【2026年9月1日 更新】Anthropicが Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 を発表し、同日から全プラットフォームで提供を開始しました。更新されたのは最上位のFableラインで、Opus・Sonnet・Haiku の各ラインは動いていません。入力$10/出力$50は据え置き、キャッシュ読み取りだけが$1→$0.25へ75%値下げ(典型的な業務で約25%、エージェント用途で最大約45%のコスト減)。Fable 5 は退役ではなく Legacy(引き続き利用可)へ移りました。本記事の主題であるHaiku 5 は依然として未発表です。詳細はClaude Fable 5.1の発表内容と料金の解説をご覧ください。
「Claudeの次のモデルはいつ出るのか」——2026年7月24日に Claude Opus 5 が登場した直後から、この検索が急に増えています。ただ、探している答えは「Opus の次」ではないかもしれません。公式ドキュメントを1行ずつ突き合わせると、いま最も更新が近いのは Claude Haiku 5(未発表)だと読める構造になっています。
そしてもう一点、いま実務で効くのは「次のモデル」ではなくカレンダーです。直近の期日はもう1つだけになりました。2026年8月31日に予定されていた Claude Sonnet 5 の導入価格($2/$10)の終了は取りやめになり、$2/$10 がそのまま標準価格になりました(2026年8月15日に公式の料金ページで確認。9月1日からの $3/$15 への引き上げは実施されません)。残る公式の期日は2026年9月29日(Claude Sonnet 4.5)と2026年10月15日(Haiku 4.5)の2つで、いずれも「これより早くは終了しない」という下限日です(2026年9月21日時点で残り8日/24日)。Haiku 5 の話が動くとすれば10月15日の前後という読み方ができます。なお当サイトは以前ここに「残る期日は10月15日だけ」と書いていましたが、提供終了ページに claude-sonnet-4-5-20250929 の9月29日の行があり、そちらのほうが先に来ます(2026年8月30日に是正)。なお、先に来ていた期限だった Claude Opus 4.1 の提供終了は2026年8月5日で決着し、2026年9月17日時点の公式ページでも状態は Retired のままです。この記事では、2026年9月17日時点の Claude の全ラインナップを公式スペックで整理し、リリース履歴から「次」のタイミングを推し量り、そして提供終了した Opus 4.1 からの移行まで、確定情報と推測を完全に分けて解説します。
最終更新: 2026年9月21日|2026年9月21日にAnthropic公式のモデル一覧(Models overview)と提供終了ページ(Model deprecations)を取り直しましたが、比較表は Claude Fable 5.1/Claude Opus 5/Claude Sonnet 5/Claude Haiku 4.5 の4本のままで、Haiku 5 も Opus 5.1 も登場しません。新しい提供終了告知もゼロで、下の残り日数だけを同日時点へ更新しました。|2026年9月17日にAnthropic公式のモデル一覧・料金ページ・提供終了ページを再点検しましたが、Claude Haiku 5 は未発表のまま(Haiku は 4.5 世代のみ)で、次のモデルに関する公式シグナルはゼロのままです。提供終了ページの claude-haiku-4-5-20251001 は今日も Active/「Not sooner than October 15, 2026」のままで、期日そのものに変更はありません(=残り24日)。Sonnet 5 の $2/$10 が標準価格である旨の注記も継続しています。以下は8月15日の更新内容です。Claude Sonnet 5 の $2/$10 が標準価格になり、2026年9月1日に予定されていた $3/$15 への値上げが取りやめになりました(公式の料金ページで確認)。これに合わせて料金表と「次に効く期限」の記述を差し替えています。Opus 4.1 が Retired のままであることも確認済みです。本記事は新情報が出るたびに更新します。
結論:次に来る可能性が高いのは Haiku 5。ただし公式発表はゼロ
2026年9月17日時点で、Anthropic は「次のモデル」について一切予告していません。そのうえで構造的に見ると、Haiku だけが 4.5 世代に取り残されています。Fable・Opus・Sonnet の3ラインは2026年6〜7月に揃って「5」へ上がりましたが、Haiku の最新は2025年10月15日リリースの Haiku 4.5 のままです。
