最終更新: 2026年9月18日|【2026年9月18日】各社の公式廃止ページを取り直し、下のカレンダーの残り日数を同日時点へ更新しました。新しい確定日程が2件あります=①Google が2026年9月17日に antigravity-preview-09-2026 を公開し、antigravity-preview-05-2026 を廃止しました。停止日は2026年10月5日で、Google のカレンダーに行を追加しました(ツール名が snake_case から PascalCase へ、ファイル編集が全書き換えから行範囲の置換へ変わる破壊的変更を含みます)。②OpenAI のカスタムGPT廃止について公式FAQに Enterprise 向けの日程が明記されました=2026年9月25日(予定)で新規作成が終了、2026年12月11日に停止(scheduled retirement)。モデルではありませんが、社内に作り置いた業務用GPTが止まる期日なので同じ棚卸しの対象として扱ってください。
2026年9月19日時点の残り日数=9月24日 Sora 2 系(Videos API・sora-2・sora-2-pro)まで残り5日/9月25日 カスタムGPTの新規作成終了(予定)まで残り6日/9月28日 gpt-3.5-turbo-instruct・gpt-3.5-turbo-1106・babbage-002・davinci-002 まで残り9日/9月29日 Claude Sonnet 4.5 の提供保証期限まで残り10日/9月30日 gemini-omni-flash-preview の廃止まで残り11日/10月1日 gpt-5.4-cyber の提供終了まで残り12日/10月5日 antigravity-preview-05-2026 の停止まで残り16日/10月15日 Claude Haiku 4.5 の提供保証期限まで残り26日/10月23日 旧世代GPT12系統まで残り34日/11月12日 Cursor 向け OpenAI モデル提供終了まで残り54日/11月30日 v1/prompts・Evals まで残り72日/12月1日 gpt-image-1-mini ほか画像モデルまで残り73日/12月11日 API 版 o3 とカスタムGPTの停止まで残り83日/2027年1月20日 gpt-realtime・gpt-audio 系まで残り123日/2027年2月26日 文字起こし系4本まで残り160日。
いちばん近いのは5日後のSora 2系で、ここだけは移行先が公式に示されていません(表の「推奨移行先」が空欄)。公式の文面は今も「removal from the API on September 24, 2026」という予定形なので、この記事でも「終了しました」とは書いていません。|(以下は9月17日以前の更新履歴です。残り日数は当時のまま残しています)|旧: 2026年9月17日|【2026年9月17日】各社の公式廃止ページを取り直し、下のカレンダーの残り日数を同日時点へ更新しました。新しい廃止告知が1件あります=OpenAI が2026年9月11日に gpt-5.4-cyber の廃止を告知し、提供終了日は2026年10月1日、推奨移行先は gpt-5.6-cyber です(OpenAI カレンダーに行を追加しました)。
2026年9月17日時点の残り日数=9月24日 Sora 2 系(Videos API・sora-2・sora-2-pro)まで残り7日/9月28日 gpt-3.5-turbo-instruct・gpt-3.5-turbo-1106・babbage-002・davinci-002 まで残り11日/9月29日 Claude Sonnet 4.5 の提供保証期限まで残り12日/9月30日 gemini-omni-flash-preview の廃止まで残り13日/10月1日 gpt-5.4-cyber の提供終了まで残り14日/10月15日 Claude Haiku 4.5 の提供保証期限まで残り28日/10月23日 旧世代GPT12系統(gpt-3.5-turbo エイリアス本体を含む)まで残り36日/11月12日 Cursor 向け OpenAI モデル提供終了まで残り56日/11月30日 v1/prompts・Evals まで残り74日/12月1日 gpt-image-1-mini ほか画像モデルまで残り75日/12月11日 API 版 o3 まで残り85日/2027年1月20日 gpt-realtime・gpt-audio 系まで残り125日/2027年2月26日 文字起こし系4本まで残り162日。
いちばん近いのは7日後のSora 2系で、ここだけは移行先が公式に示されていません(表の「推奨移行先」が空欄)。|(以下は9月13日以前の更新履歴です。残り日数は当時のまま残しています)|旧: 2026年9月13日|【2026年9月13日】各社の公式廃止ページを取り直し、下のカレンダーの残り日数を同日時点へ更新しました。新しい廃止告知の追加はありません。
