【2026年10月18日 更新】Haiku 4.5 の下限日(10月15日)を3日過ぎても、提供終了の告知は出ていません。Anthropic 公式のモデル提供終了ページ を本日取り直したところ、claude-haiku-4-5-20251001 は今も Active・非推奨日 N/A・「Not sooner than October 15, 2026」のままでした。この一文は「10月15日に提供終了する」という意味ではなく、「10月15日より早くは終了させない」という下限の保証です。終了日ではありません。Anthropic は同じページで、公開済みモデルの退役について少なくとも60日前に通知すると明記しています("at least 60 days' notice")。したがって、仮に今日告知が出ても退役は2026年12月17日以降で、告知が出ていない状態でいきなり使えなくなることは構造的に起こりません。モデル一覧も Fable 5.1 / Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5 の4本で変化なし(10月15日〜18日に Anthropic から新モデルの発表はありません)、claude-sonnet-4-5-20250929 の退役日も2026年11月30日(残り43日)で変化ありません。今後 Deprecated へ変わったときの置き換え先は claude-haiku-5-5 です。
この記事が追いかけてきた「Claude の次のモデル」は決着しました。2026年10月7日に Claude Haiku 5.5(モデルID claude-haiku-5-5)の提供が始まり、5.5世代は Fable 5.1 / Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5 の4本でそろいました。ポイントは名前です。「Haiku 5」という名前では出ず、Haiku 5.5 として出ました(Opus・Sonnet が 5.5 へ上がったのに合わせた形)。公式の位置づけは「我々がこれまでに出した中で最も安く・最も速く・最も高性能な小型モデル」で、平均で約75%安くなると明記されています。退役は2027年10月7日より前にはしないと公式一覧にあります。発表内容と料金の内訳はClaude Haiku 5.5 の提供開始と料金の整理をご覧ください。
「Claudeの次のモデルはいつ出るのか」——この検索がずっと多いテーマです。2026年7月に Claude Opus 5 が出て以降、答えは「Haiku ラインの更新」でした。そしてそれは2026年10月7日の Claude Haiku 5.5 で実現しました。そのため本記事は①いま選べるモデルの現況(公式スペック表)②そこからの選び方③まだ残っている公式の期日を中心に組み替えてあります。「次のモデル」を待つ話ではなく、そろった4本をどう使い分けるかが、いま実務で効く論点です。
もう一点、実務で効くのはモデルの発表よりカレンダーです。2026年10月18日時点で見ておくべき公式の期日は2つです(確定しているのは1つ)。
- 2026年10月15日|
claude-haiku-4-5-20251001の「これより早くは終了しない」日(2026年10月18日時点で3日経過)。★ここは読み違えが起きやすいところです。下限日を過ぎても状態はまだActive・非推奨日はN/Aで、提供終了の告知はまだ出ていません。10月15日は「終わる日」ではなく「これより早くは終わらせない」という下限の保証日です。ただし Haiku 5.5 が出たことで、置き換え先はclaude-haiku-5-5がはっきりしました。 - 2026年11月30日|
claude-sonnet-4-5-20250929の退役日(2026年10月18日時点で残り43日)。こちらは2026年9月30日にActiveからDeprecatedへ変わり、退役日が確定しています(移行先はclaude-sonnet-5-5)。2つのうち、本当に手を動かさないといけないのはこちらです。
なお、2026年8月31日に予定されていた Claude Sonnet 5 の導入価格($2/$10)の終了は取りやめになり、$2/$10 がそのまま標準価格になりました。また Claude Opus 4.1 の提供終了は2026年8月5日で決着し、状態は Retired のままです。この記事では、2026年10月18日時点の Claude の全ラインナップを公式スペックで整理し、リリース履歴からの読み方、そして提供終了した Opus 4.1 からの移行まで、確定情報と推測を分けて解説します。
最終更新: 2026年10月18日|2026年10月18日に Anthropic 公式のモデル一覧(Models overview)・料金ページ・提供終了ページ(Model deprecations)を取り直し、Claude Haiku 5.5(claude-haiku-5-5・Active・退役は2027年10月7日より前にはしない)が一覧に載っていること、claude-haiku-4-5-20251001 はまだ Active・非推奨日 N/A のままであること、claude-sonnet-4-5-20250929 が Deprecated(非推奨日2026年9月30日・退役日2026年11月30日)であることを確認しました。本記事は新情報が出るたびに更新します。
【2026年10月9日更新】Claude Haiku 5.5 が出て、5.5世代は4本そろった
