はしません。炊飯器の時計は水晶ではなく簡易な計時回路で動いているため、各社とも誤差が出ることを前提に書いています。象印は室温などにより多少の誤差が生じることがあると注記し、東芝も時計は室温などにより多少の誤差を生じるのでずれたら合わせ直すよう案内しています。パナソニックも、出荷時に標準時刻へ合わせてはいるが室温などで多少ずれると書いています。
ですから、点滅=未設定(予約不可)、点灯しているが数分ずれている=設定済みだが精度の問題と切り分けてください。後者は予約自体は通りますが、ずれたぶん炊き上がり時刻もずれます。象印もタイガーも、時刻がずれていると予約した時刻に炊き上がらないとはっきり書いています。
症状別の早見表|どこから手を付けるか
いまの表示に近い行から試してください。いずれも各社の公式な取扱説明書・サポートページで確認できた範囲です。
いまの症状 | 考えられる原因 | やること |
|---|---|---|
時刻が点滅していて予約ボタンが効かない | 現在時刻が未設定。予約は受けつけない | 時刻合わせをして、点滅が点灯に変わるまで確認する |
コンセントを抜くたびに時刻が消える | 内蔵のリチウム電池が消耗している | 差し込んだまま使い、予約前に毎回時刻を合わせる。交換は販売店・修理窓口(有料) |
停電のあとだけ点滅している | 停電で時計の保持が途切れた | 復電後に時刻を合わせ直す。予約していた分は作り直す |
時刻合わせキーを押しても点滅しない | 炊飯中・保温中・予約中・再加熱中は時刻合わせできない | 「とりけし」「取消/切」でランプを消してから操作する |
そもそも時計が表示されていない | 別の表示(保温経過時間など)に切り替わっている/電源ボタン待ち | 時刻表示へ切り替える。日立のおひつ御膳タイプは[電源]ボタンを押す |
時刻は合っているのに予約が完了しない | 最後の「炊飯」キーを押していない | 時刻を決めたあと炊飯キーを押し、予約ランプの点灯を確認する |
予約したのにすぐ炊き始める | 予約可能時間より短い時刻を設定した/時刻が24時間表示でずれている | メニューごとの予約可能時間以上に設定し直す |
炊き上がり時刻が毎回少し遅れる | 室温・水温・電圧などの条件 | 設定の問題ではないため、余裕を持たせて予約する |
メーカー別の時刻合わせ|公式で確認できた機種系統だけ
押すキーの名前は、メーカーだけでなく同じメーカーの機種系統でも違います。ここでは各社の公式な取扱説明書・サポートページで確認できた機種だけを、根拠の機種名つきで挙げます。型番ごとの差が大きいので、必ずお手元の炊飯器の型番を本体の底面や側面で確認し、その機種の取扱説明書を見てください。公式の記載が見つからなかった機種については、推測でキー名を書くと誤操作につながるため割愛しました。
メーカー | 時刻合わせモードへの入口 | 確定のしかた | 根拠にした機種 |
|---|---|---|---|
象印 | 専用の「時刻合わせ」キーの▲/▼を押す | 合わせてから3秒で点滅が点灯に変わる | NS-QC36 |
タイガー | 「時」または「分」キーを押す | 時刻セットモードで合わせる | JKT-L型 |
パナソニック | 「時」または「分」キーを1秒以上押す(ブザーが鳴る) | 5秒間点滅したのち点灯で完了 | SR-A10T/SR-A18T |
日立 | [◀][▶]ボタンを約1秒間押して時刻表示を点滅させる | [切/とりけし]ボタンで点灯に変える | RZ-AW3000M |
東芝 | ◇マークのあるキーを時計表示が点滅するまで押し続ける | キーを押して点滅を止める | 公式FAQの代表機種 |
アイリスオーヤマ | 「時」または「分」ボタンを1秒以上押す | 5秒後に確定し「:」のみ点滅になる | KRC-MB30 |
象印|「時刻合わせ」キーという専用キーがある