2026年9月13日時点の残り日数=9月24日 Sora 2 系(Videos API・sora-2・sora-2-pro)まで残り11日/9月28日 gpt-3.5-turbo-instruct・gpt-3.5-turbo-1106・babbage-002・davinci-002 まで残り15日/9月29日 Claude Sonnet 4.5 の提供保証期限まで残り16日/9月30日 gemini-omni-flash-preview の廃止まで残り17日/10月15日 Claude Haiku 4.5 の提供保証期限まで残り32日/10月23日 旧世代GPT12系統(gpt-3.5-turbo エイリアス本体を含む)まで残り40日/11月12日 Cursor 向け OpenAI モデル提供終了まで残り60日/11月30日 v1/prompts・Evals まで残り78日/12月1日 gpt-image-1-mini ほか画像モデルまで残り79日/12月11日 API 版 o3 まで残り89日/2027年1月20日 gpt-realtime・gpt-audio 系まで残り129日/2027年2月26日 文字起こし系4本(whisper-1・gpt-4o-transcribe・gpt-4o-mini-transcribe・gpt-4o-transcribe-diarize)まで残り166日。
いちばん近いのは11日後のSora 2系で、ここだけは移行先が公式に示されていません(表の「推奨移行先」が空欄)。|(以下は9月12日以前の更新履歴です。残り日数は当時のまま残しています)|旧: 2026年9月3日|【2026年9月3日】Google の表に gemini-omni-flash-preview の廃止(2026年9月30日・残り27日)を追加しました。動画生成のプレビュー版で、移行先は2026年8月27日にGAした gemini-omni-1.1-flash です。プレビュー版のモデルIDを本番のコードに直書きしている場合、いちばん先に効く期日がこれです。あわせて2026年9月2日には Gemini 3.8 Flash が一般提供になりましたが、3.7 Flash・3.6 Flash はどちらも廃止表に載っていません(Google は効率優先の用途で3.7 Flash の継続利用を案内しています)。Claude Fable 5.1 と同じく、新世代の登場は旧モデルの停止を意味しないという実例が2日続けて出た形です。|(以下は8月27日以前の更新履歴)|旧: 2026年8月27日|2026年8月26日が期日だった OpenAI Assistants API の停止と ChatGPT の o3 提供終了は、どちらも期日を通過しました。ただし2026年8月27日時点で OpenAI 公式の Deprecations ページは「2025年8月26日に告知し、その1年後の2026年8月26日に API から削除する」という告知文のままで、「停止済み」という完了の表記には切り替わっていません。当サイトでは、公式が完了を明示していない期日は完了形で書きません(ChatGPT Atlas でも同じ扱いにしています)。実際の可否は自分の API キー・自分のアカウントで確かめてください。次に来る確定日程は2026年9月24日の Sora 2 系(Videos API・sora-2・sora-2-pro)で残り12日、その次が9月28日の gpt-3.5-turbo-instruct 系4本(残り16日)、9月29日の Claude Sonnet 4.5 の提供保証期限(残り17日)、10月15日の Claude Haiku 4.5 提供保証期限(残り33日)、10月23日の gpt-3.5-turbo(-0125)/gpt-4/gpt-4-turbo/gpt-4o-2024-05-13/gpt-4.1-nano/o1/o3-mini/o4-mini/gpt-image-1 とファインチューニング済み5本(残り41日)、11月12日の Cursor 向け OpenAI モデル提供終了(残り61日)、11月30日の v1/prompts と Evals(残り79日)、12月1日の gpt-image-1-mini/gpt-image-1.5/chatgpt-image-latest(残り80日)、12月11日の API 版 o3(残り90日)です(残り日数はいずれも2026年9月12日時点)。2026年9月12日の点検で、10月23日の対象に gpt-3.5-turbo エイリアス本体が含まれていることを公式の廃止一覧で再確認しました。9月28日に止まるのは -instruct/-1106 などの4本だけなので、「エイリアスで呼んでいるから無関係」と判断すると10月23日にまとめて落ちます。2026年8月29日の点検で、当サイトが「Anthropic で直近に効く期日は10月15日の Haiku 4.5 だけ」と書いていたのは取りこぼしだったと判明しました。Claude Sonnet 4.5 の9月29日のほうが先に来ます。以下は8月26日の更新内容です。