2026年10月7日、Anthropic が Claude Haiku 5.5(claude-haiku-5-5)の提供を開始しました。9月22日の Opus 5.5、9月28日の Sonnet 5.5 に続く3本目で、これでFable 5.1 / Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5 の4本が現行ラインになりました。長く「Haiku だけ4.5世代に取り残されている」と書いてきた構造的なズレは、ここで解消されています。
Haiku 5.5 で押さえるべき点を5つだけ挙げます。
- 平均で約75%安い(公式本文の表現)。内訳は、プロンプトが10万トークン以下のリクエストで Haiku 4.5 比90%安、10万トークン超で50%安。Haiku 4.5 ではリクエストの90%が10万トークン以下でした
- 単価がプロンプト長で2段階に切り替わる。10万トークン以下なら入力$0.10/出力$0.50、10万トークン超なら入力$0.50/出力$2.50(100万トークンあたり)。Haiku 4.5 にこの段階制はなく一律$1/$5でした
- コンテキストが20万→100万トークン、最大出力が6.4万→12.8万トークン。他の3本と同じ土俵に上がりました
- トークナイザが変わり、同じ文章のトークン数が Haiku 4.5 比で約30%増える。単価だけを比べて請求額を見積もると外れます(公式も明記)
- 退役は2027年10月7日より前にはしないと公式一覧に記載。1年は使える前提で投資判断ができます
公式は用途もはっきり書いています。向くのは要約・コンパクション・分類・データベースクエリのような大量&コスト重視の処理と、Opus 5.5 / Sonnet 5.5 のサブエージェント。逆に Terminal-Bench 4.0 のような複雑なエージェント型コーディングは Sonnet 5.5 / Opus 5.5 のほうが良い選択だとしています。発表内容・料金・移行時の破壊的変更はClaude Haiku 5.5 の提供開始と料金の整理にまとめました。
2026年9月28日:Claude Sonnet 5.5 の提供開始
2026年9月28日、Anthropic が Claude Sonnet 5.5(claude-sonnet-5-5)の提供を開始しました。9月22日の Opus 5.5 に続く2本目で、料金は Sonnet 5 と同額の入力$2/出力$10(キャッシュ読み$0.20)に据え置き、出力生成は30%以上高速、同じ仕事に使うトークンが減るため1タスクあたり最大30%安くなります。コンテキスト100万トークン・最大出力12.8万トークンで、提供終了は2027年9月28日より前にはしないと公式一覧に明記されました。同じ発表文で Claude Haiku 5.5 が「数週間内に Claude 5.5 ファミリーへ加わる」と予告されており、その予告どおり2026年10月7日に提供が始まりました。なお2026年10月7日からは Sonnet 5.5 のキャッシュ読み取りが $0.20 から $0.10 へ50%引き下げられています(キャッシュ読み取りはトークン消費の大半を占めるため、公式はほとんどのエージェント型タスクで Sonnet 5.5 のコストが約20%下がるとしています)。詳細はClaude Sonnet 5.5 の提供開始まとめとClaude Haiku 5.5 はいつ出るかをご覧ください。なお claude-sonnet-4-5-20250929 はその翌日(2026年9月30日)に Deprecated へ変わり、退役日2026年11月30日が確定しました。
結論:「Haiku 5」ではなく Haiku 5.5 として2026年10月7日に出た
この記事を長く読んでくださっている方向けに、何がどう決着したかを先に書きます。2026年9月まで、Claude の4ラインのうち Haiku だけが 4.5 世代に取り残されていました。コンテキストウィンドウは他が100万トークンなのに Haiku 4.5 は20万トークン、信頼できる知識のカットオフは他が2026年6月なのに Haiku 4.5 は2025年2月。そして Haiku 4.5(2025年10月15日リリース)から357日が空いていました。当サイトはここを根拠に「次の更新対象として最も自然なのは Haiku」と書き続け、それは当たりましたが、名前は「Haiku 5」ではなく「Haiku 5.5」でした。Opus と Sonnet が 5.5 へ上がったあとに合流したためです。
ここから引き出せる教訓は1つです。Anthropic はライン横断で世代番号をそろえず、合流するタイミングのいちばん新しい番号に合わせてくる。「Haiku 5 が出る」と待っていると、出たものを見落とします。そして現時点でその次(Haiku 6 や Opus 6 など)については公式の予告はゼロです。
✅ 2026年10月15日時点の Claude モデル一覧(公式スペック表)
まず確定情報から。以下はすべて Anthropic 公式ドキュメント(Models overview・Pricing・Model deprecations)に記載された値です(2026年10月15日に再照合)。現行ラインは4本で、Haiku も2026年10月7日に 5.5 へ上がりました。これから新規に選ぶなら、この4本から選びます。
モデル | API ID | 料金(入力/出力・100万トークン) | コンテキスト | 最大出力 | 知識カットオフ | 退役の保証 |
|---|---|---|---|---|---|---|
Claude Fable 5.1 | claude-fable-5-1 | $10 / $50(キャッシュ読み $0.25) | 100万 | 12.8万 | 2026年6月 | 2027年9月1日より前にはしない |
