「Grok 5 はいつ出るのか」を調べてこのページにたどり着いた方に、先に結論をお伝えします。2026年7月27日時点で Grok 5 はリリースされていません。現在使える最新モデルは、2026年7月8日に公開された Grok 4.5 です。Grok 5 は「2025年末」「2026年Q1」「2026年Q2」と3回にわたって想定時期がずれてきており、7月27日時点でも公式のリリース日は発表されていません。
最終更新: 2026年7月27日|本記事は新情報が出るたびに更新します。
この記事では、公式ドキュメントで確認できる事実と、噂・未確認の情報をセクションごとに完全に分けて整理します。あわせて、過去のGrokシリーズのリリース間隔から「Grok 5 がいつ頃になりそうか」を数字で読み解き、中小企業が今どう構えるべきかまで踏み込みます。
結論:Grok 5 は2026年7月27日時点で未リリース。現行の最新は Grok 4.5
2026年7月27日現在、xAI(現 SpaceXAI)の公式開発者ドキュメントに Grok 5 の記載はありません。xAI公式 Models and Pricing ドキュメントに掲載されているのは grok-4.5 / grok-4.3 / grok-4.20 系 / grok-build-0.1 で、最上位として案内されているのは Grok 4.5 です。
つまり「Grok 5 を待つ」という判断をしている方は、少なくとも本記事の執筆時点では待ち続けている状態ということになります。以下の3点が、今わかっていることの要約です。
- Grok 5:未リリース。公式のリリース日発表なし。メンフィスの Colossus 2 で学習中と報じられているが、xAI公式の完了アナウンスは確認できない
- Grok 4.5:2026年7月8日リリース。API料金は入力 $2 / 出力 $6(100万トークンあたり・20万トークン未満のプロンプト時)、コンテキスト50万トークン
- 直近の予告は Grok 5 ではなく 4.6 / 4.7。2026年7月25日、イーロン・マスク氏がX上で Grok 4.6 を約2週間後、Grok 4.7 を約4週間後と示唆(xAI公式の発表ではない)
この最後の点が、今回いちばん重要です。次に出てくるのは Grok 5 ではなく、4.6 → 4.7 という小刻みなバージョンアップである可能性が高いという状況になっています。
✅ 現時点で確認できること(公式ソースあり)
Grok 4.5 の公式スペックと料金
xAI公式ドキュメントで確認できる Grok 4.5 の情報は以下のとおりです。ここに書いた数字は、すべて公式ページで直接確認したものだけです。
項目 | 内容 |
|---|---|
モデルID | grok-4.5 |
コンテキスト長 | 50万トークン |
API料金(20万トークン未満) | 入力 $2.00 / 出力 $6.00(100万トークンあたり) |
API料金(20万トークン以上) | 入力 $4.00 / 出力 $12.00(100万トークンあたり) |
知識カットオフ | 2026年2月1日 |
公式の位置づけ | 「最も知的で最も高速なモデル」。コード・チャット・汎用タスク向けに推奨 |
注目すべきはプロンプト長で料金が2倍に切り替わる二段階制です。20万トークンを超えると入力・出力とも単価が倍になります。長い資料をまるごと投げる使い方をすると、想定の2倍のコストが発生し得るということです。xAI公式ドキュメントで最新の料金表を確認してから見積もりを立ててください。
リリースの経緯(2026年6月28日〜7月9日)
TechCrunch「SpaceXAI releases Grok 4.5, which Elon describes as an 'Opus-class model'」によれば、Grok 4.5 は2026年7月8日(水)に発表され、その翌日に一般公開されました。日本語メディアでは gihyo.jp「Grok 4.5リリース ―コーディングとエージェント向けに強化した最初のモデル」が報じています。
その前段として、2026年6月28日にマスク氏が「Grok 4.5 が SpaceX と Tesla でプライベートベータに入った」とXに投稿したと複数媒体が報じています。ただしこの段階の情報はマスク氏個人の投稿が出所であり、xAI公式のプレスリリースではありません。
マスク氏の主張と、第三者検証の数字は分けて読む
ここは特に注意が必要な部分です。TechCrunchによれば、マスク氏は Grok 4.5 について「Opusクラスのモデルだが、より高速でトークン効率がよく、低コストだ」「Opus 4.7 とおおむね同等だが、はるかに速い」と述べています。ただしこれは社内評価に基づく本人の主張であり、公表された第三者ベンチマークの結果ではありません。TechCrunchも、xAI自身が公開したベンチマークについて「ベスト・イン・クラスにはわずかに届かなかった」と記しています。