象印のNS-QC36の手順は、なべを入れて差込みプラグをコンセントに差し込み、「時刻合わせ」キーの▲または▼を押して時刻表示を点滅させ、点滅している間に現在時刻へ合わせる、という流れです。▲が1分単位で進み、▼が1分単位で戻り、押し続けると10分単位で早送りできます。合わせ終えて3秒たつと点灯に変わって完了です。
注意点として、炊飯中・保温中・タイマー予約炊飯中は時刻合わせができません。圧力IHのNP-NF型の説明書でも同じ制限に加えて再加熱中も挙げられています。保温ランプが点いているなら、まず「とりけし」キーを押してから操作してください。
タイガー|「時」「分」キーから入り、0:00の点滅は電池切れ
タイガーのJKT-L型は、差込プラグをコンセントに差し込み、「時」または「分」キーを押して時刻セットモードに入ります。時刻は24時間表示です。本体にリチウム電池を内蔵しているため、通常は差込プラグを抜いても現在時刻・予約時刻・保温経過時間を記憶し続けます。
時刻合わせができない条件は、炊飯中・保温中・予約セット中・予約炊飯(吸水)中・再加熱中、そして「ケーキ」「調理」を選択中です。表示部に「0:00」が点滅している場合はリチウム電池が切れているサインで、通常の炊飯はできますが、交換は販売店か修理窓口への依頼になります。
パナソニック|「時」「分」キーを1秒以上、ブザーが鳴ったら離す
パナソニックのSR-A10T/SR-A18Tでは、「時」または「分」キーを1秒以上押し、「ピッ」とブザーが鳴ったら指を離します。時・分が点滅するので、「時」キーで時、「分」キーで分を合わせます。押し続けると早送りになります。5秒間点滅したのちに点灯すれば完了です。
こちらも炊飯中・保温中・予約中は時刻合わせができません。また24時間表示なので、夜中の12時は0:00、昼の12時は12:00に合わせます。説明書には、電源プラグを抜いているあいだは内蔵のリチウム電池によって時計が動いていること、電池が消耗しても電源プラグを差し込んで時刻を合わせ直せば使えることも書かれています。
日立|[◀][▶]を約1秒押して点滅させ、[切/とりけし]で確定
日立の公式サポートでは、RZ-AW3000Mを例に手順が示されています。電源プラグをコンセントに差し込み、[◀]ボタンまたは[▶]ボタンを約1秒間押して時刻表示を点滅させ、[◀][▶]で現在時刻に設定し、最後に[切/とりけし]ボタンを押して時刻表示を点灯に変えます。[◀]が1分単位で戻り、[▶]が1分単位で進み、押し続けると10分単位になります。
日立自身も「操作手順は機種によって異なる」と断っているので、違う型番の方は同社のサポートで型番を指定して確認してください。
東芝|◇マークのキーを押し続ける(代表機種での案内)
東芝ライフスタイルの公式FAQでは、代表機種での説明として、◇マークのあるキーを時計表示が点滅するまで押し続け、キーで時刻を合わせ(押し続けると10分単位の早送り)、最後にキーを押して点滅を止める、という手順が案内されています。時計は24時間表示で、朝6時は6:00、夕方6時は18:00です。
こちらも「代表機種で説明しているので異なる場合は取扱説明書をご覧ください」と明記されています。東芝の炊飯器は型番によってキーの配置が変わるため、◇マークが見当たらない場合は無理に探さず、型番から説明書を引くのが確実です。
アイリスオーヤマ|「時」「分」ボタンを1秒以上、電池切れは12:00
アイリスオーヤマのKRC-MB30では、電源コードを接続し、「時」または「分」ボタンを1秒以上押すと時刻表示全体が点滅します。点滅中に「時」「分」ボタンで合わせ、ボタンを押し続けると早送りできます。5秒ほど操作しないと確定し、以降は「:」のみが点滅します。24時間表示です。
この機種の内蔵電池が消耗すると、電源プラグをつないだときに時計が12:00からスタートし、抜き差しすると再び12:00に戻ります。タイマーを使いたいときは、電源プラグを接続してから毎回時刻を合わせる運用になります。
時刻合わせキーが無い・時計が出ない機種の切り分け