Claude Opus 5.5(公式の「迷ったらこれ」) | claude-opus-5-5 | $4 / $20(キャッシュ読み $0.20) | 100万 | 12.8万 | 2026年6月 | 2027年9月22日より前にはしない |
Claude Sonnet 5.5 | claude-sonnet-5-5 | $2 / $10(キャッシュ読みは2026年10月7日に $0.20→$0.10) | 100万 | 12.8万 | 2026年6月 | 2027年9月28日より前にはしない |
Claude Haiku 5.5(新・2026年10月7日) | claude-haiku-5-5 | プロンプト10万トークン以下:$0.10 / $0.50 | 100万 | 12.8万 | 2026年6月 | 2027年10月7日より前にはしない |
API で effort(思考の深さ)を指定しない場合の既定値は、Fable 5.1 と Sonnet 5.5 が high、Opus 5.5 と Haiku 5.5 が medium です。深く考えるほどトークンを使うので、定型処理は明示的に下げると請求額が変わります。
旧世代もLegacy(引き続き利用可)として残っています。Fable 5 / Opus 5 / Opus 4.8 / Opus 4.7 / Opus 4.6 / Opus 4.5 / Sonnet 5 / Sonnet 4.6 / Haiku 4.5 がそれです。このうち claude-haiku-4-5-20251001 は下限日を過ぎた2026年10月18日時点でもまだ Active・非推奨日 N/Aで、「2026年10月15日より前には退役させない」という保証だけが付いています(=提供終了の告知はまだ出ていません)。一方 claude-sonnet-4-5-20250929 は Deprecated・退役日2026年11月30日が確定済みです。なお2026年8月5日で提供終了(Retired)となった Opus 4.1 は、もう使えないため一覧から外しています。
「知識カットオフ」は公式表記の信頼できる知識のカットオフ(reliable knowledge cutoff)です。学習データのカットオフはこれより広い範囲を指し、たとえば Haiku 4.5 は2025年7月とされています。Haiku 5.5 は信頼できる知識のカットオフも学習データのカットオフも2026年6月です。
ここにもう1つ、一般提供されていないモデルがあります。Claude Mythos 5.1(claude-mythos-5-1)です。スペックも価格も Fable 5.1 と同一で、違うのは安全機構の強度だけですが、防御的サイバーセキュリティ用途(Cyber Verification Program)と生命科学向け(Life Sciences Verification Program)の審査つきプログラム経由でのみ提供されます。セルフサービスでの申し込み窓口はありません。日本の中小企業が通常の業務で触れる機会はまずない、と考えて差し支えありません。この「一覧に出てこないのは仕様」という点だけを詳しく知りたい場合は、Mythos 5.1とFable 5.1の違いと提供条件を用意しています。
スペック表に出てこない差もあります。思考モード(thinking)の扱いが世代で分かれている点です。現行の4本(Fable 5.1 / Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5)はすべて「アダプティブ思考」(モデルが必要量を自分で判断する方式)で、旧来の extended thinking(思考トークン量を開発者が固定する方式)は受け付けません。逆に Legacy の Haiku 4.5 はアダプティブ思考に非対応で extended thinking のみです。Haiku 4.5 から Haiku 5.5 へ上げるときにいちばん踏みやすいのがここで、budget_tokens を渡したままだとエラーになります。あわせて temperature / top_p / top_k の非既定値も400エラー、アシスタントメッセージの prefill もエラーになります。API を書き換えずにモデルだけ差し替えると動かないのは、多くの場合ここが原因です。
Claude のモデル名の読み方(Opus / Sonnet / Haiku / Fable / Mythos)
「Claude 5 はいつ出るのか」という質問がよく検索されますが、Anthropic は製品ライン横断で世代番号をリセットしていません。ラインごとに独立して番号が上がる仕組みです。ここを理解すると、次に何が来るかの読み方が変わります。
5つのライン、それぞれの役割
- Fable($10/$50)— 公式に「Anthropic の最も高性能な一般提供モデル」。長時間動き続けるエージェント向け
- Mythos($10/$50)— Fable と同スペック・同価格。防御的サイバーセキュリティ専用で招待制(Project Glasswing)
- Opus(5.5 は $4/$20)— 長時間動き続けるエージェント型コーディングと知識労働向け。公式の「迷ったらこれ」推奨
- Sonnet($2/$10)— 速度と知能のバランス型
- Haiku(5.5 は $0.10/$0.50〜)— 最速・最安。分類・抽出・ルーティングのような大量かつ待たせられない処理向け