一方、第三者評価機関の Artificial Analysis による Grok 4.5 の評価では、Intelligence Index が 54点(190モデル中13位)、出力速度は 58.3トークン/秒で「平均より遅い」(中央値73トークン/秒)、初回応答までのレイテンシは8.31秒とされています。「はるかに速い」という表現と、第三者計測の「平均より遅い」は方向が一致していません。どちらが正しいかを断定するのではなく、出所の違うデータであることを理解して読むのが実務的です。
会社名が「xAI」から「SpaceXAI」に変わっている
調べもので混乱しやすいポイントなので触れておきます。CNBCなどの報道によれば、2026年2月2日に SpaceX が xAI を全株式交換で統合し、合計評価額は約1.25兆ドルとされました。その後 xAI は SpaceX に吸収され、2026年7月6日にX上で @SpaceXAI のハンドルが稼働しています。
ただし開発者向けドメインは x.ai のままで、APIのモデル名も grok-4.5 のままです。「SpaceXAI の Grok 4.5」と「xAI の Grok 4.5」は同じものを指しています。
Grok 5 の「いつ出る」が何度もずれてきた経緯
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。Grok 5 の「予告時期」は、2025年8月から2026年7月までに少なくとも3回移動しています。時系列で整理すると、次のようになります。
時期 | 示された時期 | 発言者・出所 | 信頼度 |
|---|---|---|---|
2025年8月7日 | 2025年内 | マスク氏のX投稿(報道ベース) | △ |
2025年10月 | 時期の明示なし(「AGIと見分けがつかなくなる」) | マスク氏の発言(報道ベース) | △ |
2025年11月14日 | 2026年Q1「のどこかで」 | The Information(Theo Wayt記者)報道 | ○ |
2026年2月25日 | 2026年Q2 | xAI公式Xアカウントの投稿とされるもの | △ |
2026年3月31日 | Q1終了。リリースなし | 事実(未リリース) | ◎ |
2026年6月30日 | Q2終了。リリースなし | 事実(未リリース) | ◎ |
2026年7月8日 | Grok 5 ではなく Grok 4.5 がリリース | TechCrunch / xAI公式ドキュメント | ◎ |
2026年7月25日 | Grok 4.6 が約2週間後、4.7 が約4週間後 | マスク氏のXスレッド(非公式ロードマップ) | △ |
2026年7月27日 | 公式のリリース日発表なし | xAI公式ドキュメントに記載なし | ◎ |
信頼度の凡例:◎=公式ドキュメント/一次情報で確認済み、○=実績のある報道機関の報道、△=X投稿・二次情報で、公式発表としての確認は取れていない。
2025年11月の時点でのマスク氏の発言は、Techmemeが集約したThe Informationの報道で「Q1のどこかで(in Q1 sometime)」と確認できます。この時点で、それ以前の「2025年内」という目標からはすでに後ろ倒しになっていました。
予測市場は3回連続で「出なかった」に着地している
他の日本語記事があまり触れていないデータとして、予測市場の結果があります。Polymarket の「Grok 5 released by...?」マーケットは、「2025年12月31日まで」「2026年3月31日まで」「2026年6月30日まで」の3つの期限を設定していましたが、3つすべてが「No(リリースされなかった)」で決着しています。累計取引高は約17.6万ドルでした。
実際のお金が賭けられている市場が、3期限連続で「出ない」に着地したという事実は、SNS上の期待感よりも実態に近い温度を示しています。
誤解のないように補足すると、これは xAI やマスク氏を批判するための材料ではありません。フロンティアモデルの学習は当初計画どおりに進まないのが普通で、途中でスケールの方針を変えれば当然リリースは後ろにずれます。実際、マスク氏自身が2025年11月の時点で「さらにスケールさせることにしたため遅らせる」という趣旨の説明をしたと報じられています。読み取るべきは「予告の時期と実際のリリースにはずれが生じてきた」という観測事実であり、それを前提に社内の計画を立てるのが実務的だということです。
過去のリリース間隔から読み解く:Grok 4 → 5 の空白は史上最長
ここでは、公表されているリリース日から実際の間隔を計算してみます。データは Wikipedia「Grok (chatbot)」および各モデルのリリース報道に基づいています。
メジャーバージョンの間隔
区間 | 期間 | 日数 |
|---|---|---|
Grok-1(2023年11月3日)→ Grok-2(2024年8月14日) | 約9.4か月 | 285日 |