Anthropic・OpenAI の公式廃止ページを取り直し、下のカレンダーを同日時点へ更新しました。主な変更は3点です。①Claude Opus 4.1 の状態表記が「Deprecated(暫定)」から「Retired(提供終了)」へ確定しました。②Google の Imagen 4.0 系は2026年8月17日の停止日を通過しました。③OpenAI の gpt-5.2-chat-latest / gpt-5.3-chat-latest も8月10日を通過しています。2026年8月26日にはOpenAI Assistants API の終了(移行先は Responses API と Conversations API)とChatGPT の o3 提供終了が重なっていました(どちらも通過済み)。次に控える期日は2026年9月24日の Sora 2 系(Videos API・sora-2・sora-2-pro)です。なお Assistants API の移行先として公式ガイドが案内する Prompts 自体も2026年11月30日に停止予定で、手順どおりに移すと二度手間になります(詳細はOpenAI Assistants APIは終了|Responses APIへ移行)です。
2026年8月5日、Anthropic の Claude Opus 4.1(claude-opus-4-1-20250805)が公式ドキュメント上の提供終了(retirement)日を迎えました。提供終了を過ぎたモデルへの API リクエストは失敗します。つまり、業務システムにモデル名を直書きしていた企業は、その日を境に処理が止まります。
AI を業務に組み込んだ会社にとって、モデルの提供終了は「AI業界のニュース」ではなく自社の運用リスクです。この記事では、なぜ提供終了が起きるのか、何が壊れるのか、公式に確定している期日はどれか、そして中小企業が現実的に取れる移行手順を、各社の一次情報だけを根拠にまとめます。
結論:企業がやるべきことは4つだけ
AIモデルの提供終了に対する企業の対応は、突き詰めると次の4点に集約されます。特別な体制も専任担当も不要で、年に2回ほどこれを回せば事故はほぼ防げます。
- 棚卸し:自社のどのツール・どの業務がどのモデル名を使っているかを一覧にする
- 期日照合:ベンダーの公式「廃止(deprecation)ページ」だけを見て、終了日を突き合わせる
- 検証と再調整:後継モデルで同じ入力を流し、出力の差分を人が見て、プロンプトを直す
- 切替と監視:終了日の1か月以上前に切り替え、切替後しばらくは出力を目視で確認する
ベンダーの通知期間は、最短の Anthropic でも提供終了の60日以上前、OpenAI は一般提供モデルで6か月以上前とそれぞれ公式に定めています。つまり、対応の時間は必ず与えられます。事故が起きるのは「通知が来ていたのに、誰も自社の使用箇所を把握していなかった」ケースです。
なぜAIモデルは提供終了するのか(世代交代の周期)
AIモデルは、ソフトウェアというより設備に近い存在です。1つのモデルを提供し続けるには GPU の計算資源を常時確保しておく必要があり、新モデルを出すたびに古い世代の分を空けなければ容量が足りません。Anthropic は公式ドキュメントで、モデルの提供終了は「新しいモデルのリリースのための容量を確保するため」だと明記しています。
結果として、各社のモデルには次のようなライフサイクルが設定されています。Anthropic の用語がもっとも分かりやすいので、これを共通言語として覚えておくと他社の告知も読み解けます。
状態 | 意味 | 企業側の行動 |
|---|---|---|
Active(提供中) | 推奨される通常状態 | そのまま使ってよい |
Legacy(旧世代) | 更新は止まり、将来廃止されうる | 後継の検証を始めてよい時期 |
Deprecated(廃止予定) | まだ動くが非推奨。終了日が決まった状態 | ここで移行計画を立てる |
Retired(提供終了) | 利用不可。リクエストは失敗する | 手遅れ。切替済みであるべき |
実際の周期は、2025年から2026年の実績を見ると登場からおおむね1年〜1年半で提供終了というペースです。たとえば Claude Opus 4.1 は2025年8月のモデル ID を持ち、2026年6月5日に廃止告知、2026年8月5日に提供終了。ちょうど1年で一巡しています。「一度組み込んだら5年使える」という感覚で設計すると、必ずどこかで詰まります。
提供終了で業務の何が壊れるのか
「モデルが終わる」と聞いてもピンとこない方のために、実際に現場で起きる壊れ方を3種類に整理します。厄介なのは、1番だけが分かりやすく壊れ、2番と3番は静かに壊れることです。
1. API 呼び出しが止まる(分かりやすい故障)
モデル名をコードや設定に直書きしている場合、提供終了日を過ぎるとリクエストがエラーで返ります。社内チャットボット、問い合わせの自動分類、日報の要約、スプレッドシートに組み込んだ関数など、裏側で静かに動いている自動化ほど気づくのが遅れます。エラー通知を仕込んでいなければ、「先週から要約が入っていない」と後から発覚します。