差は世代番号だけではありません。コンテキストウィンドウは他の3モデルが100万トークンなのに対し Haiku 4.5 は20万トークン、知識のカットオフは Opus 5 の2026年5月に対して Haiku 4.5 は2025年2月です。他ラインが約24日に1本のペースで更新されている中、Haiku は292日間(約9.5か月)据え置き——これが「次は Haiku ではないか」と読める唯一かつ最大の根拠です。ただし繰り返しますが、時期を示すシグナルは公式・非公式ともにゼロです。
✅ 2026年9月時点の Claude モデル一覧(公式スペック表)
まず確定情報から。以下はすべて Anthropic 公式ドキュメントに記載された値です(2026年9月17日時点で再照合済み)。2026年9月1日に Fable ラインが 5.1 へ更新され、Fable 5 は Legacy(引き続き利用可)へ移りました。2026年8月5日で提供終了(Retired)となった Opus 4.1 は一覧から外しています——これから新規に選ぶなら次の4モデル(+招待制の Mythos 5.1)です。
モデル | API ID | 料金(入力/出力・100万トークン) | コンテキスト | 最大出力 | 知識カットオフ |
|---|---|---|---|---|---|
Claude Fable 5.1(新) | claude-fable-5-1 | $10 / $50(キャッシュ読み取りは$0.25) | 100万 | 12.8万 | 2026年6月 |
Claude Fable 5(Legacy) | claude-fable-5 | $10 / $50(キャッシュ読み取りは$1) | 100万 | 12.8万 | 2026年1月 |
Claude Opus 5 | claude-opus-5 | $5 / $25 | 100万 | 12.8万 | 2026年5月 |
Claude Sonnet 5 | claude-sonnet-5 | $2 / $10(当初は8月31日までの導入価格。値上げは取りやめ・標準価格化) | 100万 | 12.8万 | 2026年1月 |
Claude Haiku 4.5 | claude-haiku-4-5-20251001 | $1 / $5 | 20万 | 6.4万 | 2025年2月 |
「知識カットオフ」は公式表記の信頼できる知識のカットオフ(reliable knowledge cutoff)です。学習データのカットオフはこれより広い範囲を指し、たとえば Haiku 4.5 は2025年7月とされています。
ここにもう1つ、一般提供されていないモデルがあります。Claude Mythos 5.1(claude-mythos-5-1)です。スペックも価格も Fable 5.1 と同一で、違うのは安全機構の強度だけですが、防御的サイバーセキュリティ用途(Cyber Verification Program)と生命科学向け(Life Sciences Verification Program)の審査つきプログラム経由でのみ提供され、2026年9月2日時点で対象は米国の一部組織に限られます。セルフサービスでの申し込み窓口はありません。日本の中小企業が通常の業務で触れる機会はまずない、と考えて差し支えありません。この「一覧に出てこないのは仕様」という点だけを詳しく知りたい場合は、Mythos 5.1とFable 5.1の違いと提供条件を用意しています。
スペック表に出てこない差もあります。思考モード(thinking)の扱いが世代で分かれている点です。Fable 5.1 / Fable 5 / Opus 5 / Sonnet 5 は「アダプティブ思考」(モデルが必要量を自分で判断する方式)に対応し、旧来の extended thinking(思考トークン量を開発者が固定する方式)は使えません。逆に Haiku 4.5 はアダプティブ思考に非対応で、extended thinking のみです。API を書き換えずにモデルだけ差し替えると動かないのは、多くの場合ここが原因です。
Claude のモデル名の読み方(Opus / Sonnet / Haiku / Fable / Mythos)
「Claude 5 はいつ出るのか」という質問がよく検索されますが、Anthropic は製品ライン横断で世代番号をリセットしていません。ラインごとに独立して番号が上がる仕組みです。ここを理解すると、次に何が来るかの読み方が変わります。
5つのライン、それぞれの役割
- Fable($10/$50)— 公式に「Anthropic の最も高性能な一般提供モデル」。長時間動き続けるエージェント向け
- Mythos($10/$50)— Fable と同スペック・同価格。防御的サイバーセキュリティ専用で招待制(Project Glasswing)
- Opus($5/$25)— 複雑なエージェント型コーディングと企業業務向け。公式の「迷ったらこれ」推奨
- Sonnet($2/$10)— 速度と知能のバランス型
- Haiku($1/$5)— 最速・最安。フロンティアに近い知能を高速に