Fable と Mythos は2026年6月9日に追加された比較的新しいラインです。「Fable と Opus はどちらが上か」で混乱しやすいのですが、公式の位置づけは明確で、Fable が最上位(2026年9月1日以降は Fable 5.1)、Opus はその半額で Fable に迫る性能、というのが Anthropic 自身の説明です。Opus 5 単体の料金・使えるプラン・Fable 5 との具体的な違いはClaude Opus 5 の料金と Fable 5 との違いを解説した記事にまとめています。
モデルIDの命名規則と「日付なし=最新版」ではない罠
4.6世代以降のモデルIDは claude-{名前}-{メジャー}[-{マイナー}] という形式です。メジャー版のリリースではマイナー部分が省かれるため、claude-opus-5 や claude-sonnet-5 のような表記になります。4.6世代より前は claude-haiku-4-5-20251001 のように日付が入ります。
ここが実務で効く豆知識です。日付が入っていないIDは「常に最新版を指すエイリアス」ではありません。公式ドキュメントは「よくある誤解」として明記していますが、claude-sonnet-4-6 のような日付なしIDも固定されたスナップショットであり、Anthropic は既存IDの重みを更新しません。新しい版は必ず新しいIDで出ます。
つまり、コードに書いたモデルIDは、あなたが書き換えない限り勝手に賢くなりません。「Claude の次のモデル」が出ても、IDを変えなければ何も起きない。逆に言えば、勝手に挙動が変わって困ることもない。ここを押さえておくと、次のモデルが出たときの社内説明がラクになります。
リリース間隔から読む“次”のタイミング
公式発表がない以上、時期は推し量るしかありません。そこで2026年のリリース履歴を実データで並べました。
リリース日 | モデル | 前回リリースからの日数 |
|---|---|---|
2026年2月5日 | Claude Opus 4.6 | — |
2026年2月17日 | Claude Sonnet 4.6 | 12日 |
2026年4月7日 | Claude Mythos Preview | 49日 |
2026年4月16日 | Claude Opus 4.7 | 9日 |
2026年5月28日 | Claude Opus 4.8 | 42日 |
2026年6月9日 | Claude Fable 5 / Mythos 5 | 12日 |
2026年6月30日 | Claude Sonnet 5 | 21日 |
2026年7月24日 | Claude Opus 5 | 24日 |
2026年9月1日 | Claude Fable 5.1 / Mythos 5.1 | 39日 |
2026年9月22日 | Claude Opus 5.5 | 21日 |
2026年9月28日 | Claude Sonnet 5.5 | 6日 |
2026年10月7日 | Claude Haiku 5.5 | 9日 |
2月5日から10月7日までの244日間に12モデル。平均22.2日、中央値21日に1本のペースです。注目すべきは9月22日から10月7日の15日間で、Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 の3本が立て続けに出ています。世代を切り替えるときは、上位から順に数週間で駆け抜ける——というのが 5.5 世代で実際に起きたことでした。
この数字の使い方は1つだけです。「次は年単位で先」という前提で社内の計画を立てないこと。Claude に限らず、いまのAIモデルは2〜6週間おきに何かが更新される前提で構えたほうが、結果的にコストも工数も抑えられます。移行のたびに発生する費用の内訳や概算式はAIモデル移行のコスト見積もり|内訳5項目と概算式で整理しています。
リリース日の裏取り:非公式情報を公式ドキュメントで検算する
上の日付はWikipedia の Claude(language model)など公式外のまとめ由来で、そのままでは信頼できません。そこで Anthropic 公式のModel deprecations(モデル提供終了予定)ページと突き合わせました。同ページには各モデルの「暫定的な提供終了日」が載っています。
- claude-fable-5-1 → 2027年9月1日より前にはならない(リリース2026年9月1日)
- claude-opus-5-5 → 2027年9月22日より前にはならない(リリース2026年9月22日)
- claude-sonnet-5-5 → 2027年9月28日より前にはならない(リリース2026年9月28日)
- claude-haiku-5-5 → 2027年10月7日より前にはならない(リリース2026年10月7日)
- claude-haiku-4-5-20251001 → 2026年10月15日より前にはならない(リリース2025年10月15日)
すべてリリース日のちょうど1年後です。つまり公式ドキュメントは、リリース日を間接的に裏づけています。Haiku 5.5 の「2027年10月7日」も、リリース日の2026年10月7日のちょうど1年後です。この規則性を知っていると、新しいモデルが出た日から「いつまで使えるか」を即座に引けます。これは Opus 4.1 の期限の読み方とも一貫します。Opus 4.1 は2025年8月5日リリースで、公式の暫定提供終了日はちょうど1年後の2026年8月5日でした。2026年8月8日に確認したところ、この日付どおりに状態が Retired へ切り替わっていました=「暫定」と書かれていても、実際には予定どおり終了しています。この表の日付はいずれも「Tentative(暫定)」ですが、リリース日ちょうど1年後という規則性があるため、社内の更新計画のカレンダーとしてはそのまま使えます。
🔍 未確定・推測の段階のこと(信頼度つき)