2. 出力の質や癖が変わる(静かな劣化)
後継モデルに切り替えれば動きはします。ただし同じ指示でも出力の長さ・語調・箇条書きの粒度は変わります。新モデルのほうが性能は高いのに、既存の運用にとっては「今までと違う」ことが問題になる、というのはよくある話です。文字数を前提にレイアウトしていた帳票、決まった形式で後続処理に渡していたテキストなどは、性能が上がったせいで崩れます。
3. プロンプトが効かなくなる(設計前提のズレ)
世代交代では、モデルの挙動そのものだけでなくAPI の仕様も変わります。実例として Anthropic は、Claude Opus 4.7 以降のモデルで temperature・top_p・top_k といったパラメータを廃止扱いとし、既定値以外を指定すると 400 エラーを返す仕様にしました。「出力のブレを抑えるため temperature を 0 に固定する」という定番の実装が、新モデルではそのままエラーになるということです。
また、旧モデル向けに長年チューニングした「言うことを聞かせるための呪文」の類は、新モデルでは不要になったり、逆に出力を歪めたりします。プロンプトは資産であると同時に特定モデルへの依存でもある、と考えておくのが安全です。
【確定】主要3社の提供終了カレンダー(公式ソースあり)
ここからは各社の公式ドキュメントに掲載されている確定情報のみを載せます(すべて2026年9月3日に一次ソースで再確認)。二次的なまとめ記事やAI生成のニュースサイトには、実在しない日付が複数サイトで一致して載っていることが実際にあります。期日は必ず提供元の公式ページで確認してください。
Anthropic(Claude)
Anthropic は Claude API・AWS 上の Claude Platform・Microsoft Foundry についての日程を公開しています(Amazon Bedrock と Google Cloud はパートナー側が別途スケジュールを持つため日付が異なります)。
モデル | 廃止告知 | 提供終了日 | 推奨移行先 |
|---|---|---|---|
claude-opus-4-1-20250805 | 2026-06-05 | 2026-08-05 | claude-opus-4-8 |
claude-sonnet-4-20250514 | 2026-04-14 | 2026-06-15(終了済) | claude-sonnet-4-6 |
claude-opus-4-20250514 | 2026-04-14 | 2026-06-15(終了済) | claude-opus-4-8 |
claude-fable-5-1(2026-09-01 提供開始) | — | 2027-09-01より前にはならない | —(提供中・現行の最上位) |
claude-fable-5(2026-09-01にLegacyへ) | — | 2027-06-09より前にはならない | —(提供中) |
claude-sonnet-4-5-20250929 | — | 2026-09-29より前にはならない | —(提供中) |
claude-haiku-4-5-20251001 | — | 2026-10-15より前にはならない | —(提供中) |
claude-opus-4-5-20251101 | — | 2026-11-24より前にはならない | —(提供中) |
なお Opus 4.1 は、2026年8月5日時点では公式一覧の状態表記が「Deprecated」、終了日は「Tentative retirement date(暫定の提供終了日)」のままでしたが、2026年8月21日に再確認したところ状態は「Retired(提供終了)」に切り替わっていました。Retired になった時点で、そのモデルへのリクエストは失敗します。「暫定」と書かれているうちに切り替えを終えておくべき理由がここにあります。【2026年9月2日 追記】2026年9月1日に Claude Fable 5.1 と Claude Mythos 5.1 が発表され、公式のモデル比較表の先頭が Fable 5.1 に入れ替わりました。ただし Fable 5 は「Retired」ではなく Legacy(引き続き利用可)への移動で、提供終了ページの状態は依然 Active、退役の下限日も2027年6月9日のまま変わっていません——新モデルが出ても旧モデルが即座に止まるわけではないという、この記事の主旨どおりの動き方です。変更点の詳細はClaude Fable 5.1の発表内容と料金の解説にまとめています。あわせて公式一覧では、claude-fable-5-1 が2027年9月1日、claude-fable-5 が2027年6月9日、claude-opus-5 が2027年7月24日、claude-sonnet-5 が2027年6月30日より前には提供終了しないと記載されており、現行世代を使っている限り当面の期日はありません(直近で効くのは Claude Sonnet 4.5 の2026年9月29日、次が Haiku 4.5 の2026年10月15日です)。Claude 側の世代交代の全体像はClaude Opus 5の料金とプランを整理した解説と、Claudeの次のモデルはいつ出るかを追った記事で継続的に追っています。