Fable と Mythos は2026年6月9日に追加された比較的新しいラインです。「Fable と Opus はどちらが上か」で混乱しやすいのですが、公式の位置づけは明確で、Fable が最上位(2026年9月1日以降は Fable 5.1)、Opus はその半額で Fable に迫る性能、というのが Anthropic 自身の説明です。Opus 5 単体の料金・使えるプラン・Fable 5 との具体的な違いはClaude Opus 5 の料金と Fable 5 との違いを解説した記事にまとめています。
モデルIDの命名規則と「日付なし=最新版」ではない罠
4.6世代以降のモデルIDは claude-{名前}-{メジャー}[-{マイナー}] という形式です。メジャー版のリリースではマイナー部分が省かれるため、claude-opus-5 や claude-sonnet-5 のような表記になります。4.6世代より前は claude-haiku-4-5-20251001 のように日付が入ります。
ここが実務で効く豆知識です。日付が入っていないIDは「常に最新版を指すエイリアス」ではありません。公式ドキュメントは「よくある誤解」として明記していますが、claude-sonnet-4-6 のような日付なしIDも固定されたスナップショットであり、Anthropic は既存IDの重みを更新しません。新しい版は必ず新しいIDで出ます。
つまり、コードに書いたモデルIDは、あなたが書き換えない限り勝手に賢くなりません。「Claude の次のモデル」が出ても、IDを変えなければ何も起きない。逆に言えば、勝手に挙動が変わって困ることもない。ここを押さえておくと、次のモデルが出たときの社内説明がラクになります。
リリース間隔から読む“次”のタイミング
公式発表がない以上、時期は推し量るしかありません。そこで2026年のリリース履歴を実データで並べました。
リリース日 | モデル | 前回リリースからの日数 |
|---|---|---|
2026年2月5日 | Claude Opus 4.6 | — |
2026年2月17日 | Claude Sonnet 4.6 | 12日 |
2026年4月7日 | Claude Mythos Preview | 49日 |
2026年4月16日 | Claude Opus 4.7 | 9日 |
2026年5月28日 | Claude Opus 4.8 | 42日 |
2026年6月9日 | Claude Fable 5 / Mythos 5 | 12日 |
2026年6月30日 | Claude Sonnet 5 | 21日 |
2026年7月24日 | Claude Opus 5 | 24日 |
2月5日から7月24日までの169日間に8モデル。平均24.1日、中央値21日に1本のペースです。ラインごとに見ると、Opus は 4.6→4.7 が70日、4.7→4.8 が42日、4.8→5 が57日で、平均約56日(約2か月)間隔。Sonnet は 4.6→5 が133日でした。
この数字の使い方は1つだけです。「次は年単位で先」という前提で社内の計画を立てないこと。Claude に限らず、いまのAIモデルは2〜6週間おきに何かが更新される前提で構えたほうが、結果的にコストも工数も抑えられます。移行のたびに発生する費用の内訳や概算式はAIモデル移行のコスト見積もり|内訳5項目と概算式で整理しています。
リリース日の裏取り:非公式情報を公式ドキュメントで検算する
上の日付はWikipedia の Claude(language model)など公式外のまとめ由来で、そのままでは信頼できません。そこで Anthropic 公式のModel deprecations(モデル提供終了予定)ページと突き合わせました。同ページには各モデルの「暫定的な提供終了日」が載っています。
- claude-opus-5 → 2027年7月24日より前にはならない
- claude-fable-5 → 2027年6月9日より前にはならない
- claude-sonnet-5 → 2027年6月30日より前にはならない
- claude-haiku-4-5 → 2026年10月15日より前にはならない
すべてリリース日のちょうど1年後です。つまり公式ドキュメントは、リリース日を間接的に裏づけています。同じ方法で Haiku 4.5 のリリース日が2025年10月15日であることも確認できます。そして「Haiku 4.5 は少なくとも2026年10月15日までは使える」という、実務でそのまま使える保証にもなっています。これは Opus 4.1 の期限の読み方とも一貫します。Opus 4.1 は2025年8月5日リリースで、公式の暫定提供終了日はちょうど1年後の2026年8月5日でした。2026年8月8日に確認したところ、この日付どおりに状態が Retired へ切り替わっていました=「暫定」と書かれていても、実際には予定どおり終了しています。この表の日付はいずれも「Tentative(暫定)」ですが、リリース日ちょうど1年後という規則性があるため、社内の更新計画のカレンダーとしてはそのまま使えます。