2026年10月18日時点で、Anthropic は「次のモデル」について一切予告していません。ここからは確定情報ではありません。信頼度を記号で明示して分けます。◎=公式発表 / ○=公式資料から論理的に読み取れる / △=報道・観測レベル / ×=根拠なし。
項目 | 現状 | 信頼度 | 根拠 |
|---|---|---|---|
Claude Haiku 5.5 の提供開始 | 2026年10月7日に提供開始(決着) | ◎ | 公式発表ページとモデル一覧に記載。モデルIDは claude-haiku-5-5 |
「Haiku 5」という名前のモデル | 出なかった | ◎ | Haiku は 4.5 から 5.5 へ直接上がった。5 世代は飛ばされている |
その次の世代(Haiku 6 / Opus 6 など)の時期 | 不明 | × | 公式の予告はゼロ。日付を語る情報は疑ってよい |
Haiku 4.5 の提供終了 | まだ告知なし(Active・非推奨日 N/A) | ◎ | 公式の提供終了ページ。あるのは「2026年10月15日より前には退役させない」という保証だけ |
Sonnet 4.5 の退役 | 2026年11月30日に確定 | ◎ | 2026年9月30日に Deprecated へ。移行先は claude-sonnet-5-5 |
「Claude 5」というブランド横断の世代リセット | 起きない見込み | ○ | 命名規則がライン独立。実際 Haiku だけ4.5のまま |
次の更新は数週間〜2か月後 | 推計にすぎない | △ | 2026年の平均22.2日・中央値21日に1本というペースからの推計。予告ではない |
2026年にAI開発が加速する | CEOの見解 | △ | Dario Amodei 氏の論考(下記)。当事者の主張であり客観的予測ではない |
最後の項目について補足します。Anthropic CEO の Dario Amodei 氏は2026年6月の論考Policy on the AI Exponentialで、AIの進歩が指数関数的で政策立案の速度を上回っていること、スケーリング則があと1〜2年続けば「強力なAI」に到達しうることを主張しています。ただしこれは開発当事者による見解であり、次のモデルの時期を示すものではありません。引用する際は必ずその前提を添えてください。
⚠️ Opus 4.1 は2026年8月5日で提供終了(Retired 確定)
「次のモデル」を待つ前に、すでに期限が到来した確定事項があります。Claude Opus 4.1(claude-opus-4-1-20250805)は2026年6月5日に非推奨(Deprecated)として提供終了が予告され、公式ドキュメントに記載された提供終了日は2026年8月5日で、その日付どおりに提供終了しました。予告から実施まで2か月あり、Anthropic は公開モデルの提供終了について少なくとも60日前の通知を行うと公式に定めています。
ここは正確に書きます。公式表の日付欄の見出しは「Tentative retirement date(暫定の提供終了日)」で、予定日を過ぎた直後の数日間は状態表記が Deprecated のままでした。2026年8月8日に公式ページを再取得したところ、claude-opus-4-1-20250805 の Current state は Retired に切り替わっていました。同ページの提供終了履歴にも「This model was retired August 5, 2026.」と明記されています。公式の定義では Retired は「そのモデルはもう利用できず、リクエストは失敗する」状態です。つまり Opus 4.1 は、もう使えません。
公式ドキュメントは「提供終了日を過ぎたモデルへのリクエストは失敗します」と明記しています。エラーになるのは、そのモデルIDをハードコードしているすべての箇所です。社内ツール、業務自動化のスクリプト、外注したシステム——身に覚えがなくても、2025年に構築したものは要確認です。「今日も動いているから大丈夫」は根拠になりません。提供終了は予告された日付以降のどこかで反映されるものだからです。
なお、この日付が適用されるのは Anthropic が自社で運用する基盤(Claude API・Claude Platform on AWS・Microsoft Foundry)です。Amazon Bedrock と Google Cloud はパートナー側が独自の提供終了スケジュールを持つと公式が明記しているため、クラウド経由で使っている場合はそれぞれのモデル表で自社の期限を確認してください。ここを混同すると「まだ動くはずなのに止まった」「止まると思ったら動いていた」の両方が起きます。
今回の Opus 4.1 の終了は特殊なケースではありません。2026年に入ってからだけでも Sonnet 3.7(2月19日)、Haiku 3(4月20日)、Sonnet 4 と Opus 4(ともに6月15日)が同じ手順で提供終了しています。AIモデルの提供終了は、年に数回起きる定例業務として社内の運用に組み込むべきものです。棚卸しから移行判断までの型はAIモデルの提供終了に企業がどう備えるかを整理した記事にまとめました。
確認手順(3ステップ)
- コードを検索する。リポジトリ全体で claude-opus-4-1 と opus-4-1-20250805 を全文検索します。設定ファイル・環境変数・ノーコードツールの設定画面も対象です
- 実際の利用状況を出す。Claude Console の Usage ページから CSV をエクスポートすると、APIキーごと・モデルごとの利用実績が出ます。「使っていないつもり」を潰せるのはこの方法だけです