パネルを眺めても「時刻合わせ」という文字が見つからないことがあります。そのときは次の順で切り分けてください。
専用キーが無い機種は「時」「分」や矢印キーが入口
上の表のとおり、専用の「時刻合わせ」キーを持つのは象印の系統で、タイガー・パナソニック・アイリスオーヤマは「時」「分」キー、日立は[◀][▶]が入口です。東芝は◇マークが目印です。「時刻合わせ」という名前のキーが無いこと自体は、時計機能が無いことを意味しません。押して1秒ほど待ち、表示が点滅するかどうかで判断できます。
電源ボタンを押さないと時計が出ない機種がある
日立の公式FAQには、おひつ御膳タイプについて、電源プラグを接続したあと[電源]ボタンを押さないと時計が表示されないという記載があります。表示が真っ暗なまま「壊れた」と判断してしまいやすいところです。ボタン操作そのものを受けつけない場合は故障の可能性があるため、修理窓口への相談を勧めています。
時計ではなく別の情報を表示していることがある
象印のNS-QC36では、保温経過時間と現在時刻が同じ表示部を共有しています。説明書のトラブルシューティングには、保温経過時間が表示されないときは現在時刻を表示していないか確認し、「時刻合わせ」キーで表示を切り替えるよう書かれています。逆に言えば、時計が出ていないのは別の情報を出しているだけというケースがあるわけです。
また、各社共通で炊飯中・保温中・予約中は時刻合わせを受けつけません。何を押しても点滅しないときは、まず「とりけし」「取消/切」でランプを消してから操作してください。なお、時計表示そのものを持たない機種があるかどうかは、今回調べた範囲ではメーカーの一次資料で確認できなかったため、断定を避けて割愛します。もくじに「時刻の合わせ方」が載っているかどうかが、いちばん確実な判定材料です。
停電・引越し・ブレーカー落ちで必ず消える理由
時計を動かしているのは、多くの機種で本体に内蔵されたリチウム電池です。パナソニックのSR-A10Tの説明書には、電源プラグを抜いているとき時計はリチウム電池によって動いていると書かれています。タイガーのJKT-L型も、リチウム電池を内蔵しているので差込プラグを抜いても現在時刻・予約時刻・保温経過時間を記憶し続けるとしています。
逆にこの電池が消耗すると、通電している間しか時刻を保持できなくなります。東芝の公式FAQは「電源プラグを抜くと時刻表示が消える」原因を本体内部のリチウム電池切れとし、電源プラグを差し込んで「切」キーを押せば「0:00」の点滅が止まり通常どおり使えるが、予約炊飯を使うなら時計を合わせ直してから使うよう案内しています。象印も、電池が切れると差込みプラグを抜いた時点で現在時刻・メニュー・保温状態の記憶が消えるが、差し込んで合わせ直せば通常どおり使えると書いています。
つまり、引越しやキッチンの模様替えでプラグを抜いたあと時刻が消えるのは、ほぼ電池の寿命です。電池はユーザーが自分で交換できません。日立は「お客様自身による交換はできません」として販売店や修理相談窓口への相談を求めており、東芝も有料で販売店依頼、象印とタイガーも販売店または相談窓口への依頼になります。パナソニックはリチウム電池の定期的な交換は不要としつつ、取り替える場合は販売店または修理相談窓口へ、としています。
停電したとき、予約はどうなるか
象印は停電時の扱いを公式に案内しています。炊飯中の停電が10分未満なら停電前の状態に復帰するので改めてスイッチを入れる必要はないが、うまく炊けない場合がある。10分以上なら炊飯はキャンセルされる。タイマー予約中は復旧すると予約が継続されるが、停電が長引いて開始時刻を過ぎていた場合は炊き上がり時刻がずれる、という内容です。あわせて、内蔵電池のない旧製品は停電復旧後つねにキャンセル状態に戻るとも書かれています。
パナソニックのSR-A10Tも、炊飯中に停電になったりブレーカーが落ちたときは炊きあがり時刻が遅れることがあり、停電の長さによってはうまく炊けないことがあるとしています。停電をはさんだ予約は、復電後に時刻を確認して作り直すのが安全です。