🔍 未確定・推測の段階のこと(信頼度つき)
ここからは確定情報ではありません。信頼度を記号で明示して分けます。◎=公式発表 / ○=公式資料から論理的に読み取れる / △=報道・観測レベル / ×=根拠なし。
項目 | 現状 | 信頼度 | 根拠 |
|---|---|---|---|
Claude Haiku 5 の存在 | 完全に未発表 | × | 公式ドキュメント・ニュースリリースに一切の記載なし |
Haiku 5 の時期 | 不明 | × | 時期を示すシグナルはゼロ。日付を語る情報は疑ってよい |
Haiku ラインが構造的に浮いている | 事実 | ○ | 他3ラインは5世代・100万コンテキスト。Haiku のみ4.5・20万・知識2025年2月 |
Haiku 4.5 は2026年10月15日まで使える | ほぼ確定 | ◎ | 公式の提供終了予定ページに明記 |
Fable 5.1 | 2026年9月1日に発表・提供開始 | ◎ | 公式発表ページとモデル一覧に記載。Fable 5 は Legacy へ |
「Claude 5」というブランド横断の世代リセット | 起きない見込み | ○ | 命名規則がライン独立。実際 Haiku だけ4.5のまま |
次の Opus は約2か月後 | 推計にすぎない | △ | 過去3回の Opus 更新間隔(70/42/57日)の平均。予告ではない |
2026年にAI開発が加速する | CEOの見解 | △ | Dario Amodei 氏の論考(下記)。当事者の主張であり客観的予測ではない |
最後の項目について補足します。Anthropic CEO の Dario Amodei 氏は2026年6月の論考Policy on the AI Exponentialで、AIの進歩が指数関数的で政策立案の速度を上回っていること、スケーリング則があと1〜2年続けば「強力なAI」に到達しうることを主張しています。ただしこれは開発当事者による見解であり、次のモデルの時期を示すものではありません。引用する際は必ずその前提を添えてください。
⚠️ Opus 4.1 は2026年8月5日で提供終了(Retired 確定)
「次のモデル」を待つ前に、すでに期限が到来した確定事項があります。Claude Opus 4.1(claude-opus-4-1-20250805)は2026年6月5日に非推奨(Deprecated)として提供終了が予告され、公式ドキュメントに記載された提供終了日は2026年8月5日で、その日付どおりに提供終了しました。予告から実施まで2か月あり、Anthropic は公開モデルの提供終了について少なくとも60日前の通知を行うと公式に定めています。
ここは正確に書きます。公式表の日付欄の見出しは「Tentative retirement date(暫定の提供終了日)」で、予定日を過ぎた直後の数日間は状態表記が Deprecated のままでした。2026年8月8日に公式ページを再取得したところ、claude-opus-4-1-20250805 の Current state は Retired に切り替わっていました。同ページの提供終了履歴にも「This model was retired August 5, 2026.」と明記されています。公式の定義では Retired は「そのモデルはもう利用できず、リクエストは失敗する」状態です。つまり Opus 4.1 は、もう使えません。
公式ドキュメントは「提供終了日を過ぎたモデルへのリクエストは失敗します」と明記しています。エラーになるのは、そのモデルIDをハードコードしているすべての箇所です。社内ツール、業務自動化のスクリプト、外注したシステム——身に覚えがなくても、2025年に構築したものは要確認です。「今日も動いているから大丈夫」は根拠になりません。提供終了は予告された日付以降のどこかで反映されるものだからです。
なお、この日付が適用されるのは Anthropic が自社で運用する基盤(Claude API・Claude Platform on AWS・Microsoft Foundry)です。Amazon Bedrock と Google Cloud はパートナー側が独自の提供終了スケジュールを持つと公式が明記しているため、クラウド経由で使っている場合はそれぞれのモデル表で自社の期限を確認してください。ここを混同すると「まだ動くはずなのに止まった」「止まると思ったら動いていた」の両方が起きます。
今回の Opus 4.1 の終了は特殊なケースではありません。2026年に入ってからだけでも Sonnet 3.7(2月19日)、Haiku 3(4月20日)、Sonnet 4 と Opus 4(ともに6月15日)が同じ手順で提供終了しています。AIモデルの提供終了は、年に数回起きる定例業務として社内の運用に組み込むべきものです。棚卸しから移行判断までの型はAIモデルの提供終了に企業がどう備えるかを整理した記事にまとめました。