Grok-2 → Grok 3(2025年2月17日) | 約6.1か月 | 187日 |
Grok 3 → Grok 4(2025年7月9日) | 約4.7か月 | 142日 |
Grok 4 → Grok 5 | 2026年7月27日時点で経過中 | 383日(未リリース) |
メジャーバージョンの間隔は 285日 → 187日 → 142日と短くなり続けていました。ところが Grok 4 から Grok 5 への空白は、7月27日時点ですでに 383日。過去最長だった Grok-1 → Grok-2 の285日を100日近く上回っています。この1点だけでも、Grok 5 が単なる小改良ではなく、明らかに難易度の違うプロジェクトになっていることが読み取れます。
ポイントリリースはむしろ加速している
一方で、小数点バージョンのリリース間隔は逆に短くなっています。
区間 | 日数 |
|---|---|
Grok 4(2025年7月9日)→ Grok 4.1(2025年11月17日) | 131日 |
Grok 4.1 → Grok 4.20(2026年3月10日・API公開) | 113日 |
Grok 4.20 → Grok 4.3(2026年4月30日・API公開) | 51日 |
Grok 4.3 → Grok 4.5(2026年7月8日) | 69日 |
直近3回の平均は約78日、つまり2〜3か月に1回のペースでポイントリリースが出ている計算です。ここに2026年7月25日の「4.6は2週間後、4.7は4週間後」という予告を重ねると、xAIの当面の出荷リズムが見えてきます。
実務上の読み方はシンプルです。「Grok 5 を待つ」より「2〜3か月ごとに更新される 4.x 系で回す」ほうが、現実の運用計画に合っています。なお Grok 4.3 は2026年6月に Amazon Bedrock でも提供開始されており、企業のクラウド基盤から使える経路も広がっています。
🔍 噂されている Grok 5 のスペック(信頼度つき)
ここからはすべて未確認情報です。xAI公式のモデルカードやプレスリリースで確認できたものは一つもありません。読み物として面白い一方、これをもとに投資判断や導入判断をするのは避けてください。
項目 | 噂されている内容 | 出所 | 信頼度 |
|---|---|---|---|
パラメータ数 | 約6兆(MoE構成)。一部報道では6〜10兆 | マスク氏のX投稿を引用した各媒体 | △ |
コンテキスト長 | 150万トークン | 海外テック系ブログの「未確認スペック」表 | △ |
マルチモーダル | テキスト・画像・音声・動画のネイティブ対応、リアルタイム処理 | 同上 | △ |
学習環境 | メンフィスの Colossus 2(約55万基のNVIDIA GPU、2026年1月に1GWで本格稼働、4月に1.5GWへ増強) | マスク氏の発言と各媒体の報道 | △〜○ |
AGIへの言及 | 「単なるLLMではなくAGIへの一歩」「人間水準に達する確率10%」 | マスク氏の発言(報道ベース) | △(本人の見解であり検証不能) |
リリース時期 | 2026年Q3以降にずれ込むとの観測 | 海外ブログの推測 | ×(根拠となる公式発言なし) |
信頼度の凡例:◎=公式ドキュメント確認済み/○=実績のある報道機関/△=X投稿・二次情報/×=根拠となる一次情報が確認できない推測。
これらの数字は Overchat「Grok 5: Release Date, Features, Benchmarks & Everything We Know」や NxCode「Grok 5 Release Date: July 2026 Update」などで「unconfirmed(未確認)」として扱われているものです。海外ブログ同士で同じ数字が引用され合っているため一見すると確度が高そうに見えますが、たどっていくと出所はマスク氏のX投稿ひとつに収束します。日本語記事でこれらの数字が断定調で書かれていることがありますが、鵜呑みにしないでください。
Grok 4.5 は他社の最新モデルとどう違うのか
「Grok 5 を待つべきか」を判断するには、現行の Grok 4.5 が他社と比べてどの位置にいるかを知るのが近道です。ここでは主観を混ぜないよう、第三者評価機関である Artificial Analysis のモデルリーダーボードの数値のみを並べます。
モデル | Intelligence Index | 1タスクあたりのコスト |
|---|---|---|
Claude Opus 5(max) | 61 | $2.03 |
GPT-5.6 Sol(max) | 59 | $1.54 |
Claude Opus 4.8 | 56 | $1.80 |
GPT-5.6 Terra(max) | 55 | $0.82 |
Grok 4.5(high) | 54 | $0.35 |
Gemini 3.6 Flash | 50 | $0.50 |