OpenAI
OpenAI は公式の deprecations ページで、モデルだけでなくAPI・機能単位の廃止も同じ表に載せているのが特徴です。業務影響という意味では、こちらのほうが大きいことがあります。
提供終了日 | 対象 | 推奨移行先 |
|---|---|---|
2026-08-10(経過済) | gpt-5.2-chat-latest / gpt-5.3-chat-latest | gpt-5.6-sol |
2026-08-26 | Assistants API | Responses API / Conversations API |
2026-09-24 | Videos API・Sora 2 系(sora-2 / sora-2-pro) | 直接の後継なし |
2026-09-28 | gpt-3.5-turbo-instruct / babbage-002 / davinci-002 | gpt-5.4-mini ほか |
2026-10-01 | gpt-5.4-cyber(2026-09-11 告知) | gpt-5.6-cyber |
2026-10-23 | 旧世代 GPT(gpt-3.5-turbo-0125 / gpt-4-0613 / gpt-4-turbo / o1 / o1-pro) | gpt-5.6-terra / gpt-5.6-sol |
2026-11-30 | 再利用プロンプト(v1/prompts)・Evals プラットフォーム・Agent Builder | アプリ側へ移設ほか |
2026-12-01 | gpt-image-1-mini / gpt-image-1.5 ほか画像モデル | gpt-image-2 |
2026-12-11 | gpt-5-2025-08-07 / o3 / o3-pro | gpt-5.6 系 |
2027-01-20 | 音声・リアルタイム系(gpt-realtime / gpt-audio ほか) | gpt-realtime-2.1 / gpt-audio-1.5 |
2027-02-26 | 文字起こし系(whisper-1 / gpt-4o-transcribe / gpt-4o-mini-transcribe / gpt-4o-transcribe-diarize) | gpt-live-transcribe または gpt-transcribe |
【2026年9月4日 追記】文字起こしAPIにも期日が付きました。OpenAI は2026年8月26日に、whisper-1・gpt-4o-transcribe・gpt-4o-mini-transcribe・gpt-4o-transcribe-diarize の4本を廃止すると開発者へ通知し、2027年2月26日にAPIから削除すると公式の deprecations ページに明記しました。移行先は gpt-live-transcribe または gpt-transcribe です。
これは「モデルが1本増減する」話ではなく、社内で最も広く使われているAI機能のひとつが止まる話です。議事録の自動文字起こし、コールセンターの通話ログ、動画の字幕生成——whisper-1 は2023年から使われてきた事実上の定番で、外注した仕組みの奥に埋まっていることが多いモデルです。「うちはAIを本格導入していないから関係ない」と思っている会社ほど、文字起こしだけは使っている——という形で刺さります。棚卸しのときは、チャットAIだけでなく音声まわりのAPIキーの使い先を必ず一緒に見てください。
なお2027年2月26日という日付は、この表のなかで最も遠い期日です。裏を返せば、いま棚卸しをすれば5か月以上の準備期間が取れるということでもあります。文字起こしは出力が日本語のテキストで、精度の良し悪しを人が読んで判断できるため、後継モデルの比較検証がしやすい領域でもあります(同じ音声を両方に通して、固有名詞と数字の取りこぼしを見比べる、という形で足ります)。
とくに Assistants API の2026年8月26日終了は、社内向けアシスタントを外注で作った企業に効きます。モデル名の置換では済まず、実装の作り直しが必要になるためです。対応表(Threads→Conversations、Runs→Responses)と、移行先の Prompts が2026年11月30日に停止する二重移行の罠はAssistants API 終了と移行手順にまとめました。心当たりがあれば、この記事を読んだ今日のうちに開発元へ確認してください。
Google(Gemini)