確認手順(3ステップ)
- コードを検索する。リポジトリ全体で claude-opus-4-1 と opus-4-1-20250805 を全文検索します。設定ファイル・環境変数・ノーコードツールの設定画面も対象です
- 実際の利用状況を出す。Claude Console の Usage ページから CSV をエクスポートすると、APIキーごと・モデルごとの利用実績が出ます。「使っていないつもり」を潰せるのはこの方法だけです
- 移行先に差し替えてテストする。公式の非推奨一覧が推奨代替として挙げているのは claude-opus-4-8 です(モデル一覧ページの警告文は Opus 5 への移行を案内。どちらも $5/$25 で同額)。Opus 4.1 は $15/$75 だったので、単価はむしろ3分の1になります。ただし後述の非互換に注意してください
単純な文字列置換では動かない点
Opus 4.1 から現行世代へ移す場合、モデルIDを書き換えるだけでは済みません。公式に記載されている非互換のうち、実務で踏みやすいのは次の2つです。
- temperature / top_p / top_k がエラーになる。Opus 4.7 以降、これらをデフォルト以外の値で送ると 400 エラーです。パラメータごと削除し、挙動の調整はプロンプト側で行います
- 思考の指定方法が変わる。Opus 4.1 の extended thinking(思考トークン量を数値で指定する方式)は現行世代では使えません。アダプティブ思考に置き換えます
ここまでの内容は、社内にAPIを触れる担当者がいる前提の話です。「そもそも自社のどこでAIが使われているのか分からない」という段階の会社さんも実際には多く、Mihata ではそうした棚卸しから月1回のAIミーティングでご一緒しています。記事の途中で恐縮ですが、もしご興味があれば覗いていただけたら嬉しいです。
中小企業のモデル選び:Opus 5 / Sonnet 5 / Haiku 4.5 の使い分け
「次のモデル」を待つべきか、いまの世代で進めるべきか。判断軸を出します。まずコスト感を具体的な数字で。入力100万トークン+出力20万トークン(原稿用紙にして数千枚規模の処理)を1回走らせた場合の概算です。
モデル | 概算コスト | 向いている用途 | 注意点 | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Claude Fable 5 | 約 $20 | 長時間動き続けるエージェント、最難関の推論 | 中小企業の日常業務にはオーバースペックになりがち | |||||||||||||||
Claude Opus 5 | 約 $10 | 複雑な業務自動化、コーディング、企業向け文書作成 | 知識カットオフが2026年5月と最新。迷ったらここ | |||||||||||||||
Claude Sonnet 5 | 約 $4 | 日常的な文章生成・要約・分類の主力 | $2/$10 が標準価格に確定。9月の値上げは取りやめ |
| ||||||||||||||
Fable 5 と Haiku 4.5 の差は10倍です。「とりあえず一番いいモデル」を選ぶのが最も損をするパターンで、用途ごとに使い分けるのが実務的です。 待つ/進める/検証だけ、の判断フレーム
実装面でひとつだけ強くおすすめしたいのは、モデルIDを設定ファイルや環境変数に1箇所だけ書くことです。前述のとおり日付なしIDも固定スナップショットなので、次のモデルに乗り換えるには必ず書き換えが発生します。コード中に散らばっていると、そのたびに調査からやり直しになります。社内ナレッジAIやLINE Botなどを設計する際も、Mihata ではオーダーメイドの独自AI開発でこの点を最初に決めています。 なお、AIに社外秘や個人情報を入力する運用は、モデル選び以前の話として先に整理しておくべき論点です。AIに入力してはいけない情報の判断基準もあわせてご確認ください。 個別のバージョン名で調べる方も増えています。Opus 5.1という名前で本当に来るのかと、2026年9月1日に発表された Fable 5.1 の変更点と料金は、それぞれ専用記事で一次情報だけを使って整理しています。 モデルが新しくなっても、SEO記事の成果を左右するのはキーワード選定・ファクトチェック・公開後の改稿といった運用側の工程です。そこを社内で回しきれない場合は、AIでSEO記事を継続運用する仕組みや、SEO記事の外注とAI活用のコスト比較も判断材料になります。 他社の“次のモデル”の状況Claude だけを見ていると判断を誤ります。2026年後半は各社の更新サイクルが重なっており、比較すると Claude のポジションが見えやすくなります。