この表から読み取れることは明快です。Grok 4.5 は知能スコアでは最上位ではないが、1タスクあたりのコストが上位陣の中で突出して安い。Claude Opus 5(max)と比べるとスコアは7点低い一方、コストは約6分の1です。マスク氏が2026年7月25日に「Grok 4.5 と Opus 5 だけがパレートフロンティア上にいる」と主張したのは、この「性能とコストの両立」という軸のことを指しています(ExplainX の当該スレッド解説)。
ただし前述のとおり、Artificial Analysis の計測では Grok 4.5 の出力速度は中央値より遅く、初回応答レイテンシも8秒台です。「安いが、体感速度は速くない」というのが第三者データから見える姿です。チャットのように応答の速さが体験を左右する用途と、バッチ処理のように総コストが効く用途では、評価が変わります。
各モデルの詳細は個別記事にまとめています。Claude Opus 5 の料金と使えるプラン、GPT-5.6(Sol / Terra / Luna)の提供状況と使い分け、Gemini 3.6 Flash の料金と使い方もあわせてご覧ください。
中小企業が Grok を業務で使うときの判断軸
ここは正直に書きます。Grok は「安くて賢い」だけで選べるモデルではありません。中小企業が業務で使う場合、次の4点を先に確認してください。
1. 入力データの扱い(最重要)
SpaceXAI の公式Xアカウントは、ゼロデータ保持(ZDR)を使うチームではトレースやコードのデータを一切保持しないと説明しています。APIキー経由の Grok Build の利用も ZDR に従うとされ、CLIには /privacy コマンドでデータ保持設定を確認・変更する仕組みがあるとしています。
一方で、消費者向けの Grok(grok.com やXアプリ)については、設定で明示的にオフにしない限り会話がモデル改善に使われうるという解説が複数の第三者ガイドで示されています。当社は執筆時点で xAI の公式プライバシーポリシー本文を直接確認できていないため、ここは断定を避けます。業務利用の前に、必ずご自身で最新の公式ポリシーを確認してください。この論点はGrokに限った話ではないので、AIに入力してはいけない情報の整理もあわせて読んでおくと判断が早くなります。
2. プランによって使えるモデルが違う
Grok には無料枠、X Premium 系、SuperGrok 系、SuperGrok Heavy といった複数のプランがあり、Grok 4.5 は上位プランから段階的に展開されていると報じられています。ここで具体的な月額を書かないのは、当社が公式の料金ページを直接確認できておらず、かつ Grok のプラン体系は改定が頻繁だからです。契約前に必ず公式サイトの最新価格をご確認ください。API料金については前掲のとおり公式ドキュメントで確認できます。
3. 日本語性能の第三者データが乏しい
Grok 4.5 の評価は英語圏のコーディング・エージェント系ベンチマークが中心で、日本語の業務文書処理に関する体系的な第三者評価は、執筆時点で見つけられませんでした。日本語の議事録要約や社内文書検索で使うつもりなら、ベンチマークのスコアではなく自社の実データで小さく試すのが確実です。20〜30件のサンプルで他モデルと出力を比べれば、1日で判断がつきます。
4. モデルの「性格」が他社と違う
Grok は X(旧Twitter)のリアルタイム情報との連携や、コンテンツポリシーの方針において他社モデルと性格が異なります。これは用途によって長所にも短所にもなります。SNS上の話題を拾う用途では強みになりますが、社外向けの文章生成に使うなら、出力のトーンが自社のブランドに合うかを事前に確認しておくことをおすすめします。
「待つ / 今やる / 検証だけ」の判断フレーム
自社の状況 | おすすめの構え | 理由 |
|---|---|---|
まだAIを業務に入れていない | 今の世代で始める | Grok 5 の空白はすでに383日。待つ間の機会損失のほうが大きい。運用の型づくりに数か月かかるので、モデルが変わっても資産は残る |
すでに他社モデルで運用中/API費用が重い | Grok 4.5 を検証だけしておく | 1タスク$0.35という価格は上位陣の中で突出。ただし速度は平均以下なので、自社の実タスクで置き換え可否を測ってからにする |
Grok 5 の新機能が前提の企画がある | 企画を4.x系で成立する形に組み替える | 噂スペック(6兆パラメータ・150万トークン等)は公式確認ゼロ。実在しない仕様を前提にした計画は止まる |
機密情報を扱う業務に入れたい | データ取り扱い条件の確認が先 | モデル性能より先に、ZDRの適用範囲と契約形態を固める。ここが決まらないと全体が進まない |
Mihata でもAI導入のご相談をいただくことがあり、実際には「どのモデルを選ぶか」より「どの業務から始めるか」で結果が変わる場面をよく見ています。記事の途中で恐縮ですが、社内でどう進めるか迷っている段階の方に向けた支援もご用意しています。よろしければあわせてご覧いただけたら嬉しいです。