Google の Gemini API は、廃止ページに掲載する日付を「retire される可能性がある最も早い日」と定義しており、正確な終了日は事前通知で伝えるという運用です。したがって Google の日付は「この日より前には消えない」という下限として読みます。
提供終了(最短) | 対象 | 推奨移行先 |
|---|---|---|
2026-06-01(経過済) | gemini-2.0-flash / gemini-2.0-flash-lite 系 | gemini-3.6-flash / gemini-3.1-flash-lite |
2026-06-30 | Veo 2.0 / Veo 3.0 の GA モデル | プレビュー版ほか |
2026-08-17(経過済) | Imagen 4.0 系(generate / ultra / fast) | gemini-3.1-flash-image |
2026-08-31(経過済) | gemini-robotics-er-1.6-preview | gemini-robotics-er-2-preview |
2026-09-30 | gemini-omni-flash-preview(動画生成のプレビュー版) | gemini-omni-1.1-flash(2026-08-27 GA) |
2026-10-05 | antigravity-preview-05-2026(管理エージェントのプレビュー版) | antigravity-preview-09-2026(2026-09-17 公開) |
2027-05-07 | gemini-3.1-flash-lite | gemini-3.5-flash-lite |
2026年9月1日時点の実測:gemini-robotics-er-1.6-preview は上表のとおり2026年8月31日が停止日で、9月1日に確認したところ公式のモデルページ(/gemini-api/docs/models/gemini-robotics-er-1.6)が404を返し、モデル一覧からも消えていました。ただしGoogleの提供終了ページの表には引き続き行が残っており、「停止しました」という完了の文言は掲載されていません。移行先は gemini-robotics-er-2-preview です。
OpenAI:9月中に2つの期日が続く(2026年9月13日 一次ソース再確認)
OpenAIの提供終了ページを2026年9月13日に開き直したところ、この2週間以内に期日が2つ控えていました。いずれも既に告知済みで、延期の兆候はありません。表の「残り」は2026年9月13日時点の日数です。
停止日 | 対象 | 公式の推奨移行先 | 残り |
|---|---|---|---|
2026-09-24 | Videos API( | なし(空欄) | 11日 |
2026-09-28 |
|
| 15日 |
2026-10-23 |
|
| 40日 |
この2件は性格がまったく違います。9月28日のほうは世代交代型で、移行先が指定されています。いっぽう9月24日のほうは推奨移行先の欄が全行空欄で、機能ごとの撤収型です。後者は「新しいモデルに置き換える」では対処できず、提供元を変えるか、その業務をやめるかの判断になります。詳細はSora 2 APIとVideos APIが9月24日に終了する件の対処とgpt-3.5-turbo系4本の9月28日終了と移行先にそれぞれまとめています。
なお gpt-3.5-turbo というエイリアス自体は今回の停止表に載っていません(既定スナップショットは gpt-3.5-turbo-0125)。再現性のためにスナップショットを固定していた実装だけが落ちる、という逆転が起きる点に注意してください。
【未確定】噂・推測のレベルで扱うべき話
ここから下は公式に確定していない情報です。確定情報と混ぜると判断を誤るため、信頼度の記号(◎公式/○報道/△リーク/×根拠なし)を付けて分けます。△と×は、社内の意思決定の根拠にしないでください。
信頼度 | 内容 | 扱い方 |
|---|---|---|
◎公式 | 上のカレンダーに載せた各社の確定日程 | そのまま計画に反映してよい |
◎公式 | Anthropic の提供中モデルの「〜より前にはならない」日付 | 下限としてのみ使う。前倒しはされない |
○報道 | 各社が次世代モデルの開発中であること全般 | 後継が出れば旧世代の廃止告知が来る、という前提には使える |
△リーク | 「特定モデルが◯月に終了する」といった未告知の日付 | 公式告知が出るまで日付として扱わない |
×根拠なし | 二次まとめサイト・AI生成の解説サイトが載せる終了日 | 参照しない。実在しない日付が複数サイトで一致している例が現にある |
実務上の原則はシンプルです。移行計画に書き込んでよい日付は、提供元の公式ドキュメントに載っているものだけ。それ以外は「そのうち来る」という心構えの材料に留めます。これから出る新モデルの見通しは2026年後半に登場するAIモデルを信頼度つきで整理した一覧にまとめており、新モデルが出るタイミングは旧モデルの廃止告知が来るタイミングでもあります。