各社の動きを横断して追いたい場合は、2026年後半のAIモデル総まとめを起点にしてください。本記事も新情報が出るたびに更新します。 まとめ:次を待つより、今の世代を正しく使う2026年9月17日時点の結論を3行で。①「Claude の次のモデル」は公式には何も予告されていない。②構造的に最も自然なのは Haiku 5 だが、時期のシグナルはゼロ。③Opus 4.1 は2026年8月5日で提供終了(Retired)となり、この論点は決着した。 そして「次に何が来るか」は、モデルの発表よりも先にカレンダーで決まっています。Opus 4.1 が片付き、8月31日の Sonnet 5 値上げも取りやめになったいま、実務で次に効く公式の日付は1つだけです。
つまり当面の行動は「次のモデルを待つ」ではなく、8月中に Sonnet 5 の9月以降の請求額を見積もり直し、10月に Haiku 周りの発表を見に行く——この2つです。 平均24日に1本というペースの世界では、「次を待つ」戦略はほぼ機能しません。モデルIDを差し替えやすい形で作り、いま使えるモデルで成果を出しながら、出たら乗り換える。それが結果的にいちばん速い進み方だと考えています。自社の業務のどこにAIを入れられそうか、そもそもの整理からご相談いただくことも多いので、お気軽にお声がけください。 よくある質問Claude Haiku 5 はいつ出ますか?2026年9月17日時点で、Anthropic は Claude Haiku 5 について一切発表していません。公式のモデル提供終了ページでも Haiku は 4.5 のままで、時期を示すシグナルもゼロです。ただし Fable・Opus・Sonnet の3ラインが5世代に上がった一方で Haiku のみ4.5世代のまま更新されておらず、構造的には次の更新対象として最も自然な位置にあります。あくまで推測であり、具体的な日付を語る情報は疑ってください。 「Claude 5」というモデルは出ますか?ブランド横断で世代番号がリセットされる可能性は低いと考えられます。Anthropic のモデルID命名規則は製品ライン(Fable / Opus / Sonnet / Haiku / Mythos)ごとに独立してバージョンが上がる形式で、実際に2026年9月17日時点でも Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5 と Haiku 4.5 が混在しています。 Claude Opus 4.1 はいつまで使えますか?2026年8月5日で提供終了しました。2026年6月5日に非推奨として予告され、2026年9月17日時点の公式ページでも状態表記はRetiredのままです。RetiredのモデルへのAPIリクエストは失敗します。公式の非推奨一覧が推奨代替として挙げているのはclaude-opus-4-8で、モデル一覧ページの警告文はOpus 5への移行を案内しています。いずれも入力5ドル・出力25ドルで、Opus 4.1 の15ドル・75ドルより単価は下がります。ただし temperature などのパラメータや思考モードの指定方法が変わるため、モデルIDの置換だけでは動きません。またAmazon BedrockとGoogle Cloudはパートナー側が独自の提供終了日を設定するため、日付が異なる場合があります。 Opus 4.1 の次に来る Claude の期限はいつですか?2026年9月17日時点で残っている公式の期日は2つで、2026年9月29日(Claude Sonnet 4.5)と2026年10月15日(Claude Haiku 4.5)です。どちらも公式の提供終了予定表にある「これより早くは終了しない」日付で、それ以降は終了予告が出うるという読み方ができます。なお、もう1つの期日だった2026年8月31日の Claude Sonnet 5 導入価格の終了は取りやめになりました。公式の料金ページは、当初8月31日までの導入価格として案内していた100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルを現在は標準価格と明記しており、9月1日に予定されていた入力3ドル・出力15ドルへの引き上げは実施されません。 日付が入っていないモデルIDは常に最新版になりますか?なりません。4.6世代以降の日付なしIDも固定されたスナップショットであり、Anthropic は既存IDの重みを更新しません。新しい版は必ず新しいIDで提供されます。つまりコードに書いたモデルIDは、書き換えない限り自動的に新しいモデルには変わりません。 次のモデルを待ってからAI導入を始めるべきですか?待つ必要はないケースがほとんどです。2026年2月5日から7月24日までの169日間で8モデルがリリースされており、平均24日に1本のペースです。待っても次の「次」が来るだけなので、モデルIDを設定ファイル1箇所に集約して差し替えやすくしたうえで、今使えるモデルで進めるのが現実的です。 |