同時に止まる家電も一緒に確認しておく
停電やブレーカー落ちのあとは、炊飯器だけでなく同じ条件で時計を失う家電がまとめて出てきます。電子レンジの表示が消えて戻らないときの切り分けは電子レンジの時計表示が消えたときの直し方に、給湯器のリモコンで時刻を入れ直す手順は給湯器リモコンの時刻設定の進め方にまとめています。
合わせ込む基準の時刻をどこから取るかも地味に効きます。壁の電波時計が合っていないまま写してしまうと、炊飯器の時刻も一緒にずれます。電波を受信できていない原因は電波時計が時刻を受信できないときの原因と対処で整理しているので、基準にする時計が疑わしいときはスマートフォンの時刻を使ってください。
時刻を合わせても予約できないときの原因
時計を直しても予約が通らない場合、原因は操作手順かメニュー選択のどちらかに寄ります。各社の説明書のトラブルシューティングで、繰り返し挙げられている順に並べます。
最後に「炊飯」キーを押していない
いちばん多いのがこれです。象印のNS-QC36は、タイマー予約操作の最後に「炊飯」キーを押さないとタイマー予約は完了しないと明記しています。タイガーのJKT-L型も「炊飯/無洗米」キーを押さないと予約は完了しないとしており、パナソニックのSR-A10Tも予約時刻に炊けない原因として「炊飯/スタート」キーを押したかを挙げています。
時刻を合わせた画面のまま離れると、予約は入っていません。予約ランプが点灯し、炊飯ランプが消灯しているかを目で確認してください。象印のNP-DA10型では、炊飯キーを押すと炊飯ランプが消灯して炊き上げたい時刻と予約ランプが点灯し、ブザーまたはメロディーが鳴る、と説明されています。
そのメニューが予約に対応していない
急ぐためのコースと、具材が傷むコースは、各社とも予約の対象外です。公式で確認できたものは次のとおりです。
- 象印 NS-QC36:「白米急速」「炊きこみ」「雑穀米」はタイマー予約炊飯ができない
- 象印 NP-DA10型:「白米急速」「炊きこみ」のタイマー予約炊飯ができない
- タイガー JKT-L型:「早炊き」「炊込み」「おこわ」「少量高速」「ケーキ」「調理」は予約できない
- パナソニック SR-A10T:「早炊き」は予約炊飯ができない。「1/2電力」の炊飯でも予約炊飯は使えない
- アイリスオーヤマ KRC-MB30:「早炊き」「炊込み」「煮込/蒸し」はタイマー予約で選べない
早炊きが予約できないのは、どのメーカーでも同じ理屈です。早炊きのコースは吸水工程を省いて短時間で炊くためのもので、炊き上がり時刻を後ろにずらす予約とは目的が噛み合いません。タイガーも、「早炊き」「少量高速」には吸水工程が含まれず、すぐ炊きはじめるので炊飯時間が短くなると説明しています。
予約枠が2つあり、前回の時刻が残っている
多くの機種は予約を2通り記憶します。象印のNS-QC36は「予約1」「予約2」の2つを持ち、工場出荷時は予約1が6:00、予約2が18:00に設定されています。パナソニックのSR-A10Tも「予約1」「予約2」の2通りで、出荷時は予約1が5:00、予約2が18:00です。タイガーのJKT-L型とアイリスオーヤマのKRC-MB30も予約1・予約2の2枠です。
この仕組みのせいで、「予約したつもりなのに前回の時刻で炊き上がった」という行き違いが起きます。予約キーを押すたびに予約1と予約2が切り替わるため、今どちらを編集しているのかを表示で確かめてから時刻を変えてください。一度設定した時刻は変更するまで記憶されるので、毎朝同じ時刻なら時刻合わせの操作は不要です。
予約可能時間より短いと、すぐ炊き始める