移行の6ステップ(提供終了に間に合わせる手順)
告知から終了までの期間は、Anthropic で最短60日、OpenAI の一般提供モデルで6か月。この間にやるべきことを順に並べます。所要期間の目安は、社内利用中心の中小企業で合計2〜4週間程度(実作業日ベースでは数日)です。
ステップ1:棚卸し(どこで何を使っているか)
最初にやるのは開発ではなく調査です。次の場所を洗い出し、1枚のシートにまとめます。ここが曖昧なままだと、以降の全工程が空回りします。
- 自社開発のアプリ・スクリプト(コード内のモデル名の文字列を検索)
- Google Apps Script やスプレッドシートの関数に埋め込んだ AI 呼び出し
- Zapier・Make などの自動化ツールの AI ステップ
- 外注したシステム(開発会社に「使用モデル名を教えてほしい」と依頼する)
- SaaS に内蔵された AI 機能(自社では制御できないが、挙動が変わる可能性がある枠として記録)
OpenAI・Anthropic とも、管理画面からAPI キーごと・モデルごとの利用実績を CSV で書き出せます(Anthropic は Console の Usage ページから Export)。記憶や口頭確認より、この実績データのほうが確実です。「使っていないつもりだったモデルが動いていた」を見つけられます。
ステップ2:影響範囲の特定(止まったら誰が困るか)
棚卸しした一覧に、「止まったときの業務影響」を大・中・小で付けます。顧客に直接見える機能(問い合わせ対応・見積の自動生成)は大、社内の効率化(議事録要約)は中、試作段階のものは小、という具合です。優先順位が決まれば、限られた時間をどこに使うかで迷いません。
ステップ3:後継モデルの検証(同じ入力で並べて見る)
ここが移行の本体です。過去の実データを10〜30件用意し、旧モデルと後継モデルの両方に同じ入力を流して、出力を横に並べて比較します。評価は自動化しようとせず、業務を知っている人が目視するのが結局いちばん速く、確実です。見るべき観点は次の4つです。
- 形式:文字数・箇条書きの数・見出しの有無など、後続処理が前提にしている形が保たれているか
- 語調:顧客に出る文章なら、丁寧さ・硬さが従来と揃っているか
- 正確さ:固有名詞・数値の扱いが雑になっていないか
- コスト:新モデルは単価も応答の長さも変わる。月額がいくらになるか概算する。内訳や概算式はAIモデル移行のコスト見積もり|内訳5項目と概算式にまとめています。
ステップ4:プロンプトの再調整
差分が出たら、モデルではなくプロンプト側を直します。旧モデル向けに積み上げた細かい制約は、いったん削って必要な分だけ戻すほうが早いことが多いです。あわせて、廃止されたパラメータ(前述の temperature など)を指定していないかも確認します。出力形式を厳密に保ちたい場合は、プロンプトで頼むより構造化出力の機能で形式そのものを固定するほうが、次の世代交代にも耐えます。
ステップ5:切替(終了日の1か月以上前に)
切替は提供終了日の1か月以上前に済ませます。理由は単純で、問題が出たときに旧モデルへ戻せる余地を残すためです。終了日当日に切り替えると、退避先がありません。設定は1か所(環境変数や設定シート)にまとめ、そこを書き換えるだけで全体が切り替わる状態にしておくと、次回が数分で終わります。
ステップ6:切替後の監視
切替後の1〜2週間は、出力を人が目視で確認する期間と決めておきます。あわせて、API がエラーを返したときに気づける通知(メールやチャットへの自動投稿)を入れておくと、次に別のモデルが終了したときも「静かに止まったまま数週間」を防げます。
ここまで読んで「うちの場合はどこから手をつければいいのか」が判断しづらい、という場合もあると思います。Mihata では AI 導入支援として、こうしたモデル移行の棚卸しから後継モデルの検証まで、社内の担当者と一緒に進めるお手伝いをしています。記事の途中で恐縮ですが、必要そうであれば覗いてみていただけると嬉しいです。
直近の具体例としては、OpenAI o3は2026年8月26日にChatGPTから提供終了の期日を迎えました(同日を通過済み)(APIの o3-2025-04-16 と o3-pro は別スケジュールで2026年12月11日、o3-mini は2026年10月23日)。対象範囲と移行の進め方はOpenAI o3はいつ終了?ChatGPTの移行先で整理しています。
中小企業が現実的に取れる4つの備え
専任のエンジニアがいない会社でも、次の4つは今日から実行できます。いずれも「次にモデルが終わったときの作業量を減らす」ための投資です。
1. モデル名をコードに直書きしない
モデル名は設定ファイル・環境変数・スプレッドシートの設定シートなど、非エンジニアでも書き換えられる1か所に置きます。これだけで、移行作業が「コード改修」から「1行の書き換え」に変わります。逆に「最新版を自動で使う」エイリアス指定は、意図しないタイミングで挙動が変わるため、業務システムではバージョンを固定した具体的なモデル名を使うほうが安全です(Google も本番用途には特定の安定版モデルの利用を推奨しています)。