- 移行先に差し替えてテストする。公式の非推奨一覧が推奨代替として挙げているのは claude-opus-4-8 です(モデル一覧ページの警告文は Opus 5 への移行を案内。どちらも $5/$25 で同額)。Opus 4.1 は $15/$75 だったので、単価はむしろ3分の1になります。ただし後述の非互換に注意してください
単純な文字列置換では動かない点
Opus 4.1 から現行世代へ移す場合、モデルIDを書き換えるだけでは済みません。公式に記載されている非互換のうち、実務で踏みやすいのは次の2つです。
- temperature / top_p / top_k がエラーになる。Opus 4.7 以降、これらをデフォルト以外の値で送ると 400 エラーです。パラメータごと削除し、挙動の調整はプロンプト側で行います
- 思考の指定方法が変わる。Opus 4.1 の extended thinking(思考トークン量を数値で指定する方式)は現行世代では使えません。アダプティブ思考に置き換えます
ここまでの内容は、社内にAPIを触れる担当者がいる前提の話です。「そもそも自社のどこでAIが使われているのか分からない」という段階の会社さんも実際には多く、Mihata ではそうした棚卸しから月1回のAIミーティングでご一緒しています。記事の途中で恐縮ですが、もしご興味があれば覗いていただけたら嬉しいです。
中小企業のモデル選び:Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5 の使い分け
4本そろったので、使い分けの軸を出します。まずコスト感を具体的な数字で。入力100万トークン+出力20万トークン(原稿用紙にして数千枚規模の処理)を1回走らせた場合の概算です(2026年10月15日時点の公式単価)。
モデル | 概算コスト | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
Claude Fable 5.1 | 約 $20 | 最難関の推論、長時間動き続けるエージェント | 中小企業の日常業務にはオーバースペックになりがち |
Claude Opus 5.5 | 約 $8 | 複雑な業務自動化、コーディング、企業向け文書作成 | 公式の「迷ったらこれ」。既定 effort は medium |
Claude Sonnet 5.5 | 約 $4 | 日常的な文章生成・要約・分類の主力 | 既定 effort が high。定型処理は下げると安くなる |
Claude Haiku 5.5 | 約 $0.20(プロンプトが毎回10万トークン以下の場合) | 大量処理、リアルタイム応答、分類・抽出・ルーティング、上位モデルのサブエージェント | トークン数が Haiku 4.5 比で約30%増えるので、単価だけで見積もらない |
Fable 5.1 と Haiku 5.5 の差は、同じ条件で20〜100倍です。「とりあえず一番いいモデル」を選ぶのが最も損をするパターンで、用途ごとに使い分けるのが実務的です。特に Haiku 5.5 の2段階単価は設計で効きます。長い社内文書を毎回まるごと投げて10万トークンを超えさせるのではなく、必要な部分だけを渡して10万トークン以下に収めれば、同じ処理が5分の1の単価で回ります。
待つ/進める/検証だけ、の判断フレーム
あなたの状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
Opus 4.1 を本番で使っている | 今すぐ移行 | 8月5日で Retired。すでにリクエストは失敗する。待つ選択肢はない |
Sonnet 5.5 でキャッシュを使っている | 見積もりを引き直す | 2026年10月7日にキャッシュ読み取りが $0.20→$0.10。エージェント型タスクは公式で約20%安くなる |
大量・低単価の処理を Haiku 4.5 で回している | Haiku 5.5 の検証を始める | 平均で約75%安くなる。ただし |
Sonnet 4.5 を本番で使っている | 11月30日までに移行 | 退役日が確定している唯一の期日。移行先は claude-sonnet-5-5 |
これから新規に社内AIを作る | 今の世代で進める | 平均22日に1本のペース。待っても次の「次」が来るだけ |
最新モデルでないと成立しない企画がある | 検証だけしておく | モデルIDを1箇所に集約し、差し替え可能な設計にしておく |
実装面でひとつだけ強くおすすめしたいのは、モデルIDを設定ファイルや環境変数に1箇所だけ書くことです。前述のとおり日付なしIDも固定スナップショットなので、次のモデルに乗り換えるには必ず書き換えが発生します。コード中に散らばっていると、そのたびに調査からやり直しになります。社内ナレッジAIやLINE Botなどを設計する際も、Mihata ではオーダーメイドの独自AI開発でこの点を最初に決めています。
なお、AIに社外秘や個人情報を入力する運用は、モデル選び以前の話として先に整理しておくべき論点です。AIに入力してはいけない情報の判断基準もあわせてご確認ください。
個別のバージョン名で調べる方も増えています。Opus 5.1という名前で本当に来るのかと、2026年9月1日に発表された Fable 5.1 の変更点と料金は、それぞれ専用記事で一次情報だけを使って整理しています。
モデルが新しくなっても、SEO記事の成果を左右するのはキーワード選定・ファクトチェック・公開後の改稿といった運用側の工程です。そこを社内で回しきれない場合は、AIでSEO記事を継続運用する仕組みや、SEO記事の外注とAI活用のコスト比較も判断材料になります。