炊き上がりまでの残り時間が短すぎると、予約にならずその場で炊飯が始まります。パナソニックのSR-A10Tは、コースごとの予約可能時間として白米・無洗米・すし・おかゆが70分から、玄米が130分からと示し、予約可能時間未満の場合は予約をスタートするとすぐに炊飯が始まると注記しています。アイリスオーヤマのKRC-MB30も、無洗米・白米は55分未満だとタイマー炊飯にならずすぐ炊飯を開始するとしています。象印も、おすすめ時間未満に設定した場合はすぐに炊飯がはじまると書いています。
逆に長すぎるのも避けたいところです。パナソニックは目安として13時間以上(夏場など水温が高いときは8時間以上)の予約はお米が発酵してにおいの原因になるとし、タイガーは12時間をこえて予約しないよう求めています。
保温ランプが点いているとキー操作を受けつけない
パナソニックのSR-A10Tには、ランプ点灯中はキー操作ができないので「取消/切」キーを押してランプを消してから行う、という案内があります。タイガーのJKT-L型も、保温ランプが点灯している場合は「取消」キーを押して消灯させる(点灯していると予約できない)としています。象印のNS-QC36も、炊飯できない・キー操作できないときの確認項目に保温ランプの点灯を挙げています。
炊飯器の待ち時間そのものを計りたいときは、炊飯器のタイマーに頼らない手もあります。ブラウザだけで動くブラウザのタイマーなら、浸水の30分や蒸らしの10分をキッチンの画面に大きく出しておけます。エアコンのように時計のずれがタイマー動作に直結する家電もあるので、家の中の時刻を一度そろえたい方はエアコンのタイマーと時計のずれを直す手順も参考になります。
まとめ
炊飯器の時刻表示の点滅は、故障ではなく現在時刻が未設定だという合図で、その状態では予約炊飯を受けつけません。やることは時刻を合わせ直して、点滅が点灯に変わるのを確認するだけです。入口のキーは象印なら「時刻合わせ」、タイガー・パナソニック・アイリスオーヤマなら「時」「分」、日立なら[◀][▶]と分かれるので、型番からお手元の取扱説明書を引いてください。合わせても予約できないときは、最後の炊飯キー、予約に非対応のメニュー、2つある予約枠、予約可能時間の4点を順に確認すれば、ほぼ原因に当たります。
家じゅうの時刻表示や家電まわりの手順書づくりでお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
よくある質問
炊飯器の時刻表示が点滅しているのは故障ですか?
故障ではありません。現在時刻がまだ設定されていないという合図です。象印の取扱説明書でも、表示部の「7:00」が点滅しているときは時刻合わせをしないとタイマー予約を受けつけないと案内されています。時刻を合わせて点滅が点灯に変われば直ります。
時刻が点滅していても普通にご飯は炊けますか?
炊けます。日立は電池が切れて時間表示が消えても炊飯はできると明言しており、タイガーも「0:00」が点滅している状態でも通常の炊飯はできると書いています。できなくなるのはタイマー予約だけです。
コンセントを抜くたびに時刻が消えるのはなぜですか?
時計を保持している内蔵のリチウム電池が消耗しているためです。東芝の公式FAQでは、この状態では電源プラグを差し込んで「切」キーを押せば通常どおり使えるが、予約炊飯を使うなら時計を合わせ直すよう案内されています。電池交換はユーザー自身ではできず、販売店や修理窓口への依頼(有料)になります。
停電のあと、予約していた炊飯はどうなりますか?
象印の案内では、タイマー予約中に停電しても復旧すると予約は継続されますが、停電が長引いて開始時刻を過ぎていた場合は炊き上がり時刻がずれます。内蔵電池のない旧製品では復旧後つねにキャンセル状態に戻るため、復電後に時刻を確認して予約を作り直すのが安全です。
時刻を合わせたのに予約炊飯ができません。
最後に炊飯キーを押していないケースが最も多いです。次に、早炊きや炊き込みなど予約に対応していないメニューを選んでいないか、予約1と予約2のどちらを編集しているか、メニューごとの予約可能時間より短い時刻を設定していないかを順に確認してください。保温ランプが点灯中はキー操作を受けつけない機種もあります。