2. 出力を人が確認する運用を残す
AI の出力を無検査で顧客に届ける設計にしていると、モデル交代のたびに事故のリスクを負います。金額・日付・固有名詞など間違えたら困る要素を含む出力には、必ず人の確認を1段挟む。これは提供終了対策としてだけでなく、AI 運用全体の基本です。
3. ベンダーの廃止ポリシーを契約前に見る
AI を組み込んだシステムを外注・購入するときは、裏側のモデル提供元がどれだけの猶予を約束しているかを確認します。あわせて、モデルが止まったときの改修費を誰が負担するのかも保守契約側で決めておく論点です(AI開発の納品後に決める保守契約の6項目で整理しています)。公式に明示されている通知期間は次のとおりです。
提供元 | 公式に明示された通知期間 |
|---|---|
Anthropic | 一般公開モデルの提供終了について最低60日前に通知。対象顧客にはメールと文書で連絡 |
OpenAI | 一般提供モデルは6か月以上、特化バリアントは3か月以上、プレビュー版は2週間程度 |
Google(Gemini) | 掲載日は「最も早い提供終了日」。正確な日付は事前に通知。プレビュー版は2週間以上前に告知 |
実務での読み方は「プレビュー版・preview と名の付くモデルは、業務の基幹に入れない」です。2週間の猶予では社内調整すら間に合いません。試すのは自由ですが、止まっても困らない用途に限るのが原則です。
4. 半年に1度、棚卸しシートを見直す
廃止告知はメールで届きますが、届く先はAPI キーを作った人のアドレスです。退職者のアドレスや、外注先だけに届いて自社に伝わらない、というのがよくある抜け穴になります。カレンダーに半年ごとの予定を入れ、公式の廃止ページを開いて自社の使用モデルと突き合わせる。この15分の習慣が、いちばん費用対効果の高い対策です。
まとめ
AIモデルの提供終了は、避けられない前提条件です。2026年8月5日の Claude Opus 4.1 を皮切りに、8月26日には OpenAI の Assistants API、9月24日には Sora 2 系と、この先も数か月おきに期日が続きます。
大事なのは、驚かないための準備を平時にしておくことです。使用箇所を一覧化し、モデル名を差し替えやすい形にしておき、公式の廃止ページを半年に1度見る。これだけで、提供終了は「ニュースを見て慌てる事件」から「予定どおりの作業」に変わります。
OpenAI 以外でも同じことが起きています。xAI は2026年9月18日に音声認識の新モデルを一般提供にし、旧モデルを数週間のうちに非推奨にすると予告しました。日付が明示されない予告でも棚卸しの対象になるという、この記事の手順がそのまま当てはまる例です。
よくある質問
Claude Opus 4.1はいつ提供終了ですか?
Anthropicの公式ドキュメントに記載された提供終了日は2026年8月5日です。廃止の告知は2026年6月5日に行われ、推奨移行先はclaude-opus-4-8とされています。提供終了後、そのモデルへのAPIリクエストは失敗します。
提供終了になったモデルを使い続けるとどうなりますか?
提供終了(Retired)になったモデルへのリクエストは失敗します。モデル名を直書きしている自動化は、その時点で動かなくなります。廃止予定(Deprecated)の段階ではまだ動きますが、非推奨のため速やかに後継モデルへ移行することが推奨されています。
提供終了の通知はどのくらい前に来ますか?
公式に明示されている通知期間は、Anthropicが一般公開モデルで最低60日前、OpenAIが一般提供モデルで6か月以上(特化バリアントは3か月以上、プレビュー版は2週間程度)です。Googleは掲載日を最も早い提供終了日と定義し、正確な日付を事前に通知するとしています。
社内でどのAIモデルを使っているか分からない場合はどうすればいいですか?
AnthropicはClaude ConsoleのUsageページから、OpenAIも管理画面から、APIキーごと・モデルごとの利用実績をCSVで書き出せます。この実績データをもとに、自社開発のスクリプト、スプレッドシートの関数、Zapier等の自動化ツール、外注システムを一覧化するのが確実です。
後継モデルに切り替えるときの検証は何をすればいいですか?
過去の実データを10〜30件用意し、旧モデルと後継モデルに同じ入力を流して出力を並べて比較します。確認すべきは、文字数や箇条書きなどの形式、語調、固有名詞や数値の正確さ、そしてコストの4点です。評価は自動化せず、業務を知る担当者が目視するのが確実です。
提供終了に強いAI運用にするには何をすればいいですか?
モデル名をコードに直書きせず設定ファイルや環境変数など1か所にまとめること、出力を人が確認する工程を残すこと、導入前にベンダーの廃止ポリシーと通知期間を確認すること、半年に1度は公式の廃止ページと自社の使用モデルを突き合わせることの4つです。