他社の“次のモデル”の状況
Claude だけを見ていると判断を誤ります。2026年後半は各社の更新サイクルが重なっており、比較すると Claude のポジションが見えやすくなります。
- OpenAI:GPT-5.6 系(Sol / Terra / Luna)の提供状況・料金・使い分けはGPT-5.6 の日本での提供状況と使い方にまとめています
- Google:軽量・高速枠の考え方はGemini 3.6 Flash の料金と使い方が参考になります。Claude で言えば Haiku に相当するポジションです
- Anthropic 最上位:Fable ライン(2026年9月1日以降は Fable 5.1)がサブスクでどこまで使えるかはClaude Fable 5 のサブスク提供条件で整理しています
各社の動きを横断して追いたい場合は、2026年後半のAIモデル総まとめを起点にしてください。本記事も新情報が出るたびに更新します。
まとめ:次を待つより、今の世代を正しく使う
2026年10月18日時点の結論を3行で。①「Claude の次のモデル」は Claude Haiku 5.5 として2026年10月7日に出て、5.5世代は Fable 5.1 / Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5 の4本でそろった。②その先(Haiku 6 や Opus 6 など)について公式の予告はゼロ。③いま手を動かす必要があるのは、2026年11月30日に退役する Sonnet 4.5 からの移行だけ。
残っている公式の期日は2つです。
- 2026年10月15日|
claude-haiku-4-5-20251001の「これより早くは終了しない」日(2026年10月18日時点で3日経過)。下限日を過ぎても状態はまだActive、非推奨日はN/Aで、提供終了の告知は出ていません。「10月15日に終わる」ではなく「10月15日までは終わらせない」です。ただし置き換え先はclaude-haiku-5-5がはっきりしたので、この日以降に終了予告が出ても慌てないように、先に検証を済ませておくのが安全です。 - 2026年11月30日|
claude-sonnet-4-5-20250929の退役日(2026年10月18日時点で残り43日)。こちらは2026年9月30日にDeprecatedとなり日付が確定しています。対応が必須の期日はこれ1つです。
つまり当面の行動は「次のモデルを待つ」ではなく、11月30日までに Sonnet 4.5 を Sonnet 5.5 へ移し、Haiku 4.5 を使っているところは Haiku 5.5 の検証を始める——この2つです。
平均22日に1本というペースの世界では、「次を待つ」戦略はほぼ機能しません。モデルIDを差し替えやすい形で作り、いま使えるモデルで成果を出しながら、出たら乗り換える。それが結果的にいちばん速い進み方だと考えています。自社の業務のどこにAIを入れられそうか、そもそもの整理からご相談いただくことも多いので、お気軽にお声がけください。
軽量ティアの次版は、2026年9月22日の Opus 5.5 発表文で「数週間内に続く」と予告され、予告どおり2026年10月7日に Claude Haiku 5.5 として提供が始まりました。料金の2段階構成・トークナイザの変更・移行時の破壊的変更まで公式情報だけで整理したものはClaude Haiku 5.5 の提供開始と料金の整理にあります。
この記事の更新履歴
- 2026年10月18日:Anthropic 公式の提供終了ページ・モデル一覧・料金ページを取り直し、
claude-haiku-4-5-20251001が下限日を3日過ぎても Active・非推奨日 N/A・提供終了の告知なしであること、10月15日〜18日に新モデルの発表がないことを確認しました。冒頭の更新ノートを1本にまとめ、残り日数を Sonnet 4.5 の退役まで43日に更新しています。 - 2026年10月15日:Anthropic 公式の提供終了ページ・モデル一覧を取り直し、
claude-haiku-4-5-20251001が下限日の当日でもまだActive・非推奨日N/A・提供終了の告知なしであることを確認しました。「Not sooner than October 15, 2026」が終了日ではなく下限の保証であること、および公開モデルの退役は少なくとも60日前に通知されると公式に明記されている点を本文に追記し、残り日数を Sonnet 4.5 の退役まで46日に更新しています。 - 2026年10月10日:Anthropic 公式のモデル一覧・料金ページ・提供終了ページを取り直し、
claude-haiku-4-5-20251001がまだActive・非推奨日N/Aのままであることを再確認しました(提供終了の告知は出ていません)。残り日数を Haiku 4.5 の下限日まで5日・Sonnet 4.5 の退役まで51日に更新しています。 - 2026年10月9日:2026年10月7日の Claude Haiku 5.5 提供開始を反映し、モデル一覧を現行4本(Fable 5.1 / Opus 5.5 / Sonnet 5.5 / Haiku 5.5)へ入れ替えました。「次は Haiku 5」という予測の記述を実績の記述に置き換え、残り日数を2026年10月9日基準(Haiku 4.5 の下限日まで6日・Sonnet 4.5 の退役まで52日)に直しました。
- 2026年9月29日:Claude Sonnet 5.5 の提供開始と Sonnet 4.5 の Deprecated 化を追記しました。
よくある質問
Claude Haiku 5 はいつ出ますか?