なお、自社の業務データに合わせたAIを作る方向で検討されている場合は、社内ナレッジAI・接客AIのオーダーメイド開発もご相談いただけます。
他社の「次のモデル」はどうなっているか
Grok 5 だけを見ていると判断を誤るので、他社の状況も並べて確認しておきます。2026年7月27日時点の全体像は次のとおりです。
ベンダー | 2026年7月27日時点の最新 | 次世代の状況 |
|---|---|---|
SpaceXAI(旧xAI) | Grok 4.5(2026年7月8日) | Grok 4.6 / 4.7 が予告段階。Grok 5 は未発表 |
OpenAI | GPT-5.6(Sol / Terra / Luna) | GPT-6 は未発表 |
Anthropic | Claude Opus 5 | 次世代は未発表 |
Gemini 3.6 Flash 系 | Gemini 4 は未発表 |
各社とも「大きな番号の次世代」ではなく小数点バージョンの積み上げで前進しているのが2026年後半の共通パターンです。Grok 5 の遅れは xAI 固有の事情というより、業界全体がメジャーバージョンの刷新に時間をかける段階に入っていると見るほうが自然です。
2026年後半に何が出そうかを一覧で把握したい方は、2026年後半のAIモデル総まとめにベンダー横断でまとめています。
まとめ:Grok 5 を待つより、4.x 系で運用の型を作る
最後に、この記事の要点を5つに絞ります。
- Grok 5 は2026年7月27日時点で未リリース。xAI公式ドキュメントに記載はなく、リリース日の公式発表もない
- 予告時期は「2025年内 → 2026年Q1 → Q2」と3回移動し、Polymarket の3期限はすべて「出なかった」で決着した
- Grok 4 → 5 の空白は383日で、過去のメジャーバージョン間隔(285日 → 187日 → 142日)を大きく超えている
- 次に来るのは Grok 5 ではなく 4.6 / 4.7 の可能性が高い(2026年7月25日のマスク氏の投稿。xAI公式発表ではない)
- 噂の6兆パラメータ・150万トークンはすべて未確認。出所をたどるとX投稿に収束するため、業務計画の前提にしない
実務としての結論は「待たない」です。Grok 4.5 は第三者評価で Intelligence Index 54、1タスク$0.35という位置づけで、コスト面では十分に選択肢に入ります。まずは自社の実データで小さく検証し、運用の型を作っておくこと。そうすれば Grok 5 が出た日に、すぐ乗り換えの判断ができます。
本記事は Grok 5 が正式発表され次第、同じURLで内容を更新します。AI導入の進め方について具体的にご相談されたい方は、下記からお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Grok 5はいつ出ますか?
2026年7月27日時点で公式のリリース日は発表されていません。当初は2025年内、その後2026年Q1、さらにQ2と想定時期が移動しましたが、いずれも実現していません。xAIの公式開発者ドキュメントにもGrok 5の記載はない状態です。
今使えるGrokの最新モデルは何ですか?
Grok 4.5です。2026年7月8日に発表され、翌日に一般公開されました。コンテキスト長は50万トークン、API料金は20万トークン未満のプロンプトで入力2ドル・出力6ドル(100万トークンあたり)、知識カットオフは2026年2月1日です。
Grok 5の6兆パラメータという話は本当ですか?
公式には確認されていません。約6兆パラメータのMoE構成、150万トークンのコンテキスト、音声・動画のネイティブ対応といった仕様が海外メディアで繰り返し引用されていますが、出所をたどるとイーロン・マスク氏のX投稿に収束します。xAI公式のモデルカードやプレスリリースでの確認は取れていません。
Grok 5を待つべきですか、今のモデルで進めるべきですか?
まだAIを業務に入れていないなら、今の世代で始めることをおすすめします。Grok 4からGrok 5までの空白は2026年7月27日時点ですでに383日で、過去のメジャーバージョン間隔の最長記録である285日を大きく超えています。また直近の予告はGrok 5ではなくGrok 4.6と4.7であり、当面は小数点バージョンの更新が続く見込みです。
Grok 4.5は他社モデルと比べてどうですか?
第三者評価機関Artificial AnalysisのIntelligence Indexでは54点で、Claude Opus 5(max)の61点、GPT-5.6 Sol(max)の59点には届きません。一方で1タスクあたりのコストは0.35ドルと上位陣の中で最も安く、コスト効率では優位です。ただし出力速度は58.3トークン毎秒で中央値の73を下回るため、応答の速さが重要な用途では確認が必要です。