「Haiku 5」という名前では出ませんでした。Haiku は 4.5 から直接 5.5 へ上がり、Claude Haiku 5.5(モデルID claude-haiku-5-5)が2026年10月7日に提供開始されています。公式の位置づけは「これまでに出した中で最も安く・最も速く・最も高性能な小型モデル」で、平均で約75%安くなるとされています。退役は2027年10月7日より前にはしないと公式一覧に記載があります。
Claude の次のモデルはいつ出ますか?
2026年10月18日時点で、Anthropic は次の世代について一切予告していません。Haiku 5.5 が出て 5.5 世代は Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5 の4本でそろった状態です。参考として、2026年2月5日から10月7日までの244日間に12モデルが出ており、平均22.2日・中央値21日に1本のペースです。具体的な日付を語る情報は疑ってください。
「Claude 5」というモデルは出ますか?
ブランド横断で世代番号がリセットされる可能性は低いと考えられます。Anthropic のモデルID命名規則は製品ライン(Fable / Opus / Sonnet / Haiku / Mythos)ごとに独立してバージョンが上がる形式で、実際に Haiku は 4.5 から 5 を飛ばして 5.5 へ上がりました。ライン横断で番号をそろえるのではなく、合流するタイミングのいちばん新しい番号に合わせる形です。
Claude Opus 4.1 はいつまで使えますか?
2026年8月5日で提供終了しました。2026年6月5日に非推奨として予告され、2026年10月18日時点の公式ページでも状態表記はRetiredのままです。RetiredのモデルへのAPIリクエストは失敗します。公式の非推奨一覧が推奨代替として挙げているのはclaude-opus-4-8で、モデル一覧ページの警告文はOpus 5への移行を案内しています。いずれも入力5ドル・出力25ドルで、Opus 4.1 の15ドル・75ドルより単価は下がります。ただし temperature などのパラメータや思考モードの指定方法が変わるため、モデルIDの置換だけでは動きません。またAmazon BedrockとGoogle Cloudはパートナー側が独自の提供終了日を設定するため、日付が異なる場合があります。
Opus 4.1 の次に来る Claude の期限はいつですか?
2026年10月18日時点で確定している公式の期日は1つです。2026年11月30日の claude-sonnet-4-5-20250929 の退役で(残り43日)、2026年9月30日に Deprecated となり日付が確定しているので、対応が必須なのはこちらです。移行先は claude-sonnet-5-5 です。もう1つの2026年10月15日は claude-haiku-4-5-20251001 に付いている「これより早くは退役させない」という下限の保証日で、その日を過ぎた10月18日時点でも状態は Active・非推奨日は N/A のまま、提供終了の告知は出ていません。公開モデルの退役は少なくとも60日前に通知されると公式に明記されているので、告知が出ても猶予があります。置き換え先としては2026年10月7日に出た claude-haiku-5-5 があります。
日付が入っていないモデルIDは常に最新版になりますか?
なりません。4.6世代以降の日付なしIDも固定されたスナップショットであり、Anthropic は既存IDの重みを更新しません。新しい版は必ず新しいIDで提供されます。つまりコードに書いたモデルIDは、書き換えない限り自動的に新しいモデルには変わりません。
次のモデルを待ってからAI導入を始めるべきですか?
待つ必要はないケースがほとんどです。2026年2月5日から10月7日までの244日間で12モデルがリリースされており、平均22.2日に1本のペースです。待っても次の「次」が来るだけなので、モデルIDを設定ファイル1箇所に集約して差し替えやすくしたうえで、今使えるモデルで進めるのが現実的です。